悪神信仰のある秘密結社。その実態は悪魔によって作られた組織で名称は時代とともに変わり、また特定の名称でもない。
組織としての目的は世界の掌握だが、バアルにとっては『神堕とし』が目的。
古くから世界中に影響を及ぼし、アンダーワールドや外宇宙とのつながりもある。
魔法や能力なども『あの日』以前から手中に収めている。
構成員は人外も多くいるが、大半は人間で構成されていて、さまざまな組織に潜入している。有名なあの人も実はメンバー、みたいな。
『よくわかる！秘密結社イルミナティ』
かなり昔から世界中で暗躍してきた秘密結社。名前が比較的有名なくせに秘密結社。
全盛期とはいかないものの現在もかなりの規模の組織であり、世界の裏で暗躍している。
様々な者の思惑が混在しているとても一枚岩と言える組織ではないが、日本以外では未だに大きな影響力を誇っている。
基本的に内部組織としていくつか区分されており、海底人やら宇宙人やら、はたまた魔族まで多種多様な者が所属している。
・イルミナティ総会
世界中の重鎮が所属するイルミナティの中心。
イルミナティの運営、決定権などは名目上ここに集約されており、直接集まることはほとんどないが、たびたび会議が開かれる。
ほとんどの者は現在の神を堕とし、自分たちが新たな神になろうとするために組織に所属している。
ただ有能な者が多いわけでなく、ここでの意見は実際組織の行く先を決めることはあまりない。
スポンサーとしての役割が強いため、トップは存在しないがまとめ役としての統括指令という役職でイルミナＰが任されている。
・イルミナティ科学班
イルミナティのこれまで研究や蒐集してきた『技術』や『科学』はほとんどはここに集約される。
研究者としては最高レベルの人材がそろっており、本来科学で測ることのできない『魔法』や『異能』などもイルミナＰの開拓した技術と科学によってさらに発展させている。
そういった世界の表には出てこない『超科学』が日夜研究されている。
引きこもって研究に明け暮れる者がほとんどでコミュ症が多い。
研究班長はイルミナＰ。
・イルミナティ魔術結社
約４００人ほどの魔術師の集団であり、科学班とは違って『魔術』によってさまざまな研究をする組織。
自身の魔術の研さんに努める者も多く、事実上イルミナティの中心戦力と言っても過言ではない。
在籍するものはほぼ全員一流の魔術師であり、その頂点は『魔術』だけならばイルミナＰさえも凌駕する実力を持っている。
結社の長としては名目上イルミナＰが君臨しているが、基本イルミナＰは科学班の方にいるので実質組織を仕切っている者は別にいる。
・イルミナティ騎士兵団
現在25人の少数精鋭部隊であり、魔術結社が正統な戦力であるならば、こちらは異端の戦力。
一人一人が高い戦闘能力を有しており、実力が十位以内の者には序列が設けられており、一位は一人で魔術結社を相手取ることができるほどの実力者。
当然トップとして一位の兵団長が存在している。
イルミナティの中でも特に化物集団であり、イルミナＰでさえも自由に動かすことのできない集団。
インヴィディアもここに所属しているが、序列持ちではない。
・イルミナティ教会本部
表向きのイルミナティであり、カモフラージュとしての組織。
所属人数は他の組織と比べて一番多いが、裏の顔であるイルミナティの存在さえも知らない者も多い。
『教会本部』という呼び名はあくまで他のイルミナティ組織からの呼び名であり、表向きは別の名である。
組織としては結構ホワイトであり、福利厚生もしっかりしている。
『境界崩し』
世界を隔てる境界線そのものを取り払う儀式。
必要条件として『混沌とした世界』と『接点』が必要。
混沌とした世界によって境界があいまいになり、その上で『接点』としてその世界と深いかかわりを持った者が必要。
また世界の復元力によって境界をなくしてもすぐに再生してしまうので魔界と天界、両方の境界を同時に取り払ってバランスを保たなければならない。
『あの日』によって世界は混沌としているが、この儀式にはさらなる混沌が必要になる。
また世界内のあらゆる『境界』を無くしておくと、さらに成功確率は上がる。
智絵里たちではすでに魔界や天界とのつながりは途絶えているので『接点』にはなりえない。
ちなみに距離を隔てた『境界』といえるものならどんなものでも適応可能。
範囲、境界の強さなどによって膨大な魔力を必要とする儀式。
・カオススポット
境界崩しで重要となる混沌度が高い地点。
あの日以来不安定であるこの世界で戦争や災害によって混沌としている場所である。
憤怒の街は全国的にたびたび出現するカオススポットの中でも特に混沌度が高かった。
境界崩しの起点として利用でき、周囲に混沌を伝播させる場合もある。
関連設定
