蝿声厭魅

作品名:相州戦神館學園 八命陣
使用者:神野 影明

相州戦神館學園シリーズに登場する能力。
使用者が廃神として使う邯鄲法の能力。
無数の悪意を顕象する能力
基本的に あらゆるものを汚い便所同様に汚穢に染め、心を弄ぶ
それ以外にも 相手を虫に変えるブラックホールで相手を呑み込む などの危険な夢も使う。

+ 黒穴詠唱




能力についての詳細

冒涜

  • あらゆるものを汚し尽くし、便所に変える
    • 腐敗や分解、汚ならしい粘液をそこかしらから滲みさせる。
 絨毯が腐った。銀装飾が溶け崩れた。それがただ歩くだけで床と壁面に亀裂
が走り、そこから汚らわしい黄ばんだ粘液がじくじくと滲み出ていく。

接触感応

  • 読心などの接触に対し読み返しができる
    • 相手の能力、人生や背景に至る歴史の悉くを読み尽くす。
 泥眼は神野明影というタタリを読んだ。ゆえに同じく、読み返されてしまったの
だ。その能力、人生と背景に至る悉くを。

魔蟲化

  • 使用者を憎めば憎むほど蟲になっていく
    • 使用者が〝あえて〟条件付けして使う悪意のひとつ。
      • 実際は問答無用に変身させられると思われる。
    • 負の感情が強いほどその進行も早くなる。
    • 変身させる蟲は選べる。
「僕を憎めば憎むほど、君はその悪意に相応しい悪魔となっていく——加えて、負の
感情が大きいほどその進行が早くなるって仕組みさ。(以下略)」

黒穴(ブラックホール)

  • 無数の蟲を凝縮させて作られる黒い穴
    • 蠅に始まり、悪虫、害虫、汚虫が集まり凝縮されてゆく。
 まず何よりも目立つのは蠅。キンバエ、ギンバエ、クロバエ、ショウジョウバエ、
フンバエ、ニクバエ、ツェツェバエ——そして無論それだけではない。
 蚋、虻、蚊、毒蛾、百足、毒蜂、蜻蛉、死出虫、糞虫、塵虫、芥虫、他にも他にも
他にも他にも——
  • 黒穴に呑み込んだものを消滅させる
    • ブラックホールと同様に光すら逃れられない。
 穴は爆発的な勢いをもって周囲のすべてを吸い込み、消滅させ始めている先ほど
まで確かに存在していた物も今では跡形すら残っていない。


使用者との関連性

大悪意の廃神

  • 悪意を振り撒く廃神
    • 神野悪五郎日影、這い寄る混沌、ベルゼブブなどの特性を持つ。
 廃神たる蝿声厭魅——曰くベルゼブブ。曰く悪五郎日影。曰く這い寄る混沌。(以下略)
  • 極小の虫が集まった身体
    • 煙のように形を不定形に保っており、大抵の物理攻撃を透過する。
    • 全感覚で汚らわしさを伝える暗黒エネルギーで満ちている。
 いや、これは実際に、極小の何かが寄り集まった群れだった。その何かを定義する
なら、昆虫に喩えるのがもっとも近い。

(中略)

 その身を構成する粒子の一つ一つが汚らわしく、同じ世界に存在するのが誰であっ
ても許せなくなるような影であり、邪悪なエネルギーそのものだった。


元ネタ

神野悪五郎
怪談『稲生物怪録』で、山本五郎左衛門が語る中に登場する妖怪の頭領。
『異境備忘録』では、「神野悪五郎日影」という名で魔界の13の悪魔の棟梁の1人、第6の魔王として紹介される。
魔王たちの特長は髪の毛が逆立ち、長上下に似たるものを着る。常にかたちが不定形とされている。
作中の神野影明の姿はこれを再現していると思われる。

這い寄る混沌
クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。無貌や暗黒、混沌の属性を持つ神。
体系付けられたクトゥルフ神話において旧支配者の一柱、旧支配者に使役される外なる神のメッセンジャー、旧支配者最強と同等の力を有する土の精とされている。
それだけの力を持つためだけ人間はもとより他の旧支配者達をも冷笑する反面、
力に頼らず化身や言葉等を巧みに操りながら人間が自滅するように誘導している。
無貌であるが故に、姿は不定であり、千の貌(化身)と名前を持つといわれる。
化身の性格や強弱は様々。

ベルゼブブ(ヘブライ:Beelzebub、ギリシャ:Βεελζεβούλ)、
ベルゼブル(ギリシャ:Beelzebul)、
ベルゼビュート (フランス:Belzébuth
聖書に登場する悪魔(サタン)、悪霊(デーモン)の王。
ベルゼバブ、ベールゼブブとも呼ばれる。
名はヘブライ語で「ハエの王」を意味する。
旧約聖書「列王紀」に登場するペリシテ人(フィリスティア人)の町であるエクロンの神バアル・ゼブブ(バアル・ゼブル)と同一とされる。
本来は「気高き主」あるいは「高き館の主」という意味のバアル・ゼブル (בַעַל זְבוּל)で呼ばれ、
冬に恵みの雨を降らせる豊穣の神として、当時オリエント世界で広く信仰されていた。
バアルの崇拝者は豊穣を祈る性的な儀式を行ったいたが、イスラエル(カナン)の地に入植してきたヘブライ人たちが
この儀式を嫌い、バアル・ゼブルを邪教神とし「ハエの王」という意味のバアル・ゼブブと呼んで蔑んだ。

旧約聖書の「列王紀下」第1章では重傷を負った北イスラエル王国のアハズヤ王がバアル・ゼブブに自分の怪我の回復についての神託を求めたが、
ヘブライ人の神ヤハウェを蔑ろにすることであり、預言者エリヤはアハズヤ王に、回復することなくアハズヤ王は死んでしまった。
新約聖書ではイエス・キリストの奇跡を悪霊のかしらベルゼブル の力によるものと非難したことが記されている。
旧約聖書では辛うじて神と呼ばれていたベルゼブブは、この時代には完全に悪魔とされていた。

近世ヨーロッパのグリモワールでは大悪魔で魔神の君主、あるいは魔界の君主とされるようになった。
地獄においてサタンに次いで邪悪、実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王である。
ベルゼブブは神託をもたらす悪魔と言われ、また、作物を荒らすハエの害から人間を救う力も持っている。
この悪魔を怒らせると炎を吐き、狼のように吼えるとされる。

最近作られた説話では元々は熾天使であり、ルシファーの側近として神と戦い、堕天してからは
蝿騎士団という騎士団をつくっており、そこにはアスタロトなど悪魔の名士が参加しているとされる。
このことからか『失楽園』でベルゼブブは、賢王にふさわしい威厳ある姿として描写されている。
一方、『地獄の辞典』では、四枚の羽根にドクロの模様がある羽虫の姿で描かれている
他にも「ゾディアコ・ヴィテ」によると巨大で、王座もそれなりに巨大、炎の帯を額に巻き頭には大きな角が二本ある。
足はアヒル、尻尾は獅子、全身が真っ黒であったとされる。顔は眉毛はつりあがり、
目をぎらつかせていたとあった。
ジル・ド・レイによるとベルゼブブが豹の姿に変わるのを見たという。 ナワルか

ベルゼブブが人間に実害を与えた例としてフランス北西部のランでニコール・オブリーという女性に憑依した実例がある。
ベルゼブブに悪魔払いが通じず、見物人たちの罪の秘密をつぎつぎと暴露した。
司教が聖餅を使うと、ベルゼブブはニコールの左腕に逃げ込み、
左手を開かせようとニコールの足に針を刺したが、何も感じなかったとされている。
その後、ベルゼブブは22もの仲間を連れて舞い戻り、悪魔たちが次々と憑依してさまざまな言語で話した。
ニコールの体が浮遊するなどの奇跡も確認されたが、最後は左手がひらかれ、ニコールは黒い息を吐き、ベルゼブブは去ったとされている。
なお、ニコールはベルゼブブが憑依している間に出産している。子供はベルゼブブとの子供と推測され、
ニベルコルと名付けられた。

詠唱
生月島に伝わるオラショのひとつ。
キリエなどの聖句がカクレキリシタンによって変化した。


関連項目

使用者の種族。

堕天前の蝿声厭魅。

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