怨念、憎悪、憤怒、嫉妬、彼を構成するものはそれしかなく、命の略奪こそ が存在理由だ。その貪欲さは凄まじく、朔という一連の事象に関わった者なら ば、過去の死者さえ因果を繋ぎ食い貪っている。 つまり、時間軸すら無視した暴威。
逆さ十字の男は変わらず徹頭徹尾、鬼畜である。 手の付けられない外道である。 柊聖十郎は永久不変。息子に超えられるはずなどなく、究極の タタリとして顕現したのがその証だと、南天は百年越しに因果関 係をぶち壊したのだ。
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