存在についての詳細
形容
赤からオレンジへとグラデーションを描く、猛禽類を思わせる強靱な翼。トサカを戴く頭部
はどう見ても鶏のもので、厚い胸筋や折れそうなほど細い足も鳥類特有だ。ただ鳥だとすれば
おかしな点が二つ。
まずでかい。あんな風に滑らかに飛ぶには巨体過ぎる。体高は軽く俺の腰に届くだろう。残
り一点は、尻尾。尾羽の代わりに赤黒い鱗に覆われた、ハ虫類的な尻尾が伸びているのだ。
石化光
光線の照射されたその軌跡をなぞってベキベキベキと、路面から鋭く尖った石筍が生えてく
る。コカトリスの伝説にある通りの、見たものを石化させる異能力──ますますもってこの世
のモノじゃない。
元ネタ
コカトリス(Cockatrice)
中世ヨーロッパの伝説上の生物。
雄鶏をトカゲあるいはヘビと合わせたような姿の伝説上の生き物であり、元々バジリスクから派生したものであるためか、バジリスクと混同されることが多い。
槍で襲われると逆に槍から毒を送り込んで殺す、飲んだ水場が長期間にわたって毒で汚染するといった毒の伝承がある。
またその目は殺害する力があり、視線で飛ぶ鳥を焼き、見ただけで命を奪うことが可能とされている。
関連項目
コカトリスの種族分類。
関連タグ
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最終更新:2017年10月07日 16:17