世界情勢と主要国家


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2014/1/6 ワールドセクションからページ分割



大戦の時代における世界のすがた


皮肉なことに、フィーンドという天敵が現れたことによって、世界恐慌を主因とする国際的摩擦は大きく緩和された。
ごく最初期には陰謀を疑う論調もあったが、各国やその植民地が無差別な襲撃を受ければ、同じ人類を疑っている場合ではないことはすぐに分かった。
結託した世界各国は、国際連盟を軍事力を持つ 「人類連合」 に改組し、統合された戦力によってフィーンド殲滅を目指している。
しかしフィーンドの攻撃で壊滅した国家も多く、特にアフリカに関してはほぼ大陸ごと制圧されているため、戦力が不足することも。

フィーンドの影響で飛躍的に技術力が上昇し各国の交流も盛んとなったこの世界では、軍事面はもとより民生部門の技術も一部は昭和後半レベルに達している。
後述する瑞穂皇国を例に取ると、富裕な家には高度な電化製品――特にテレビジョンなど――が置かれていると言った具合に。
だがそれはごく一部の話で、中流以下の庶民の生活は未だに古めかしく、垢抜けない雰囲気を色濃く漂わせている。


主要各国


『瑞穂皇国』

瑞穂皇国は、中世から近世にかけて盛んだった武士の気風が今なお残るユーラシア極東の島国。大日本帝国に相当。
空軍がなく、陸海軍それぞれに航空部隊が存在する。かつてほど両軍の関係は険悪ではないが、却って指揮系統が混乱することを懸念し空軍の独立は行われていない。
スピードを活かし、伝統の瑞穂刀を模した武器で文字通りの〝格闘戦〟を挑む軽装飛行型セイバーユニットの実力は世界に知れ渡っている。
また東南アジアまで資源輸送レーンを通しており、その防衛のための戦力も充実。

『フランク連合』

かつての世界帝国の揺籃ロンバルディア公国、欧州の食料庫と呼ばれる農業国ゴール共和国、西岸のイベリア王国などの連合体。
イタリア、フランス、スペインなど西ヨーロッパ諸国に相当。
西欧にはゴールをはじめ開戦直後に致命的な打撃を受けた国が多く、実態としては亡命政府が大半を占める。
各国の技術力と残存国土でプリマス合衆国に次ぐ工業生産力を維持しているが、未だに緒戦の傷が癒えたわけではない。

『グロースクロイツ帝国』

フランク連合に加盟する一方、戦前から瑞穂皇国と独自の同盟関係を結ぶ欧州の盛国。帝政ドイツおよび第三帝国に相当。
前世紀からの帝政が未だに続きながらも、健全に議会の影響力が強まり、国情は安定している。
フィーンドの襲撃が少なかった分、綿密な戦術研究を行っており、飛行型と重戦車型セイバーユニットの開発に定評がある。

『アルビオン王国』

ユーラシア大陸の西に浮かび、瑞穂皇国と並び称される島国の雄。正式名称は「アルビオン及びエール連合王国」。イギリスに相当。
連邦国家として「マガラニカ連邦(オーストラリアに相当)」や「アルビオン領バーラト国(インドに相当)」を抱える。
海洋を挟んで暗黒大陸に面する連合軍の要であり、各国からセイバーユニット適合者が集結する。
こんな時だからこそ、ジョークとティータイムを忘れない剛の者。だからというわけでもないが、たまに冗談のような兵器を造ってしまう。
なお、連合軍と後述するプリマス合衆国の公用語はアルビオン語であり、高い通用性から世界で最も非母語話者が多い言語となっている。

『プリマス合衆国』

世界の縮図と言えるほど多様な人種、浅くも濃密な歴史、広大な版図を持つ北アメリカ大陸の強国。アメリカ合衆国に相当。
開戦以来、主戦場となったことがなく、豊富な資源と人材を連合軍に提供し、陸海空において最新技術を投入しながらもバランスのよい兵器を生産する。
その一方で超高高度偵察型や潜水セイバーなど、画期的なアイデアを実用化することにも長けている。

『ヴォルガ連邦』

東西にまたがる超巨大な国土を持つ、ユーラシア北方の巨人。ひとつの大国と無数の共和国の連邦である。ソヴィエト連邦に相当。
数十年前の革命で帝政ヴォルガが打破されて以来一党独裁が進んでいたが、開戦後は軍部の当局からの乖離が目立ち、その発言力を増している。
厳しい氷雪の大地を踏破する陸戦型や不凍港を守る空・海のセイバーを多数配備しており、全体として不要な部分を徹底的に割り切った設計のものが目立つ。
瑞穂皇国とは極東の利権を睨み合う仲だったが、現在では共同戦線を張る事も多い。

『華夏民主共和国』

かつて世界最大の人口と4000年の歴史を誇ったアジアの大国。中華民国に相当。
開戦直後にフィーンドの総攻撃を受け、壊滅。国土の大半を喪失し、多くの犠牲を払ってフィーンドの駆逐が進んだ今も、国土の巨大さが災いして混乱が著しい。
現在は難民が他国や瑞穂の保護下にある「麗島臨時政府」(台湾に相当)の下に押し寄せているほか、華僑と呼ばれる在外華夏人が対フィーンド関連事業に莫大な投資を行っている。

『暗黒大陸』

大戦の時代において、アフリカ大陸のことをこう呼ぶことがある。
真っ先にフィーンドの侵攻を受け、そして継続的に制圧されてしまったため、現在は内情がほとんど不明。
完全に人類の圏域内といえるのは、北東でユーラシアと接続しているアイギュプトス共和国(エジプト王国およびエジプト共和国に相当)のみ。
アイギュプトス共和国はスエズ運河の防衛および暗黒大陸内の偵察のために、前線基地としての役割を果たしている。
ヨーロッパのフィーンドが徐々に駆逐されつつある現在、最大の激戦地。


フィーンド大戦の経過


一時はユーラシア大陸までも完全制圧するかと思われていたフィーンドだが、セイバーユニットの投入以降は前線が押し返されつつある。
暗黒大陸においても、アラビア半島防衛に死力を尽くす、という状況から、アレクサンドリア軍港や旧リビアのトブルクを拠点に据える事が可能なまでになった。
だが華夏の領土の大半は未だに深刻な荒廃に苦しみ、欧州においてもゴール共和国・イベリア王国・ポルトゥス共和国(ポルトガルに相当)は首都機能を喪失。
特にジブラルタル海峡をフィーンドに抑えられていることの意味は大きく、新種の出現による敵の強大化もあって、予断を許さない状況と言える。
対する人類軍は暗黒大陸への進撃の足がかりとして重要なヨーロッパの平定を 『レコンキスタ計画』 として位置づけ、様々な作戦を練っているようだ。