犬塚信乃戍孝

いぬづかしのもりたか
作品名:相州戦神館學園 八命陣
使用者:柊 四四八、石神 静乃

相州戦神館學園シリーズに登場する能力。
邯鄲法における五常楽の破段。
対象の人物と使用者の間にある悪循環、精神的病気を断つ能力
柊 四四八の終段でも八犬士の一人として顕現する。

+ 詠唱
抜けば玉散る氷の刃

破段・顕象──

犬塚信乃──戍孝





能力についての詳細

破魔の利刀

瞬間、炸裂した一撃が聖十郎ごと逆十字の協力強制を消し飛ばした。繋がれた憎悪の
絆が音を立てて崩壊し、急段の条件を無効化するのに成功する。

(中略)

それが生んだ力とは、言うに及ばず破魔の祈り。この破段は自他を蝕む精神的な病や
穢れ、両者を苛む悪循環を断ち切るという心の力を宿している。


終段

村雨丸

  • 邪神などの神威との繋がりを断つ刀
    • 精神を断ち、どれほど相性が良かろうと神威とのラインを切ることが可能。
甘粕と極めて相性がいい神威とのラインを断つこと。
魔神、廃神、邪神、そして破壊神??その手の存在と高レベルで同調するこいつの精
神性に訴えてやる。よって有効なのは破魔の利刀。


使用者との関連性

孝行の心を持つ

  • 親や先達者に報いたいと思う心の持ち主
    • 孝行から喜びの循環を作ろうとする心の持ち主でもある。
考とはすなわち報いたいと願う心……親や先達が教えてくれた幸せを自覚して、その
愛に感謝して、見合った恩を返したいという感情は喜びの輪を繋げていくという精神
だ。
  • 柊四四八の信者
    • 柊四四八と同じ境地にまで至れる。
 先人への畏敬、繋がる命と歴史へのたゆまぬ感謝。柊四四八と戦真館を常に
拝してきた彼女にとって、その境地へ至るのは何も難しいことではない。


元ネタ

犬塚信乃戍孝
南総里見八犬伝の登場人物の一人。
「孝」の犬士。痣は左腕。祖先や恩のある房八に報いる犬士。
使用する太刀は足利家の宝刀・村雨丸、脇差は桐一文字。
犬塚信乃の両親には幾人かの子があったが、いずれも夭折していたため、
母親が子を願って弁才天に参拝した帰り道、神犬に騎乗した伏姫神に遭遇し珠を授けられる。
しかし、この時は珠を取りこぼしてしまい、代わりに傍らにいた仔犬(与四郎)を連れて帰る。
その後出産したのが信乃である。女名なのは元服まで性別を入れ替えて育てると丈夫に育つという
言い伝えに母が願いを託したため。
信乃が幼いときに母と死に別れ、父は「御教書破却事件」で信乃に村雨丸を授けて自害する。
信乃は父の後を追おうとし、瀕死の与四郎犬を介錯した際、その首から飛び出した珠が腕に当たり、痣が生じた。
その後は大塚蟇六・亀篠夫婦に引き取られ、その養女・浜路を許婚としたが、
信乃が19歳の時、浜路の懇請を振り切って許我に旅立ってしまい、今生の別れとなった。
また親子三代に渡って村雨を足利家に返還することを宿願としていたが、旅立つ前に村雨丸をすり替えられてしまっている。
紆余曲折あって荒芽山で犬山道節から村雨を返却されて以降は再びこれを佩刀とし、管領戦では犬飼現八とともに出陣して、
山内顕定・足利成氏と対戦。また犬江親兵衛の危機を救って房八に報いた。
戦後、帰還する成氏に村雨を献上して父子三代の宿願を果たす。


関連項目

犬塚信乃戍孝の能力分類。

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最終更新:2015年06月04日 20:23