双輪甲騎兵

モータード・キュイラッシェ
作品名:Fate/Zero
使用者:セイバー(= アルトリア・ペンドラゴン)

奈須きのこ作品Fateシリーズに登場する道具。
YAMAHA-VMAXをセイバー仕様に改造したモンスターマシン




道具についての詳細

超改造YAMAHA-VMAX

  • エンジン等の駆動系をボアアップしたモンスターマシン
    • 吸気系やツインターボチャージャー、1400ccエンジンへの取り替えを行い二五〇馬力の出力を誇る大型バイク。
 ベースとなった車体は現時点で最強のモンスターマシンとされるYAMAHA-VMA
X。元より一四〇馬力もの出力を叩き出す1200ccエンジンをさらにボアアップし、
加えて吸気系やツインターボチャージャー、それに伴う駆動系の強化を全面的に施して、
最終的に出カ二五〇馬力を上回る異形の怪物へと変貌させられたソレが、いまセイバーの
駆る白銀の騎馬だった。
  • 構造上走行不可能なバイク
    • タイヤが路面を掴めずスピンし、前輪が浮き上がり操縦者を落とす。
 無論、ここまで限度外の改造を施したのでは、すでに二輪車としての構造上、まともな
走行が望めない。膨大なトルクを持て余したタイヤは路面を掴みきれずにスピンするだけ
だし、いざグリップしてしまえば即座に前輪を振り上げて搭乗者を蹴り落とすことになる。

+ モデルとなったV-MAXの性能
エンジン 1,198cc 4ストローク
水冷DOHC4バルブV型4気筒
内径x行程 / 圧縮比 76.9mm x 66.0mm / 10.5:1
最高出力 103kW 140PS/8,500rpm
最大トルク 11.7N・m 12.0kgf・m/7,500rpm


ニトロチャージャー

  • 亜酸化窒素(ニトロ・オキサイド)ガスを燃焼させて速度を5割増やす
    • 時速四〇〇キロの超高速機動を可能にする。
 猛回転するエンジンの内部、気化燃料の充満するピストン内部へと噴霧された亜酸化窒素
ガスが三〇〇度の灼熱に膨張し、その出力を禁断の領域にまで突破させる。五割増しの急
加速に駆られたVMAXの突進は、もはや疾駆という名の暴虐だった。


使用者との関連性

スキル「魔力放出」

  • 魔力放出で走行不可能な機体を御す
    • 浮き上がるタイヤを押さえつけ、速すぎて曲がれないカーブを無理矢理傾けて曲がる。
 もはや物理的に御し得ないはずの怪馬を、いまセイバーが十全に制した上で疾駆させて
いる秘策は、彼女の虎の子たる戦闘スキル、魔カ放出の賜物だった。セイバーの背中から
送る魔力の噴流は、身体の下で暴れ狂う車体を強引に路面に押さえ込み、その馬力のすべ
てをステアリングに沿った加速のみに動員させていた。

魔力で編んだ馬鎧(カタフラクト)

  • 使用者の纏う魔力で編んだ鎧を着せる
    • スキル「騎乗」により可能な芸当。
    • 物理限界を超えた速度で自壊寸前の機体が補強される。
 想定外の応用ではあったが、セイバーの騎乗スキルは見事にその離れ業を成し遂げた。
新たな輝鋼の外装をまとったVMAXの形態は異形にして壮麗。


元ネタ

モータード(英:Motored
英語で「モータ付」という意味の語。

キュイラッシェ(英:Cuirassier
英語で「胸甲騎兵」という意味の語。

ナイトラス・オキサイド・システム(英:Nitrous Oxide Systems
ナイトラス・オキサイド(亜酸化窒素ガス)をエンジン内部に噴射する機構。
元々は第二次大戦中にドイツ空軍の航空機用に開発されたシステム。
エンジン冷却と高い高度を飛んでも出力が低下しないようにするために用いられていた。
車体のエンジンに搭載し、瞬時に燃焼させて加速する。

ウィガール(英:WYGAR
アーサー王伝説に登場するアーサー王の防具。
Fateではセイバーの魔力で編んだ鎧がこれに該当すると思われる。


関連項目

双輪甲騎兵で走行中に空気抵抗を減衰させるために使用した宝具

関連タグ


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最終更新:2014年12月05日 21:41