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詠唱 |
いとしきわがなぎのみこと なのくにのひとくさひとひにちがしらくびりころさん
伊邪那美命言 愛我那勢命 爲如此者 汝國之人草 一日絞殺千頭
いとしきわがなみのみこと ながそをなせば われはひとひにちいほのうぶやをたてよう
爾伊邪那岐命詔 愛我那迩妹命 汝爲然者 吾一日立千五百産屋
これをもちてひとひにかならずちいたりしせば ひとひにかならずちいほたりうまるるなり
是一日必千人死一日必千五百人生也
禊祓――黄泉返り
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能力についての詳細
異能反射
- 受けた歪みを跳ね返す
- 反射された相手の歪みは返し風を発生させることなく相手に返る。
他者の歪みを受け止めて、それ以上にして撥ね返す反撃の返し風。
その性質上、異能が飛び交う戦闘で死ぬ確率は零に近く、彼が自己を無
敵と嘯くのも頷ける強力な歪みであろう。
対即死
- どれほどの攻撃を受けても必ず即死しない
- 受けたダメージの150%の生命力が生じるため生命を確保しつつ、数割増しで返礼できる。
てめえが呼んだ斬も雷も、数割増しで返杯されては堪るま
い。俺の負傷が消えて無くなるわけじゃないが、千の死を食ら
えば千五百の命が生じる。ゆえに即死だけは絶対にしない。
欠点
- 常に発狂するリスクが付きまとう
- 死に至る肉体的・精神的負荷がかかるため、発狂する可能性が高い。
とはいえ肉体的損傷は当たり前に被るため、死に至るほどの傷を負って
も死ねないという拷問に等しい難点もある。これは言い換えると誰より
も死を知っているということで、黄泉返りとはすなわち死界よりの帰還
である。
ゆえに、使用には心身面で甚大な負荷が掛かり、食らう死が強大である
ほど元通りの彼に戻れる保証はない。平たく言えば常に発狂の危険が付
きまとう。
ただし不破之関での戦がそうであったように、格上の理には通じないため、
問題点は覇吐自身の存在強度。彼が天魔と伍するほどの階層に上がれる
かどうかが肝となる。
使用者との関連性
能力の基となった渇望
- 生きたいという渇望
- 生物ならば当然持つ渇望だが生まれた時から死の危険が非常に高かった故の渇望。
俺は生きている。ここにいる。だから消えたくないし、死にた
くない。たとえ滑稽だと言われようと、その程度思うくらいの
権利はあっていいだろう。
死にたくない。死にたくない。生きたいんだよ。生きてるん
だよ。
元ネタ
黄泉返り
日本神話において黄泉の国から伊邪那岐命が帰還したことを指す。
帰還する際に伊邪那美命の放った刺客(黄泉醜女)を退散させる際に桃を投げた。
詠唱
古事記において伊邪那岐命が黄泉から帰る際の台詞。
黄泉比良坂において、道反の大神で道を塞ぎ、伊邪那岐命と伊邪那美命が決別するが、
伊邪那美命が「(こんなことをする)貴方の国の人間を一日千人殺してやる」と言ったのに対し、
伊邪那岐命が「ならば私は千五百の産屋を建ててみせる」と返した。
関連項目
関連タグ
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最終更新:2022年11月05日 13:54