番匠・改


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1941年に実戦投入された 瑞穂製のミドルクラス海戦セイバー「番匠」 に、 雷撃能力と対潜能力に重きを置いた強化 を施した機種。
初期の瑞穂機の特徴である「海中索敵能力の欠如」を更新されたソナーシステムである程度克服しつつ
より良質なコアの採用で機関部を強化し、基礎設計はほぼ同様ながら運用性が大きく向上。
また対潜用の噴進爆雷砲が標準装備に加わり、更に一部の適合者には思念誘導式魚雷「〇六兵器」が与えられている。
反面、水雷戦隊の中核機として運用可能な快速を保つため、艦砲のスケール・積載量は常識的な範囲内。

外見的には、管制塔と缶(かま)を兼ねた艦橋型背嚢に、腰部と肩部に固定した武装、底面の広いブーツ状の脚部とオーソドックス。
特殊なインナースーツではなく軍服の上からの装備を前提としているため、露出部分は比較的多いが、いわゆる露出度は低いほう。

【武装】
  • 単装速射砲
フランク連合で制式採用されているものに類似した携行式速射砲。62口径76mm砲に相当する性能とされているが、実際にはより小さい。
貫通用エフ=フィールドを纏うことによる初速の向上を鑑みれば、威力が匹敵する、という意味である。
事実、海上の中型フィーンドにも有効打を加えることが可能な破壊力を備え、速射能力は練度によるものの15~20発/分に達する。
ただし、フィールド貫通能力と精度面で同スケールで陸上用のものに若干劣っている。
取り回しは悪い部類だが、対空・対水上両用の高性能砲として活躍してくれる名器。

  • 噴進爆雷砲
両肩部フレームに1本ずつ接続された対潜迫撃砲。
アルビオンはじめ諸外国で既に同種の武器が用いられているが、これは輸入品ではなく瑞穂が以前から独自開発していたもの。
敵弾および潜水種の迎撃だけでなく、水上や低空から接近を試みるフィーンドへの牽制や味方の隙のカバーにも用いられる。

  • 九九式特装歩兵用魚雷
1939年当時から用いられている、セイバー運用向けに小型化された酸素魚雷。高威力で、航跡を生じることがない。
そもそもセイバー用魚雷は他の弾体同様、母機から離れて一定時間が経過するまでエフ=フィールドで包まれた状態になっている。
それが海中における水の抵抗を限りなく減少させ速度を大いに高め、炸裂時にも衝撃を逃がさないため、今なお海戦において魚雷は重要な兵器である。
番匠および番匠改の場合は発射管を太腿の装甲側面にマウントする形式になっており、使いきったら背嚢から残弾を取り出し、再補充する。

  • 思念誘導式魚雷「〇六兵器」
以前から用いられていた『甲標的』に更なる改良を加えた、皇国の最新兵器。主として腰に発射管が置かれる。
外観は少し大型化した九九式特装歩兵用魚雷といったところだが、空母型セイバーの艦載機のように思念操縦が可能。
フィーンド研究の成果として生み出された本兵装は、「コアが適合者を指揮管制を行う上位種と誤認する」現象を利用したものであり、
機械的に再現された思念通信システムによって、発射された魚雷はダイレクトに兵員の意志を反映して動く。
それに加え、炸薬の搭載量や力場の維持時間も二式以上。
海中を高速で動き回る潜水種や、弱点を捉え難い大型種に対する銀の弾丸と言える、瑞穂海軍の切り札だ。
軍部の期待も大きく、現時点で番匠改のほかに、潜水セイバーや一部の重雷装巡洋セイバー・新型駆逐セイバーに搭載例がある。

しかし、操作には深い集中が必要であり、その間は回避運動に割く余裕がどうしても少なくなってしまう扱いの難しさや、
ただでさえ安価とは言い難い魚雷の中でもトップクラスの高コスト故に、対応機種でも全機への装備は為されていない。
たったひとつの兵器で天を回らせ戦況を打開する、なんてことは、なかなか出来ないのだ。