456 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:02:21.74 ID:8BEWn1xJo
葉子「……まだ二人の動向が分かってません!」
マミ「でも、分かってからじゃ手遅れになる事も……!」
葉子「……」
葉子「虻ちゃんっ!」
虻「ブーンッ!!」
……来たか。
葉子「中の様子はどう……!?」
虻「ブンブン!!」
―――
――
―
462 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:05:07.71 ID:8BEWn1xJo
―――
――
―
葉子「……」
……暁美も必死の様だ。
魔力を浪費しながら、自分について来る私の使い魔を焼き払い続けているらしい。
最早精度のある情報を、虻から提供出来なくなっている、との事。
葉子「……」
下4レス
465 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:06:10.01 ID:6OxQMME40
私が先頭にたち、超感覚で様子を見ながら進みます
これ以上は譲れません
471 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:07:47.22 ID:8BEWn1xJo
葉子「私が先頭に立ち、超感覚で様子を見ながら進みます!」
葉子「これ以上は譲れません……!」
マミ「……」
……行ってやるよ……。
あぁ、行ってやる……!
マミ「……それで充分よ」
マミ「じゃあ、行きましょう……!」
葉子「……はい……!」
―――
――
―
473 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:09:14.84 ID:8BEWn1xJo
━趣の魔女の結界━
葉子「――――――!!」
……思い出した。
……そして、忘れられる筈もない。
……こ、の結、界は……っ!
482 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:11:36.57 ID:8BEWn1xJo
―趣の魔女『蘭・卵・覧・乱♪』
―杏子『ふッ!』
―杏子『ザマぁないね!!』
―グジュルッ...!!
―杏子『な―――ッ!?』
―グジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ....!!
―ボトッ...ボトボトッ...グチャァ...
487 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:12:30.63 ID:8BEWn1xJo
葉子「ッ……!」
……アイツだ……!
ついに、アイツが出たんだ……!
……私がこの世界に墜ちる切っ掛けとなった
あの魔女が……!!!
493 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:13:59.69 ID:8BEWn1xJo
マミ「い、井上さん!?どうしたの……!?」
マミ「顔色が……!!」
葉子「っ……!」
……なんだ……!?
今更何の用だ……!?
あの魔女が……!
下4レス
496 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:14:36.03 ID:6OxQMME40
何でもありません。ちょっと緊張しただけです
…行きましょう
499 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:16:20.26 ID:8BEWn1xJo
葉子「……何でもありません」
葉子「ちょっと緊張しただけ……」
マミ「……汗、とまらないわ……?」
葉子「……」
……あぁ、止まるものか。
……だって、この魔女は……!
葉子「……行きましょう」
マミ「……えぇ……」
ゆま「……」
―――
――
ー
506 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:17:39.54 ID:8BEWn1xJo
―――
――
―
葉子「……」スタ..スタ...
マミ「……」スタ..スタ...
ゆま「……」トテテ...
……あの時は初めてだったから分からなかったが。
この結界には使い魔が居ない。
……トラップが発動されるまでは。
下1レスコンマ秒数判定「あ……!」→01~85
507 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:17:49.00 ID:dmNsPpL5o
ほい
519 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:19:40.49 ID:8BEWn1xJo
―――――――――――――
―――――――――――――
葉子「っあぐ……ッ!!」
マミ「―――!!」
……また、この痛、み……!
ゆま「よ、ヨーコ!?」
葉子「ぁ……ぐぅ……っ……!」
マミ「……」
521 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:20:43.01 ID:8BEWn1xJo
マミ「……っ!」ギュッ...
葉子「……!」
……また手を握ってきた、か……。
マミ「……大丈夫……!」
マミ「大丈夫よ……!拒んだりはしない……!」
葉子「……」
あぁ。
昨日の続きか……。
下4レス
525 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:21:25.95 ID:9Soue1feo
分かりました…マミさんを信じます。
今は先を急ぎましょう。
531 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:23:52.79 ID:8BEWn1xJo
……けれど、このまま解放したら……。
……きっと、私はまた……。
葉子「……分かりました」
葉子「マミさん……信じてますからね……?」
マミ「……えぇ!」
ゆま「よかったね!ヨーコ!」
葉子「……じゃあ、今は先に――」
「――貴女達が来る必要は無いわ」
538 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:25:54.44 ID:8BEWn1xJo
葉子「――!」
マミ「な……!」
ゆま「ひっ……!」ビクッ
……感情を見せない、冷徹な声色。
そいつは、目的以外の為なら全てを犠牲にする
時の迷子にして愚か者。
……彼女こそが……。
546 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:27:30.62 ID:8BEWn1xJo
ほむら「……ここの魔女は私が狩る」
……。
葉子「……」
マミ「……」
葉子「……」
ほむら「……」
マミ「……そう……」
……あ……!
マミ「貴女も、そう言う人間なのね……」
不味い……!!
ほむら「……」ファサァ...
下4レス
550 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:28:16.82 ID:dmNsPpL5o
マミさんを止めつつ、ほむらに現状の説明を求める
557 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:30:30.07 ID:8BEWn1xJo
葉子「マミさん!」
マミ「!?」
葉子「……ここは私が……」
マミ「……」
マミ「……えぇ……」
葉子「……」
ほむら「……」
葉子「……」
……さぁ、事情を説明してもらおうか。
暁美ほむらよ。
ほむら「……」
ほむら「……知る必要のない事よ」
ほむら「その前に、貴女達は引き返す必要がある」
葉子「……」
562 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:32:01.62 ID:8BEWn1xJo
……そうだ……そうだったな……。
こいつは何時も何時もコレだ。
ロクに情報を渡さない代わりに、自分の話だけを聞けと押し付けてくる……!
……暁美とは、そう言う奴だったな……!
1・言う通りにする
2・食い下がる
3・自由安価
下4レス
566 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:32:42.07 ID:dmNsPpL5o
私達は、2人を助けたいだけなんです! ちゃんと説明してくれないと、わからないです
576 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:34:58.87 ID:8BEWn1xJo
葉子「二人を助けたいだけなんです!」
ほむら「……」
葉子「ちゃんと説明してくれないと、わかりません……!」
ほむら「……」
……あぁ、助けてやる。
……生け捕りにして、嬲ってやる為に……!
ほむら「……なら、尚更身を引く事ね」
ほむら「寧ろ、貴女では無理ね」
葉子「……っ」
下1レスコンマ秒数判定「マミさん」→01~50
577 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:35:09.89 ID:dmNsPpL5o
ほい
583 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:36:02.98 ID:8BEWn1xJo
マミ「……」ギリッ...
ほむら「……」
……巴は黙っている。
……が、キレるのも時間の問題だろう。
ほむら「……で、どうするの?」
ほむら「今ここで帰るの?」
ほむら「出来れば貴女達とは戦いたくないのだけれど」
下4レス
587 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:37:12.98 ID:6OxQMME40
私も戦いたくない。君を信用できる材料をくれ
593 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:39:29.91 ID:8BEWn1xJo
葉子「私も戦いたくない……!」
葉子「だから、君を信用出来る情報が欲しい……!」
ほむら「……」
ほむら「……繰り返すわ」
ほむら「本当に彼女達を助けたいのなら、今すぐに引き返しなさい」
……。
ほむら「……もう一刻の猶予も無い」
ほむら「それでも帰らないと言うのなら」
ほむら「――実力行使せざるを得なくなる」
マミ「……」ギリ...!!
ほむら「……」
ゆま「……っ」ビクビク
葉子「……」
下1レスコンマ秒数判定「マミさんブチギレ」→01~60
594 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:39:34.06 ID:dmNsPpL5o
ほい
605 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:41:06.27 ID:8BEWn1xJo
マミ「……いじめられっ子の発想ね……!」
葉子「っ!!」
ゆま「ま、マミおねえちゃん……!?」
マズい……!
巴がキレた……!
ほむら「……」
613 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:44:01.01 ID:8BEWn1xJo
マミ「貴女、鹿目さん達を助けたいと言ったわね?」
ほむら「……えぇ」
マミ「……」
マミ「……よくもそんな口が利けたものね?」
マミ「本当の目的は、別にあるのでしょう?」
ほむら「……」
ほむら「……彼女達の救出」
ほむら「それ以上は望まないわ」
マミ「……ふぅん……」
ほむら「……」
マミ「……嘘ばっかり」
ほむら「っ……」
葉子「……」
ゆま「……ぅぅ……っ……」
1・マミを落ち着かせる
2・下手に触るとこちらもマズいので、喋らせておく
3・自由安価
下4レス
615 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:44:31.60 ID:9Soue1feo
1 マミさん落ち着いて…ゆまが怖がってます。
624 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:47:04.98 ID:8BEWn1xJo
葉子「落ち着いてください……!」
葉子「ゆまも怖がって……!」
マミ「大丈夫よ、私は落ち着いているわ」
葉子「……っ」
……馬鹿……!!
マミ「……どうせこんな事でしょう?」
マミ「彼女達を使い魔の餌にする」
ほむら「……!」
マミ「そうしたら、魔女がもう一匹増えるものね……?」
ほむら「……違う……!私はそんな事っ……!」
マミ「……」
マミ「大方、こう言う事かしら?」
ほむら「な、何……?」
マミ「……」
632 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:48:39.10 ID:8BEWn1xJo
マミ「……あの銀髪の子と結託して、魔女を育成する……と」
ほむら「ち、ちがっ……!」
マミ「最早その業【カルマ】」
マミ「魔女とは大差ないのではなくて――!?」
―シュルルッ...!!
635 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:49:52.08 ID:8BEWn1xJo
―ギチィ...ッ...!!
ほむら「くっ……!!」
……巴に縛られた。
良い気味かもしれない。
マミ「……行きましょう、井上さん」
ゆま「……」
マミ「二人を助けに」
葉子「……」
下4レス
639 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:50:34.22 ID:Ah5Kz7ep0
行くかどうかは 吐かせてからな
652 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:53:22.52 ID:8BEWn1xJo
葉子「……吐かせてからにしませんか……?」
葉子「コイツの情報を……」
マミ「けれど、吐く見込みが無いもの……」
マミ「だから、こうするしかないわ」
ゆま「……っ」
ほむら「……馬鹿……!こんな場合じゃないのに……っ……!」
ほむら「早くしないと……まどかが……!美樹さやかが……!」
マミ「安心して頂戴」
マミ「二人は私達が助けるわ」
マミ「戻ってくる頃には、そのリボンも解けていることでしょうね」
ほむら「くっ……!」
葉子「……」
1・奥へ進む
2・ゆまと共にここに残り、巴マミを先に行かせる
3・ゆまを巴マミに預け、自分が奥へ進む
4・全員でこのまま引き返す。
5・自由安価
下4レス
656 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:54:16.46 ID:z0QfmE7m0
1
662 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:55:28.36 ID:8BEWn1xJo
葉子「……行きましょう、マミさん」
マミ「えぇ、そうね……」
マミ「もう、コイツに用はない」
ゆま「……」
―スタ...スタ...
ほむら「っ……待っ……!」
―ギチィッ...!!
ほむら「ぁぐ……っ!!」
……。
669 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:57:01.47 ID:8BEWn1xJo
葉子「……」ジッ...
マミ「……」スタ...スタ...
……暁美もそうだが、巴も変わらず……か。
マミ「……どうしたの?」
葉子「……いえ」
マミ「……?」
……敵と見なせば、容赦なく言葉の毒を浴びせ尽くす。
そして何時かは、心と体を穿つ。
……巴マミとは、そう言う奴なんだ。
葉子「……」スタ...スタ...
673 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 02:58:17.32 ID:8BEWn1xJo
━結界最深部前━
マミ「……着いたわ」
葉子「……」
ゆま「……っ」ブルブル
……久方ぶり、だな。
あの魔女とのご対面だ。
……感慨深いと言うか
憎しみがこみあげてくる、と言うか……。
マミ「……覚悟は良い……?」
葉子「……」
1・はい
2・いいえ
下4レス
677 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 02:59:06.15 ID:qvpHC2SZo
1
682 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:00:21.16 ID:8BEWn1xJo
葉子「……はい……!」
マミ「……」
ゆま「……」
マミ「……じゃあ……行くわ……!」
葉子「……はい……!」
……そして、扉に手をかける。
―ギィィィ...
……ゆっくりと開く。
そこには……。
下1レスコンマ秒数判定「!!!」→01~80
683 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:00:22.74 ID:dmNsPpL5o
ほい
691 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:01:03.79 ID:8BEWn1xJo
━趣の魔女の結界最深部━
……私でも一瞬、目を疑った。
699 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:03:01.05 ID:8BEWn1xJo
―四肢が血に塗れた、神名あすみ。
あすみ「……」ニタァ...!!
―荒れ狂う魔女
趣の魔女「技巍々ぎ義義ぃいいいいい!!!」
―そしてそれを翻弄する……。
―蒼い騎士の様な衣装を身に纏う少女。
712 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:06:09.95 ID:8BEWn1xJo
さやか「――――――――――ッ!!」
―バシュゥゥゥッ!!
……。
―バシュバシュバシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!
趣の魔女「――――――――――――――――!?」
目にもとまらぬ速さで、奴の血液を断ち切ってく。
剣閃が迸る。
720 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:07:47.17 ID:8BEWn1xJo
さやか「これで――――」
ありったけの魔力を刀身に纏い
剣の蒼く輝かせ……。
さやか「トドメだぁあああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
―バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!
趣の魔女「――――――-------------------……」
―コロン...
727 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:09:04.50 ID:8BEWn1xJo
―ギュオォォォォォン...
さやか「……」パシッ
葉子「……」
マミ「……」
ゆま「……」
まどか「……さやか、ちゃん……」
あすみ「さやかお姉ちゃん……っ」
さやか「……」
……。
下4レス
731 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:09:54.36 ID:rZ/M5Nfto
マミに意見を仰ぐ
740 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:11:35.18 ID:8BEWn1xJo
葉子「……マミさん……」
マミ「……」
ゆま「……」
マミ「……」
マミ「……美樹さん……」
さやか「……」ギロッ...
マミ「……!」
さやか「……」
さやか「……今更何の用ですか……?」
マミ「……っ……」
……あぁ、これは……。
746 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:13:07.27 ID:8BEWn1xJo
さやか「……あすみちゃん、こんな強い魔女をやっつける為に」
さやか「1人で頑張ってきたんだよ……?」
さやか「……なのに、お前等は……っ」
さやか「……あすみちゃんを見殺しにして」
さやか「この魔女を横取りするつもりだったんだろ!?」
……あぁ……もう……!
753 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:14:43.09 ID:8BEWn1xJo
マミ「ち、違う……!そんなつもりじゃ……!」
さやか「どの口が言うの……!?」
マミ「っ……」
さやか「……あすみちゃん、ひどい怪我だったんだよ……?」
さやか「私達を守る為に戦って、それで……」
さやか「……血だらけになって……!!」
マミ「……っ……」
……ご苦労な事だ。
759 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:16:21.65 ID:8BEWn1xJo
さやか「……だから、あたし決めたんだ……!」
さやか「あんた達とは違う魔法少女になる……!」
さやか「まどかも、あすみちゃんも、仁美も、恭介も……!」
さやか「皆この手で守るって……!!」
葉子「……」
……それが貴様の願いか。
764 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:17:30.46 ID:8BEWn1xJo
ほむら「っ……!」タタッ...
葉子「……」
……ほう。
暁美まで来たか。
それに加えて……。
キリカ「……あぁ、これは酷い状態だ」
……呉キリカも……。
776 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:19:47.09 ID:8BEWn1xJo
ほむら「……遅かった……っ……!!」
……歯ぎしりする暁美。
葉子「……」
……さぁ、私はどうしてくれようか。
さやか「……ふん、アンタも遅かったじゃない」
さやか「ココの魔女はあたしが狩ってやったわよ」
さやか「……あたしはアンタ等とは違うのよ……!」
ほむら「……くっ……」
……堪えろ。私。
下4レス
780 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:20:34.05 ID:dmNsPpL5o
マミさんに、2人とも無事でしたけど、間に合いませんでしたね・・・残念ですが、敵視される前に帰りましょう・・・
787 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:22:10.79 ID:8BEWn1xJo
葉子「……二人とも無事でしたけど、間に合いませんでしたね……」
マミ「……」
葉子「残念ですけど、敵視される前に……」
ゆま「っ……」
マミ「……えぇ……そうね……」
葉子「……」
ほむら「……」ワナワナ
キリカ「……」
……ハハ……!
暁美が震えている……!
ざまあない……!
ほむら「……貴女達の所為よ……!」
……うん?
796 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:23:58.18 ID:8BEWn1xJo
ほむら「……貴女達が話を聞いてくれさえすれば」
ほむら「こんな事に……っ……!」
……?
ほむら「……貴女達さえ関わらなければ!」
ほむら「彼女がこんな世界に足を踏み込まない"未来"が待っていたのに……!!」
……?
下4レス
800 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:24:52.29 ID:dmNsPpL5o
何ってるんですか・・・私達が助けに行こうとしたのを邪魔したのは貴方じゃないですか・・・
815 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:27:44.09 ID:8BEWn1xJo
葉子「……何言ってるんですか……!」
ほむら「……」
葉子「私達が助けに行こうとしたの、邪魔したの貴女じゃないですか……!」
ほむら「邪魔なんてしてない……!」
ほむら「あの子達を助ける為には、あぁするしか……!」
キリカ「まぁ、私としても非常に残念だ」
キリカ「いくら手の内を明かさないにしても、要領と言う物が有る」
ほむら「……ッ」ギリィ...!!
ほむら「お前……は……ッ……!!」
さやか「――あのさ」
830 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:32:05.50 ID:8BEWn1xJo
ほむら「っ……!」
キリカ「……何かな?青二才」
……それは男性に使う言葉だ。
……皮肉か?
さやか「……あたしの未来……?ははっ……!」
さやか「……余計なお世話よ……!」
キリカ「……」
さやか「……」
845 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:35:17.20 ID:8BEWn1xJo
さやか「……あんた達なんかじゃない」
さやか「あたしが選んだ未来なんだ……!」
……ほう。
まどか「さやかちゃん……っ」
あすみ「……っ……」ポロポロ
さやか「……私の手で、皆を守る……!」
さやか「これは紛れも無い、あたしが選んだ、掴んだ未来なんだ……!」
さやか「それを、あんた達みたいな偽善者に」
さやか「偽善者にだってなれない奴等が」
さやか「あたしにとやかく言う筋合いは無いんだから!!」
854 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:37:02.47 ID:8BEWn1xJo
ほむら「っ……」
マミ「……美樹、さん……」
ゆま「……」
キリカ「……」
まどか「……っ」
あすみ「……っ」ポロポロ...
葉子「……」
860 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:38:24.07 ID:8BEWn1xJo
……言ったな……?
葉子「……」ニィ...
……『自分で掴んだ、選んだ未来だ』
そう誓ったな?
葉子「……」ニタァァ...
……ならばその言葉、覚えとくとしよう。
……貴様の絶望の土産として……!
葉子「……」ニタァァァァァァ...!!
―――
――
―
873 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:42:08.61 ID:8BEWn1xJo
━道中・夜━
マミ「……」
ゆま「……」
葉子「……」
……帰り道。
言葉も無く。
……あれから美樹は、あすみと鹿目を連れて去ってた。
暁美等もそそくさとその場から退去。
……鹿目はまだ契約していない。
葉子「……」
……そう言えば腹減ったなぁ……。
下4レス
877 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:42:51.43 ID:+HESnuv0o
ゆま、何か食べたいものはあるかい?
884 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:44:16.14 ID:8BEWn1xJo
葉子「……何か食べたいものある……?」
ゆま「……」
マミ「……」
ゆま「……ゆま、食欲ない……」
マミ「……ちゃんと食べなきゃだめよ……」
マミ「じゃないと、大きくなれないわよ……?」
ゆま「だって……、食べたくないもん……!」
マミ「……」
下4レス
887 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:44:57.32 ID:9Soue1feo
気分を変えるために回らない寿司屋で豪勢な食事
909 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:52:25.26 ID:8BEWn1xJo
葉子「……じゃあ豪勢な食事で!」
葉子「ほら!気分を変える為に……ね?」
葉子「例えば回らないお寿司屋さんとか!」
マミ「えぇっ……」
ゆま「……」
葉子「……」
マミ「……」
ゆま「……」
葉子「……」
……反応が悪い、か。
下4レス
913 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 03:53:17.26 ID:6OxQMME40
マミに食事をどうするか聞く
927 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 03:59:59.35 ID:8BEWn1xJo
葉子「……マミさんはどうするんですか……?」
葉子「……食事……」
マミ「……」
マミ「……ごめんなさい」
マミ「私も食欲なくて……」
葉子「……」
……どいつもこいつも面倒だな……。
ムカつかせるのが非常に上手い。
マミ「……井上さん」
葉子「はい……?」
マミ「……」
932 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:04:01.05 ID:8BEWn1xJo
マミ「……ごめんなさい……」
葉子「……?」
……何だ、急に。
マミ「……イレギュラーの子を拘束した時の事……」
葉子「え……?」
……意外だな。
その事でか。
947 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:09:16.92 ID:8BEWn1xJo
マミ「私ね……怖かったの……」
葉子「……」
……ほう。
マミ「……あの子、何を考えているのか分からなくて……」
マミ「それで私……どうかしてて……!」
言い訳か。
惨めだな。
マミ「……けど……もし、あの時あの子の言う通りにしていれば」
マミ「美樹さんの契約も無かったのかな……って」
……。
951 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:12:32.73 ID:8BEWn1xJo
……さぁ、何を言ってやろうか。
根本は変わらない、この愚か者に……。
下4レス
955 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 04:13:22.44 ID:dmNsPpL5o
正直ちょっとショックでした・・・でも、あれくらいでマミさんの事嫌いになんてなりませんよ
だって・・・マミさんを信じてますから!
963 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:19:18.30 ID:8BEWn1xJo
葉子「……正直言って、ちょっとショックでした……」
マミ「……そう……よね……」
葉子「……はい……」
マミ「……っ」
ゆま「……」
葉子「……でも、マミさんの事……」
葉子「……あれぐらいで、嫌いになんてなりませんよ……」
マミ「……」
……アレよりも、もっと酷い面を見ているからな。
アレじゃあ大したことは無い。
968 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:26:13.93 ID:8BEWn1xJo
マミ「……気を遣ってくれなくても良いわよ……」
マミ「嫌いになってくれても、別に構わないわ……」
葉子「……」
葉子「……なりませんよ……」
マミ「……どうして?」
葉子「……」
葉子「……マミさん、信じてますから……」
マミ「……」
葉子「……」
マミ「……」
……あぁ、なんと手垢のついた表現か。
我ながら反吐が出る。
969 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 04:27:04.52 ID:dmNsPpL5o
ダメか・・・? 安価下
970 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:27:14.20 ID:8BEWn1xJo
マミ「……それは嬉しいけれど……」
マミ「……じゃあ、何を信じていると言うの?」
葉子「……」
マミ「……あまり信じれた人間じゃないわよ?」
マミ「今日みたいな事もあるし……ね」
……。
下4レス
974 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 04:29:08.89 ID:9Soue1feo
マミさんは私みたいに得体の知れない奴の事を「拒まない」って言ってくれたじゃないですか。
あの言葉だけは裏切られないと信じています。
982 名前: ◆L9VMHigN.k[sage saga] 投稿日:2013/01/21(月) 04:35:19.07 ID:8BEWn1xJo
葉子「……だってマミさん、私みたいな 得体の知れない のを『拒まない』って言ってくれました……!
マミ「……」
葉子「……あの言葉だけは裏切られないって……」
葉子「私、信じてます……」
マミ「……」
……さて、自己矛盾する気かな?
マミ「……」
最終更新:2013年05月04日 23:42