これは数ある詠唱の中でも特に高度な技。霊樹に内包された神籬に語りかけ、彼女等の 声を直に聞くことのできる《対話》と呼ばれる行為だ。第一級霊樹師でさえ成功させるこ とは難しく、神籬側が心を開いてくれないと中々うまくいかない。
「何処て。ウチら神籬と、霊樹師の『謁見の間』や。地上と霊樹の狭間に存在する空間って 言えば分かりやすい?(以下略)」
……この方法は霊樹への負担も大きいので、出来ればあまり使いたくなかった。
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