初期セットアップ
個人的備忘録。
基礎中の基礎
以下はできるようにしておくこと。
- Linuxのディレクトリ構成を捉える
- コマンドラインの基礎
- cdコマンドでディレクトリを移動する
- pwdコマンドで自分が今居るディレクトリを確認する
- lsコマンドでディレクトリにあるファイルを確認する
- catコマンドでファイルの内容を表示する
- viエディタでファイル内容に変更を加える
- cpコマンドでファイルをコピーする
- rmコマンドでファイルを削除する
- mkdirコマンドで新たなディレクトリを作成する
- moreコマンドでファイル内容を閲覧する
- lessコマンドでファイル内容を閲覧する
- manコマンドで指定したコマンドの用法を調べる
- 基礎的な英語。。。
ネットワーク設定
CentOSでの設定となります。
まあ、概要はどのディストリビューションでも似たようなものなんじゃないかなぁ?
ネットワーク関連の設定
以下のコマンドを順番に実行
# cd /etc/sysconfig/network-scripts => "cd" : ディレクトリ移動
# pwd => "pwd" : 現在のディレクトリを確認
/etc/sysconfig/network-scripts
# ls => "ls" : 現在のディレクトリの内容を一覧表示
ifcfg-eth0 ifdown-ipv6 ifup ifup-plip ifup-wireless
ifcfg-eth1 ifdown-isdn ifup-aliases ifup-plusb init.ipv6-global
ifcfg-lo ifdown-post ifup-bnep ifup-post net.hotplug
ifdown ifdown-ppp ifup-eth ifup-ppp network-functions
ifdown-bnep ifdown-routes ifup-ippp ifup-routes network-functions-ipv6
ifdown-eth ifdown-sit ifup-ipv6 ifup-sit
ifdown-ippp ifdown-tunnel ifup-isdn ifup-tunnel
※縦そろわねぇ・・・#aa(){}タグつかえねぇ・・・
以下のファイルがそれぞれ物理NIC(LANポート)の1個目と2個目の設定ファイル。
NICが一つしか無い場合は1個しかないかも。1個も無かったら作ってしまえ。
※作り方は後で説明するのでこのまま進みましょう。
ifcfg-eth0
ifcfg-eth1
以下の設定ファイルを編集して、目的の内容に変更していきます。
ifcfg-eth0 => : eth0の設定ファイル
ifcfg-eth1 => : eth1の設定ファイル
ifcfg-eth* => : eth*の設定ファイル
※作り方は後で説明するのでこのまま進みましょう。
"vi"コマンドで設定ファイルを編集していきます。
設定するファイルが無くても以下のコマンドでイケます。
# vi ifcfg-eth0 => : "vi"コマンドでeth0の設定を編集
中身はこんな感じ。
DEVICE=eth0
IPADDR=192.168.0.2
NETMASK=255.255.255.0
DNS1=192.168.0.1
DNS2=8.8.8.8
TYPE=Ethernet
GATEWAY=192.168.0.1
ONBOOT=yes
HWADDR=08:00:27:78:BD:7F
BOOTPROTO=none
DEFROUTE=yes
IPV6INIT=no
オプション名 |
設定値 |
解説 |
DEVICE |
eth0, eth1, eth* |
設定を紐づけるNICを指定 |
IPADDR |
192.168.0.2 |
設定したいIPアドレスを指定。DHCPの場合は不要。 |
NETMASK |
255.255.255.0 |
サブネットマスクを設定。DHCPの場合は不要。 |
DNS1 |
192.168.0.1 |
1個目のネームサーバーのIPアドレスを指定。通常はご自宅のルーターのIPアドレス。 |
DNS2 |
8.8.8.8 |
2個目のネームサーバーのIPアドレスを指定。ちなみに8.8.8.8と8.8.4.4はGoogleが提供しているDNSサーバーのIPアドレス。WEBページの表示が早くなるとか……Windowsマシンでも使えるのでお試しあれ。 |
TYPE |
Ethernet, xDSL, etc |
とりあえず"Ethernet"にしておけばOK。他にもあったけど使い方わからんので、勝手に調べて。 |
GATEWAY |
192.168.0.1 |
デフォルトゲートウェイ。通常はご自宅のルーターのIPアドレス。この設定は通常一つのサーバーで一つしか持てないので、このオプションを記述するNICは必然的に一つになります。 |
ONBOOT |
no, yes |
マシン起動時に自動的にこの設定を有効にし、NICを使用可能にするかどうか。基本的にはyesでいい。 |
HWADDR |
09:05:21:78:**:** |
MACアドレスを指定。NICの製造番号とか個体番号みたいなもの。最初から入ってなけりゃ"ifconfig"コマンドで調べる。"ifconfig"コマンド打つとぞろぞろ表示されるが、記述ルールは一緒なので探し出すべし。 |
BOOTPROTO |
none, static, dhcp |
自分でIPアドレス指定する場合はnone,static、DHCPを利用する場合はdhcpで。 |
DEFROUTE |
no, yes |
複数のNICがある場合、メインとなるNICにはこの設定を入れておくと幸せになれるらしい。メインとはなんぞやという話だが、ご家庭ではインターネットに接続するNIC……という認識でOK。とはいえ、デフォルトゲートウェイじゃアカンのか?とか、よくわからん設定項目。 |
IPV6INIT |
no, yes |
IPv6アドレス使うならyesにする |
設定が終わったら設定内容を反映させるためにネットワークを再起動します。
ネームサーバー登録
直前でやったじゃねえか……ごもっとも。
というのも、昔はDNS設定は"resolv.conf"というファイルに書き込んでいたんだそうです。
が、現在はこのファイルを見ると、"ifcfg-eth"ファイルに"DNS1=xxx.xxx.xxx.xxx"って具合に書いとけ、と注意書きがあります。
キャプチャー貼ろうかと思いましたが、もう消えてたのでご勘弁。
DNSは"resolv.conf"に……と覚えてた人は変わってるので注意。
なお、"ifcfg-eth"にDNSを記述しておけば"resolv.conf"は自動的に更新されるようです。
以下はネットワークを再起動した後に確認したところ。
[root@hostname /]# cd /etc => "/etc"へ移動。
[root@hostname etc]# pwd => 現在のディレクトリ確認
/etc
[root@hostname etc]# cat resolv.conf => "cat"コマンドでファイルを閲覧
# Generated by NetworkManager
search co.jp
nameserver 192.168.0.1
nameserver 8.8.8.8
ネットワーク再起動
一通り設定が完了したら設定を反映させるためにネットワークを再起動します。
# service network restart
設定の確認
正しく設定が反映されたことを確認します。
# ifconfig -a
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:78:BD:7F
inet addr:192.168.0.151 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: 2408:0:ffff:ad1:a00:27ff:fe78:bd7f/64 Scope:Global
inet6 addr: fe80::a00:27ff:fe78:bd7f/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:2297 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:1447 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:209901 (204.9 KiB) TX bytes:203897 (199.1 KiB)
eth1 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:C9:7D:59
inet addr:192.168.10.11 Bcast:192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: fe80::a00:27ff:fec9:7d59/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:96 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:6 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:8892 (8.6 KiB) TX bytes:468 (468.0 b)
lo Link encap:Local Loopback
inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0
inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 Metric:1
RX packets:4 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:4 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:0
RX bytes:240 (240.0 b) TX bytes:240 (240.0 b).
アップデート、インストール周辺
"yum"コマンドを把握する
yumコマンドはアップデートやインストールの利便性を向上させるコマンドです。
THE初心者の自分は、そのシンプルな仕組みを理解するのに苦労しました。
- "yum"コマンド打つ
- サーバー内に何のパッケージがあるか確認する
- "repo"ファイルを参照して問い合わせ先レポジトリを決定する
- レポジトリに問い合わせて必要なパッケージをダウンロードしてくる
- 集めたパッケージを依存関係に配慮して順番にインストールする
たぶんこんな感じ。
レポジトリとは
Windowsでいう所のMicrosoft Updateとか、Windows Updateで問い合わせにいくサーバーに相当する。
ソフトウェアやらOSのアップデート情報を保存&提供しているサーバー。
WindowsはMicrosoftだけがリポジトリを提供している(※1)が、Linuxはオープンソースのため、世界中の大学や研究機関が無償で同様のサービスを提供しているわけです。
※1 : 某国にはWindows OS用の非公式リポジトリがあるとかいう噂もあるけど……
インストールに使うコマンド4種類の違いについて
結論から言うと、CentOSユーザーはyum使いこなせればOK。
yumで自動的に拾ってきてくれないパッケージはrpmで補助的に。
Red Hat系の便利パッケージ管理コマンド
依存関係を考慮してパッケージ(≒ソフトウェア)のインストールやらアンインストールやらしてくれる。
またリポジトリと呼ばれるアップデート情報管理サーバーから自動的に最新情報を取得してきて、あるパッケージのインストールやアンインストールに際し必要なアップデートやらパッケージを自動的にインストール、もしくはアンインストールしてくれる。
Red Hat系のパッケージインストールコマンド。
指定したパッケージを馬鹿正直にインストール、アンインストールするだけのコマンド。依存関係なんぞ知ったことかという漢らしいコマンド。
Debian系のyumみたいなもん。できる事の種類がちょこっと違うけどね。
Debian系のrpmみたいなもん。できる事の種類がちょこっと違うけどね。
最終更新:2013年09月22日 17:16