廃神

タタリ
作品名:相州戦神館學園 八命陣
用語分類:種族分類

相州戦神館學園シリーズに登場する用語。
廃仏毀釈によって仏具を葬った人々が恐れた祟りそのもの
葬られた神格が人に仇なす不浄の存在として顕現したもの。




詳細

罪悪感の象徴

  • 廃仏毀釈によって廃棄され、誕生した存在
    • 人が廃仏毀釈によって仏像を破壊し、罪悪感で「祟られるかもしれない」という念から生じた。
「壊され、燃やされ、廃棄された神仏たち……人の勝手で掌を返された彼らは危険な
 ものへと変じました。我々はこれを廃神、祟りと呼んでいます」
  • 祀り上げることすら不可能な存在
    • 日本最高の怨霊である崇徳院すら五等。
「第八等廃神・蝿声厭魅——つまり祟りの最上級だ。菅公や崇徳院ですらあの連中の
基準では五等・六等。光栄に思うがいい。貴様は御霊として利用することすら出来ぬ
モノとして見られている」


戦闘能力

基本性能

  • 不死
  • 不滅
  • 常時急段発動可能

不死不滅

  • 人の無意識の産物であるため不死不滅
    • 人の想像した象徴そのものであるため、現実的な死や完全消滅が起きない。
「ゆえに奴らは正しく不死身だ。人の思い描く象徴のため、現実的に死が訪れん。ど
 ちらもいずれ無意識の海に帰るだけであり、消えもしなければ死にもしない」

常時急段発動可能

  • 常に無数の夢が発動可能
    • 廃神そのものが「こういう権能を持つ廃神が存在する」という条件の合意である。
      • 裏をかいたりする必要なく、自分を象徴する無数の夢を好きに使える。
「君ら人間は破だの急だのやって必死に夢を使おうとしてるけど、僕らにそんな必要
はないんだよ。空亡だってそうだったろう。
 すべてが自由自在なのさ。こうして本当の姿をお披露目するのも、君の身体に蜂の
脚を植え付けてあげるのも。
 そのどれもが、僕が無限に持っている悪意の一つにすぎない」

元ネタ

廃仏毀釈
神仏分離令や大教宣布によって起きた仏教排斥運動。
「毀釈きしゃく」は、釈迦(釈尊)の教えを壊すという意味。
寺院を廃し、仏像・経巻を破毀し、僧尼など出家者や寺院が受けていた特権を廃した。
本来的には神仏分離令や大教宣布は神道と仏教の分離が目的であり、仏教排斥を意図したものではなかったが、
廃仏毀釈運動が発生し、神仏習合の廃止、仏像の神体としての使用禁止、神社から仏教的要素の払拭などが行われた。
運動の内容は習合した神社の祭神の決定、寺院の廃合、僧侶の神職への転向、仏像・仏具の破壊、
仏事の禁止などが見られた



関連項目

神仏習合によって仏教と融合し、禁教令によってカクレキリシタンに歪められ、
廃仏毀釈によって誕生した廃神。

大地をアスファルトで覆い尽くし、廃仏毀釈で葬られたことによって誕生した九頭竜、黄龍の廃神。

百鬼空亡から逃れようとする廃神の群れ。

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最終更新:2022年11月05日 14:03