マドレーヌとすてきな家族

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--------------- *&bold(){マドレーヌとすてきな家族 - Madeline:Lost in Paris -(1999)} --------------- #image(すてきな家族1 002_0001.jpg) ---- 劇場未公開のテレビ映画として制作されたマドレーヌシリーズ初の長編作品。DICエンターテイメント制作。 ----  &bold(){ストーリー} ---- >ある日突然、両親に先立たれ、天涯孤独の身になってしまったマドレーヌ。 >いつもは元気一杯の彼女も、傍にいてくれる家族を失った悲しみを隠すことはできなかった。 >可哀想な彼女の身の上を思いやり、共に涙を流す子供たちを、ミス・クラベルは優しく慰める。 >「お互いに愛する心を持ち続ける限り、私たちはみんな家族なのだ」と、そう諭して……。 > >そんなある日のこと。長いこと行方をくらましていたマドレーヌの叔父ホーストがひょっこりと姿を現し、 >マドレーヌを引き取りたいと申し出てくる。新しい家族が出来たと喜ぶ一方、そのために寄宿舎を >出なくてはならなくなり、マドレーヌは後ろ髪を引かれる思いで旅立っていくのだった。 > >だがこの男、実はマドレーヌに遺された財産を狙って叔父を騙る真っ赤な偽者。 >異変に気がつくも時遅く、薄汚れたパリの裏町のレース店の地下室に監禁されたマドレーヌは、 >同じ境遇でさらわれてきて働かされている少女たちと協力して脱出を試みる。 > >一方、異変に気づいた寄宿舎の仲間とぺピートは、自分たちの手でマドレーヌを救うべく >手がかりを求めてパリ中を奔走するのだった。 > >果たして、マドレーヌの運命は……?! ---- //ある寒い冬の日。 //女の子たちは、カゼが長引いてまだ体調の思わしくないミス・クラベルを気遣い、 //朝9半時の散歩を止めてお家で大人しくすることにしました。 //雪が降り注ぎどんよりとした天気が覆う夜。女の子たちはベッドの中で、自分たちが病気で //床に着いた時、優しく見守って看病してくれる両親たちのことを思い思いに話します。 //けれど、マドレーヌは悲しみに沈んでいます。ある日突然、両親に先立たれ、マドレーヌは //身寄りの無い独りぼっちのみなしごになってしまったのです。彼女の身の上を思いやり、 //涙を流して悲しむ女の子たちを、ミス・クラベルは優しく慰めます。 //「たとえ血の繋がりがなくても、お互いに愛する心を持ち続ける限り私たちはみんな家族なのだ」と、 //そう諭して……。 //マドレーヌはみんなの温かな心に支えられ、悲しみにめげず、持ち前の明るさを失わずに //元気に暮らすのでした。 //そんなある日のこと。長い間消息を絶っていたマドレーヌの叔父ホーストが寄宿舎を訪れました。 //新しい家族が出来たと喜ぶ彼女でしたが、新たな悲しみが訪れます。外国に住んでいる //叔父さんと暮らすため、寄宿舎を出ることになったのです。それも次の日の朝という //あまりにも突然の別れ。マドレーヌにとって寄宿舎の仲間はかけがえのない友であり、 //そしてもうひとつの家族。身を切られるように辛い、仲間たちとの別れ。 //それは、仲間たちにとっても同じでした。いつかきっと、必ずまた会いに来ることを約束し、 //マドレーヌは仲間たちと永遠の友情を誓い合います。 //そして翌日の朝。マドレーヌと叔父さんの乗った車は、寄宿舎を離れていくのでした。 //悲しみに暮れる仲間たちを残して……。 //ところが、実は叔父さんは、マドレーヌに残された財産を狙って現れた、真っ赤な偽者! //異変に気がついたのも時遅く、マドレーヌは裏町の一角にあるレース店の地下室に //閉じ込められてしまいます。そこには、彼女と同じ境遇でさらわれてきて、レース編みを //させられている少女たちがいました。マドレーヌは決して希望を捨てず、 //みんなと協力して脱出を試みます。 //一方、異変に気がついたぺピートと寄宿舎の仲間たちは、自分たちの手でマドレーヌを救うべく、 //翌朝。眼が覚めた女の子たちは、突然の別れの悲しみに沈んでいました。食事の時も歯磨きの時も、何も言えずにお互いに黙ったまま。マドレーヌは居たたまれない気持ちでうな垂れます。刻一刻と、別れの時が近づいてきます。そして、悲しみにくれる仲間たちを残して、マドレーヌとホースト叔父さんの乗ったタクシーは、屋敷を離れていくのでした。 //マドレーヌと仲間たちの活躍で悪党たちは逮捕され、捕われていた女の子たちも無事救い出されました。マドレーヌもみんなとの再会を果たし、喜びを胸にお屋敷に帰ります。2列になって散歩に出かけ、2列になってパンを食べ、2列になって歯を磨き、2列になってベッドへ入る……12人全員がそろってのいつもの平穏な日常が戻ってきたのです。 //翌日の朝。9時半の散歩に外に出たミス・クラベルは、後れて出てきた11人の女の子たちを見てビックリ!みんな、髪の毛の左側をバッサリと切り落としていたのです。それが、髪の毛を無残に刈り取られてしまったマドレーヌを思いやっての行動であることを察して、ミス・クラベルは、女の子たちの心優しさ、友情と絆の深さを暖かく褒め称えるのでした。 //月日は流れ。パリ市内に新しい女子寄宿学校が設立され、フィーフィーたち孤児の女の子はそこで寝食を共にしながら学ぶことになりました。マドレーヌのように、共に家族として過ごせる場所を、みんな、ようやく手に入れることができたのです。
---- *&bold(){マドレーヌとすてきな家族 - Madeline:Lost in Paris -(1999)} ---- #image(すてきな家族1 002_0001.jpg) ---- 劇場未公開のテレビ映画として制作されたマドレーヌシリーズ初の長編作品。DICエンターテイメント制作。 ---- &bold(){ストーリー} ---- >ある日突然、両親に先立たれ、天涯孤独の身になってしまったマドレーヌ。 >いつもは元気一杯の彼女も、傍にいてくれる家族を失った悲しみを隠すことはできなかった。 >可哀想な彼女の身の上を思いやり、共に涙を流す子供たちを、ミス・クラベルは優しく慰める。 >「お互いに愛する心を持ち続ける限り、私たちはみんな家族なのだ」と、そう諭して……。 > >そんなある日のこと。長いこと行方をくらましていたマドレーヌの叔父ホーストがひょっこりと姿を現し、 >マドレーヌを引き取りたいと申し出てくる。新しい家族が出来たと喜ぶ一方、そのために寄宿舎を >出なくてはならなくなり、マドレーヌは後ろ髪を引かれる思いで旅立っていくのだった。 > >だがこの男、実はマドレーヌに遺された財産を狙って叔父を騙る真っ赤な偽者。 >異変に気がつくも時遅く、薄汚れたパリの裏町のレース店の地下室に監禁されたマドレーヌは、 >同じ境遇でさらわれてきて働かされている少女たちと協力して脱出を試みる。 > >一方、異変に気づいた寄宿舎の仲間とぺピートは、自分たちの手でマドレーヌを救うべく >手がかりを求めてパリ中を奔走するのだった。 > >果たして、マドレーヌの運命は……?! ---- //ある寒い冬の日。 //女の子たちは、カゼが長引いてまだ体調の思わしくないミス・クラベルを気遣い、 //朝9半時の散歩を止めてお家で大人しくすることにしました。 //雪が降り注ぎどんよりとした天気が覆う夜。女の子たちはベッドの中で、自分たちが病気で //床に着いた時、優しく見守って看病してくれる両親たちのことを思い思いに話します。 //けれど、マドレーヌは悲しみに沈んでいます。ある日突然、両親に先立たれ、マドレーヌは //身寄りの無い独りぼっちのみなしごになってしまったのです。彼女の身の上を思いやり、 //涙を流して悲しむ女の子たちを、ミス・クラベルは優しく慰めます。 //「たとえ血の繋がりがなくても、お互いに愛する心を持ち続ける限り私たちはみんな家族なのだ」と、 //そう諭して……。 //マドレーヌはみんなの温かな心に支えられ、悲しみにめげず、持ち前の明るさを失わずに //元気に暮らすのでした。 //そんなある日のこと。長い間消息を絶っていたマドレーヌの叔父ホーストが寄宿舎を訪れました。 //新しい家族が出来たと喜ぶ彼女でしたが、新たな悲しみが訪れます。外国に住んでいる //叔父さんと暮らすため、寄宿舎を出ることになったのです。それも次の日の朝という //あまりにも突然の別れ。マドレーヌにとって寄宿舎の仲間はかけがえのない友であり、 //そしてもうひとつの家族。身を切られるように辛い、仲間たちとの別れ。 //それは、仲間たちにとっても同じでした。いつかきっと、必ずまた会いに来ることを約束し、 //マドレーヌは仲間たちと永遠の友情を誓い合います。 //そして翌日の朝。マドレーヌと叔父さんの乗った車は、寄宿舎を離れていくのでした。 //悲しみに暮れる仲間たちを残して……。 //ところが、実は叔父さんは、マドレーヌに残された財産を狙って現れた、真っ赤な偽者! //異変に気がついたのも時遅く、マドレーヌは裏町の一角にあるレース店の地下室に //閉じ込められてしまいます。そこには、彼女と同じ境遇でさらわれてきて、レース編みを //させられている少女たちがいました。マドレーヌは決して希望を捨てず、 //みんなと協力して脱出を試みます。 //一方、異変に気がついたぺピートと寄宿舎の仲間たちは、自分たちの手でマドレーヌを救うべく、 //翌朝。眼が覚めた女の子たちは、突然の別れの悲しみに沈んでいました。食事の時も歯磨きの時も、何も言えずにお互いに黙ったまま。マドレーヌは居たたまれない気持ちでうな垂れます。刻一刻と、別れの時が近づいてきます。そして、悲しみにくれる仲間たちを残して、マドレーヌとホースト叔父さんの乗ったタクシーは、屋敷を離れていくのでした。 //マドレーヌと仲間たちの活躍で悪党たちは逮捕され、捕われていた女の子たちも無事救い出されました。マドレーヌもみんなとの再会を果たし、喜びを胸にお屋敷に帰ります。2列になって散歩に出かけ、2列になってパンを食べ、2列になって歯を磨き、2列になってベッドへ入る……12人全員がそろってのいつもの平穏な日常が戻ってきたのです。 //翌日の朝。9時半の散歩に外に出たミス・クラベルは、後れて出てきた11人の女の子たちを見てビックリ!みんな、髪の毛の左側をバッサリと切り落としていたのです。それが、髪の毛を無残に刈り取られてしまったマドレーヌを思いやっての行動であることを察して、ミス・クラベルは、女の子たちの心優しさ、友情と絆の深さを暖かく褒め称えるのでした。 //月日は流れ。パリ市内に新しい女子寄宿学校が設立され、フィーフィーたち孤児の女の子はそこで寝食を共にしながら学ぶことになりました。マドレーヌのように、共に家族として過ごせる場所を、みんな、ようやく手に入れることができたのです。

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