相州戦神館學園シリーズに登場する能力。
邯鄲法の
五常楽における急段。
咒法と創法と解法の複合。
どこまでも墜落する奈落世界を具現化する。
墜落者は現実を直視しない限り脱出できず、
希望を抱くたびに墜落ダメージを受ける。
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詠唱 |
築基・煉精化気・煉気化神・煉神還虚・還虚合道──以って性命双修、能わざる者堕ちるべし、落魂の陣──急段顕象
雲笈七籤・墜落の逆さ磔
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能力についての詳細
発動条件
- 何かを夢見ながらも現実に不安を抱く
- 作中でいえば万仙陣に嵌まる人間が現実に不安を抱いた場合に満たされる。
己は万仙陣に嵌るような存在だと自覚して、真実に恐怖しなが
ら目を逸らそうとする弱者ども——すべて片っ端から突き落とす
緋衣南天の夢だった。
奈落世界
- 地面が消失し落下し続ける
- 邯鄲法による飛翔・浮遊はできない。
- 体術による落下速度の軽減は可能だが後述の墜落波を軽減することはできない。
大地という概念の消失した世界へ、高笑いする少女の声が轟き渡った。
(中略)
浮くことは出来ない。飛翔を試みてもなぜか強制的に落とされる。
墜落波
- 希望を抱いた瞬間に墜落の衝撃波を浴びる
- 破壊力は抱いた希望の大きさと落下してからの経過時間に比例する。
静乃の予測は正鵠を射ており、加えて言えば落魂陣が生み出す
破壊力の方程式は、抱いた希望と経過時間の乗算により決定され
る。
使用者との関連性
極度のリアリスト
- 先達同様に盧生になるという夢を持たず、現実的な解決法を探し続けた少女
“希望”を持つことで“現実”に激突する墜落の夢。
それが、死病に塗れながらも無情な現実を直視しながら戦い続けた三代目逆
十字、緋衣南天の夢である。
元ネタ
性命双修
内丹術の思想の一つ。
性(意識)と命(身体)という二つの要素が密接に関連し合うことにより生命活動が営まれている。
この二つは根源である道が具現化した先天の一気から作られたものであり、本来は一つである。
故に道に至るには性と命は必ず併せて修煉しなければならないという思想。
落魂陣
封神演義に登場する符陣の一つ。
「十絶陣」の一つであり姚天君が用いる。
落魂陣は内部の幟を動かすと、陣に入った人の魂を四散させる符陣。
雲笈七籤
中国の張君房によって真宗の天禧年間(1017年 - 1021年)に編纂された北宋代の道教類書。全122巻。
関連項目
雲笈七籤・墜落の逆さ磔の能力分類。
初代、ニ代目逆十字の急段。
関連タグ
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最終更新:2015年06月10日 21:52