『アンチリテラルの数秘術師 』に登場する用語。
無次元数(スカラー)と呼ばれる不可視のエネルギーを自在に操り、世界のあらゆる物理法則を統べる秘術。
数秘術を使う存在を数秘術師(アルケニスト)と呼ぶ。
"温度"を操作して一瞬で水を熱湯に変える、数式を組み立てて現象を生み出す、
元素を操って物質を分泌させるなどという方法がある。
用語について
来歴
ラジエルの書が喪失する前 |
"高貴なる血族(ノーブル・ブラッド)"と呼ばれる一族が使用していた術式が全ての術式の始祖とされる。 "ラジエルの書"と呼ばれるこの世全ての真理を数式で表した書物から数式を引き出し、数秘術を使って 全知全能に匹敵する力を奮ったとされる。 また現在ある異能の力はそれらの模倣品であるとされている。 |
ラジエルの書の喪失後 |
"ラジエルの書"が喪失されたことにより、高貴なる血族が使っていた数式は 大半が失われており、数秘術は不完全なものとして残っている。 失われた数式は"忘却数式(ロスト・フォーミュラ)"と呼ばれている。 |
基本性能
- 事象干渉
- 物理現象で起きている熱・力などの数値を書き換える。
- 万物は数でできているという法則から物質の生成も可能
- 数を組み立てて数式を作り、物理現象を創造する。
初等術式:数値の書き換え
- 温度等の数値を弄る
- 数秘術によって書き換えられている"数"は青色。
- 物体の数値(ステータス)を書き換えることで状態を遷移させる。
- 運動量、温度などの既存の現象に関した数値を操作できる。
それはあの夜に見た、触れることの出来ないの幻像の数字だ。
最初に見えた数値は24。だが見る見る間に、数値は70までカウントアップされた昨日視た
数字と違うのは、色とノイズがかかっているようではないということだろうか。
青い数字が消えた後、急須の穴から湯気が上ってくるのが見えた。
「お前……いったい何をしたんだよ」
「水温を70℃にまで上昇させた。水の数式へ、私が数値を代入したの。ほら熱々だよ。」
高等術式:数の組み立て
携帯性
排他性
- 数秘術で書き換えられた数の書き換えが困難
- 他人の書き換えた数値は解析しなければ、書き換えられない。
一見して万能の力に思えるが……誰かが書き換えた数値は、どう書き換えられているかを解析しなければ上書きできないとか、(以下省略)
欠点
「先端科学機構にいる時、私は君のような存在についても学習したんだよ。数秘術師が使う数
秘術とは、周囲のスカラーを使用することで発動するんだろう。スカラーの消費なしで力を行使
できる僕達とは違ってね。」
- 複雑さと規模に応じて消費するスカラーが増える。
- 高等術式は初等術式より大量のスカラーを消費する。
- "無限"は無限の命を消費して、スカラーを生み出し、超火力の数秘術を使う。
制御する現象が複雑で大規模であるほどに、必要なスカラーの量も増す。
元ネタ
数秘術
西洋占星術や易学などと並ぶ占術の1つ。
姓名や生年月日から固有数式に基づいて運勢傾向や先天的な
宿命を占う方法。
有名な数秘術師はピタゴラス、プラトンが挙げられる。
後に数学の発展、西洋占星術との結びつき、ユダヤ教のカバラ書物によって
補強されていった。
関連項目
数秘術から派生した術技系
作中の数秘術
羽鷺雪名が使う数秘術
明津憲剛が使う数秘術
リンク
最終更新:2020年04月19日 01:23