"集合"

作品名:アンチリテラルの数秘術師
使用者:ニコラス=ブルバキ(=来栖 真意)

アンチリテラルの数秘術師に登場する能力。
来栖 真意の目覚めた"災厄の数"の能力。
一言でいうと 有形、無形関係なく他人から奪う力
巨大な口を創造し、その口で捕食した人間の人間関係(写像)を手に入れ、“人間関係の鎖”で操る能力。
例えば警視総監を捕食すれば警視総監の権力というスカラーを得てほぼ全ての警官が、
日本の総理大臣を捕食すれば総理大臣の権力というスカラーを得て日本国民全てが彼女の支配下に陥る。
また 電撃、爆炎などの攻撃を吸収し、反撃することや受けた弾丸を吸収し、弾丸硬度といった性質さえも吸収する。




能力発動時の容姿

  • "f"で出来た赤い翼が生えてくる
来栖の背中から—————赤い翼が生え出たように視えたのだ。
赤い翼は、アルファベットのfを重ねて並べた形をしている。
  • 全身が赤く発光
変化はそれだけに留まらない。来栖の全身、皮膚下に張り巡らされた赤いスカラーに、輝きが
灯って視える。まるで来栖の体内を巡る血管が、光を帯びて輝いているかのようだ。
  • Uの字の輪が頭に出てくる。
すると来栖の頭上に—————U字型の赤い輪が浮かんで視えた。
言うなれば欠けた天使の輪。赤い翼を背負った来栖は、さながら堕天使のようだった。
  • 後頭部から赤い鎖の束が生える。
    • 鎖は物質を透過する。
    • 鎖は操作されている人間に繋がっている。
来栖の後頭部から生えていた赤い鎖の束。その中の数本が虚空へと浮かび上がる。
浮かび上がった数本の鎖は、屋敷の壁を透過してどこかへ繋がっているようだ。

能力についての詳細

基本性能

射程(口) 不明
射程(鎖) 作中に出ている最大射程では日本全土
威力(口) 人体ならば問題なく咀嚼できる。
2ギガジュールの炎電子雪崩などと言った非物質も捕食可能。
効力(鎖) ボロボロ:人間を犬のような四足歩行でしか操れない
通常の鎖:人間を武装させて組織的に襲わせる事ができる
速度(口) ベレッタM93R の銃弾が飛来するより早く口を展開して飲み込める
速度(鎖) 常時発動(災厄の数に変異していなくても発動している)

捕食

  • 捕食時には頭上のUの字の輪が巨大な口に変化する
    • 食われたものは虚空で消える。
  • 唇を展開する前にを吸収できているため受けた攻撃も同様に吸収可能と思われる。
直後————来栖の頭上に漂っていたU字のスカラーが、スライスされたように裂ける。
まるで、Oの字が折れてお辞儀をしているような形状になった。巨大な唇と化したそれは、来
栖に向けて飛来してきた銃弾を虚空で喰らってしまう。
  • 実体化しているため、一般人にも視覚できる。
 驚愕して赤い唇の動きを目で追っている明津。明津にも視えているのだろうか。
  • 比喩的表現でなければ味覚を共有しているらしい。
「ところでお父様とお母様は"人肉の味"をご存知でして?」

(中略)

「1つ良い事を教えて差し上げますね。叔父様は不味かったですわ。」

権力・能力の吸収

  • 捕食することで『権力』や『能力』というスカラーを手に入れる
「権力や能力は形は、形はなくても大きさを持ったスカラー。それを奪い、私という集合の器に入
 れる事で、他人のモノを自分のモノにする事が出来ます————私は"Φの器"ですから」

+ 人間関係の鎖

物質の吸収

  • 捕食・吸収した物質を自在に利用することが出来る。
    • 粘土細工のように得た物質を変形させることも可能
「私の力は、有形や無形に関係なく"他から奪う力"です。人体とは肉塊。他人を喰らえば、
私は大量のそれを得る事が出来ます。得た肉塊を粘土細工の材料のようにして使えば、自身の
身体の形状さえ自由自在に変えられるんですよ。便利でしょう」
  • 肉塊を自身の肉として使うことで再生も可能。
    • 変形させて巨腕や触手に変える事ができる。
 一刀両断にされる来栖の身体。

(中略)

しかし————来栖の切り離された肉体は、断面から伸びた肉の触手によって繋ぎ止められ
る。肉の触手は切り離された身体の上下をお互いに手繰り寄せ、再び結合して元通りの無傷
に戻った。来栖の変幻自在の肉体は、切断や破損では致命傷になどならないようだ

特性・能力の吸収

  • 硬度などの性質を吸収し、自身の肉体に付与させて発射させることも可能。
「明津さんの銃弾から得たものは、エネルギーだけではありません。銃弾の硬質さという“性
質”もそうです。硬質な肉の銃弾としてお返ししましょう。……今度こそ確実に殺します」

弱点

吸収できる器の許容量に限界がある。

  • 許容量以上の攻撃を受けると器が耐え切れず崩壊する。
  • 作中では対消滅刃に耐えきれず崩壊した。
    • 反物質1gで約90兆ジュールなのでナイフから受けたジュール数は推定で90兆×10㎏前後。
  • この吸収限界は指摘されるまで能力者本人は気づいていない。
気のせいか。
 今一瞬、来栖の眼前に漂う2ギガジュールの数値の下に、分数で言う分母のような数が、ノ
イズがかかって視えた。
喰らった攻撃
  • 明津憲剛の
    • 2ギガジュールの熱量
  • 明津憲剛の
  • 羽鷺雪名の電子雪崩
    • 20万アンペアの電流

欠点

  • 写像の支配は抗うことが出来る
    • 持っているのが権力や影響力であって、絶対命令権ではない。
      • 支配されている人間が“従うことをやめる”と、支配から外れる。
 その瞬間だった。
 来栖の写像として操られている警官。
 その首筋の傍に漂っていた赤い数値が、次々とカウントダウンを始めていく。
 数値は次々と0に変わり—————来栖に繋がれていた赤い鎖にはヒビが入り始める。
 やがて鎖は、木っ端微塵に砕けて崩壊した。
 それは、命令に“従う事をやめた”警官達が、来栖の写像関係から解放された瞬間だった。
「彼女は自らの器の中に、他人から奪ったものをたくさん詰め込んだ。けれどそうする事によ
って、器の中に占める本来の来栖さん自身の割合は薄まっていくばかり。他人の存在を自らの
中に取り込む度に、来栖さんの存在は、器の中に限りなく0に近づくはず。だから来栖さんは、
もうすぐわからなくなるはずだよ。何が自分で、何が自分自身でないのか。(以下略)」

使用者との関連性

  • Φの器
使用者が己を空っぽの器φだと認識したことで"集合"の能力になったと思われる。

  • 未完成
器の許容量の弱点についても"災厄の数"として成長途中であったため生じたと説明されており、
完全に成長しきったときは許容限界が無くなる可能性がある。

元ネタ

集合
数学における集合とは、大雑把に言えばいくつかの「もの」からなる「集まり」である。
集合を構成する個々の「もの」のことを元(げん、element; 要素)という。


関連項目

"集合"の能力および種族分類。

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