犬耳女子大生の通学

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私は何もない山路を小走りする、今ここで止まったら間に合わない。焦りだけが私の足を前へ動かす。 駅が見えてくると一旦呼吸を整えると、私はホームに入ってくる列車を横目に改札を駆け抜ける。やっとの事で列車に乗り込んでいつもの席に座り、そっと目を閉じた。 何駅過ぎたのか、横からした声に目が覚める。 「お姉ちゃんおはよー」ちょっと間伸びした高めの声、ああ…猫耳幼女ちゃんか…今日も朝から元気…お使いかな、そんな事を思いながら「おはよー・・・」と消えそうな声で私は返事した。 私と猫耳幼女ちゃんとは話題が尽きない、不思議な事である。楽しそうに話す猫耳幼女ちゃんを見ているのが楽しくてネタを探してくるというのは内緒だ。毎朝こうして列車の中で話す事が習慣になりつつある。そうこうしている内に終着駅まであと少しだ。 終着駅に着く。私の通う大学まではまだまだかかる。猫耳幼女ちゃんとの別れを惜しみながら、いつものように飴玉を1コあげる。今日はサ○マのいちごみるくである。最後に頭を撫でて私は乗り換える為に背を向けて歩き出す。さて、ここからが大変だ…。
私は何もない山路を小走りする、持病のせいもあるのか息が苦しくなってきた。 だが今ここで止まったら間に合わない。焦りだけが私の足を前へ動かす。 獣道しかない山道を抜けると、少しだけ舗装された道に出る。 七軒駅が見えてくると一旦呼吸を整え再び走り出す。 時間ギリギリ、私はホームに入ってくる列車を横目に改札を駆け抜ける。 やっとの事で列車に乗り込んでいつもの席に座り、そっと目を閉じた。 遠くで「少しくらい待ちますよ・・・」という声が聞こえた。 何駅過ぎたのか、横からした声に目が覚める。 「お姉ちゃんおはよー」 ちょっと間伸びした高めの声、視界に入ってきたのは赤いワンピースの女の子、 あ…猫耳幼女ちゃんか…今日も朝から元気だな…お使い…?そんな事を思いながら、 「おはよー…」 と消えそうな声で私は返事した。 私と猫耳幼女ちゃんはいつも話しているのに話題が尽きない、不思議な事である。 楽しそうに話す猫耳幼女ちゃんを見ているのが楽しくて、話が尽きないようにネタを探してくるというのは内緒だ。 毎朝こうして列車の中で他愛ない話をするのが習慣になりつつある、 「終着駅まであと少しか…。」 私は気が付かれないように小さくため息をついた。 終着駅に着いたものの、私の通う大学まではまだまだかかる。片道2時間の旅だ。 私はいつものように飴玉を1コあげる。今日はサ○マのいちごみるくである。 嬉しそうに笑う猫耳幼女ちゃんとの別れを惜しみながら、頭を撫でた。 私は軽く手を振り「行ってくるね、」と言いながら乗り換える為に背を向けて歩き出す。 さて、ここからが大変だ…。

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