2スレ目>>83~>>95


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森久保乃々は隠れていた。
逃げる、隠れるは彼女の得意分野。
息を潜め、気配を消し、周りの音に耳を済ませながら隠れている。

乃々「むーりぃー……」

そう彼女が言うのは、いつもの事である。

しかし、今彼女が巻き込まれてる状況はそう言いたくなるのも仕方ない。

だって……


宇宙人A「畜生!何故、ココがバレた!?誰か密告したのか!?」ババババッ

宇宙人B「クッ…狙撃兵がいるぞ!あのウサミン達に売る予定のプラズマバスターはあるな!?それで応戦しろ!?」ピチューン!ピチューン!

宇宙人C「あのウサミン共から連絡ねえし、そこからバレたんだろ!畜生!あのウサミン共使えねえな!」

椿「今回の異星人は手強いですね。詩織ちゃん。そっちから狙撃できる?」パンッ!バンッ!

詩織『………難しいわね。今、撃ったら死角にいかれたわ。あっちも相当訓練受けてるみたいね』

志保「それにしても、向こうはなんで私達が来るってわかってたんですか?準備が早いんですけど」ズダダダダダッ!!!

宇宙人達とGDFの交戦だ。


ここは町外れの廃墟。宇宙犯罪組織の隠れ家の一つである。
地球に潜伏している過激派のウサミン星人達と取引をしているのである。

GDFは前に捕らえたウサミン星人から、この場所を聞き出し、制圧しにきたのだ。

まあ、こんなの隠れ家は氷山の一角だ……

問題は………なんで森久保がいるのかってことだ。

遡る事、30分前。

乃々は、毎回多発する学校の部活勧誘の人間達から逃げ出していた。

彼女は、弱気でネガティブな発言をしてるのが目立つが、運動神経はそれなり高い。
故に彼女が通う学校の部活の人達は是非助っ人に!と彼女を勧誘しにくるのだ。

もちろん、彼女はそんな目立つ事や失敗とか嫌だから全力で逃げていた。……まあ、ナチュルスターの活動もあってだが。

普段はそんなしつこくないのだが、部活の大会が近い時期になると、部活の人達は是非うちに助っ人でいいからきてくれ!と。

だから、彼女はそれらから逃れる為に全力で逃げ、この倉庫の前まで来てしまったのだ。

運悪く、センサーに引っかかり警告音が響きわたった。
異変に気づいた乃々は、とっさに変身して、使われてなさそうな鉄の箱の中に隠れたのだ。

外へ出てきた武装した宇宙人が、周りを警戒してると、たまたま制圧作戦に来たGDFの隊員と遭遇。

そのまま交戦したのである。

運が悪いというか……なんというか……


乃々は思った。

このまま隠れてれば、あの人達がなんとかしてくれんじゃないのかと

自分が出ても被害が増えて、邪魔になるだけだし、訴えられちゃうんじゃないかと。

なら、このまま隠れてよう。そうすればいいんだ。




 


---本当にそれでいいんですか?…

だけど

---確かに…それが1番なんですけど……

思い浮かべるは、自分の友達の悲しそうな顔。

---ほんの……少しだけ、頑張ってみます……


 

 

椿「まずいよ。押され始めてきちゃってます!」

志保「弾がきれました!!」

詩織『っ!!今、私もそっち行くわ!それまで持ちこたえて!!』

その時だった。

突然、近くの鉄の箱から大量の海水が溢れ出したのだ。

GDFも宇宙人達もなんだ!?と動きを止め、そちらを見た。

乃々「海よ!」

乃々「悪しき心を持つ邪悪な意志に立ち向かう」

乃々「自然を愛する優しき乙女に力を!」

乃々「全てを包み込み、安らぎを与える海!ナチュルマリン!!」

大量の海水を引き連れて、ナチュルマリンが鉄の箱から飛び出し、宇宙人とGDFの間に割って入った。

志保「あれは……」

詩織『知ってるの?志保』

志保「歩く自然災害で有名なナチュルスター……彼女達が戦った場所は建物の被害が多く、自然に溢れてるっているんです。始めてみました」

椿「え?ヒーローですよね?異名が怖いよ?」

乃々「ふ…風評被害なんですけど……確かに、建物壊しちゃったりしたんですけど…ワザとじゃないんですけど…」

GDF「「「(((事実なんだ……)))」」」

宇宙人A「えっ、ええいっ!!ヒーローまで来やがったか!?逃げるぞ!?」

宇宙人B「流石にヒーローまで来たら厄介だな…」

宇宙人C「逃げるんだよおぉぉぉぉ!!!」

乃々「それは………」

大量の海水が上空に飛び上がり

乃々「むーりぃーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

宇宙人達を取り押さえるように降り注いだ。

 

 

詩織「……っで、異星人たちをその水で気絶させて確保はできたけど、こっちにも飛び散った水が思いっきりかかったわけね」

離れた場所から椿達に合流した詩織は溜息をはきながら辺りの惨状を見た。

椿「そうなんですよ……カメラもダメになっちゃった……。コレってナチュルスターに請求できますか?」ショボーン

志保「難しいんじゃないですか?それにカメラは経費で出ないかなーって」

ビショビショに濡れた二人は、目隠しと猿轡をされた気絶してる宇宙人を一ヶ所に集めながら、そう言った。

詩織「それで司令は?」

椿「一先ず待機だって……」ショボーン

志保「ナチュルマリンもいつの間にかいないし、今日はついてないな」

椿「………ナチュルマリンを見つけたら、カメラ代請求してもらわないと……ふふふ」

詩織「椿さん。顔がちょっと怖いわよ?彼女だって悪気はなかったみたいだし」

志保「にしても……この異星人達。種類がバラバラなのに、動きは統一されてて、まるで訓練されてるみたいですね」

何か大きい組織がこの地球に来てるのではないか?そう彼女達は感じた。

だが、その脅威から地球を守るのが彼女たちの仕事だ。

頑張れGDF!負けるなGDF!!

君たちなら地球を守れる!!


そして、森久保からカメラ代を払ってもらうんだ!!!

乃々「むーーーーりぃーーーーー!!!!!」

終わり