とあるカフェ。そこに歩く自然災害な三人はいた。
三人はこのカフェの名物「はぴはぴ☆パフェ」を食べながら、雑談している。
ほたる「と、巴ちゃん。大丈夫?」
巴「大丈夫じゃ…。ただ、親父のワガママにはうんざりじゃけえ……」
乃々「私なら写真を取られるなんて…むーりぃー………」
巴「……今回ばかしは乃々の意見に同意するのう….」
約一名。凄い疲れ切った顔をしているが…
ほたる「け、けど、私達の活動許してもらってよかったじゃないですか?監視の人達もいなくなったし…」
巴「確かに良かったんじゃが……お陰で頭がいたいのう」
そう。ここに来る前に三人は、村上組の屋敷に行き、ナチュルスターの事を巴の父親に話に行ったのだ。
結果は、許して貰ったのだが……
--------回想--------
バカ親父「なにぃ……巴がヒーローじゃと……最高じゃけんのう!!いいぞいいぞ許すのう!存分にやって来い!!」
ダメ親父「だから、巴!ワシにその姿の写真を取らせてくれェ!!お前ら今すぐカメラ持って来い!!ビデオも回せェ!!!ファンクラブの用意もするんじゃぁぁぁぁ!!!」
アホ親父「ついでに決め台詞も可愛く言って………ああぁあ!!巴!!何処へ行くんじゃぁぁ!!戻って来てくれェ!!一回だけ…一回だけでいいからぁぁぁ!!!頼むじゃけぇぇぇぇ!!!!」
--------終了--------
乃々「あ…あれは私じゃなくても、無理です……」
巴「うちの事にならなければ、威厳あるんじゃがのう…」
ほたる「け、けど、いいお父さんじゃないですか」
っと、案の定、組長が暴走を起こしてしまい、頭を抱えていたのだ。
まあ、なんだかんだ言いながら巴は言われた通りやったのだから、良い子である。
ただ、乃々とほたるの前でやったのだから恥ずかしいのなんの……
??「あら?村上さん?」
そこに一人の女性が声をかけて来た。
巴「あ、川島先生」
瑞樹「お友達とお出かけ?わかるわ。私も若い頃よくやってたもの」
川島瑞樹は微笑んだ。村上巴が通う中学校で教師をやっている彼女は生徒たちから評判はよく言われている。
だから、誰も気づいてはいない。現在、彼女の精神は嫉妬を司る悪魔レヴィアタンに支配されているのを……
悪魔の気配を消し、本物の川島瑞樹の記憶を一方的に読み取り、周りに不信を抱かれないように溶け込んでいるのだ。
瑞樹「けど、学校がお休みだからといってこんな時間まで居ちゃダメよ?若いうちから遊びたいのはわかるけど最近物騒なのよ?わかるわね?」
巴「わかっとる。そろそろ行こうと思うてたしのう」
瑞樹「それならいいのよ?じゃあ、余り遅くなっちゃダメよ。それじゃあ、お友達もさようなら」ニコッ
ほたる「あ、はい。さようなら」ペコリ
乃々「は、はい…」ペコッ
そう言うと川島瑞樹は会計を済ませ、外に出て行った。
--------
瑞樹「うふふ。そう、あの男の部下が動き出したのね。わかるわ」
場所は変わり、川島瑞樹の部屋。彼女は一匹の蛇に話しかけていた。
瑞樹「果たして、私を止められるかしら?」
蛇のような不気味な笑みを浮かべながら、彼女は嗤う。
「もっと妬ましく、憎いあいつらの希望。魔王の娘に、龍帝の娘。
貴様らの父親達に迫害されたモノは、魔族と龍族の希望を根絶やしにする為に、努力を、策略をおしまなかった。
そして、奪い取った嫉妬の証とレヴィアタンの名前。
私はもう少し待てば、やっと私は念願を果たせるわ。
奴らの希望を刈り取る事を…貴様らの死を……」
わ か る わ よ ね ?
身も毛もよだつ不気味な声で嗤う。笑う。ワラウ。
---まずは、あのカースを使おう。---まずは、誰からちょっかいをかけよう。ゆっくり、じっくり、蛇が獲物を消化するように……
また、ゆっくりと這い寄って行く……
終わり
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