怪士面・黒式尉

作品名:相州戦神館學園 八命陣
使用者:怪士(= 曾禰玄心)※禰は作中では示+爾ですが、改正前の文字であるため禰を使用しております。

相州戦神館學園シリーズに登場する能力。
邯鄲法五常楽における破段。
拳に鬼気を纏い、相手につけた傷口から生気を奪って老化させる
老化は楯法の活を使っても簡単には止まらない。




能力についての詳細

吸精

  • 拳に触れた箇所から生気を吸い続ける
    • 楯法の活を用いても回復が不可能。
      • 老化の停滞は可能。
ならば、たとえ一瞬で全快とまではいかなくても、それなりの回復効果が見えないと
理屈が立たない。
しかし鳴滝の顔色は快方へ向かうどころか、ますます土気色の悪化していき、いや
——
攻撃を受けたであろう傷口から、まるで老化でも始まったかのような皺が総身へと広
がっていく。
昌も、世良もだ。深手を負った箇所からウイルス感染さながらにじわじわと伝播して
いく。失われていく血色、そして生気……


使用者との関連性

不老の渇望

  • 相手の若さを吸い取ることで身体の老化を止めたいという渇望
    • 生まれて一度も殺人技を使うことなく身体を衰えさせていく老化を止めたいという願い。
      • 更に長生きして存分に振るう機会を待ち望むという願いもある。
 生まれ落ちてより八十年、ただの一度も一人も殺せず、存分に業を振るったことも
ないまま衰えていくなどと。
 許せぬだろう。だから私に若さを寄越せ。


元ネタ

怪士(あやかし)
能面の一種。
怪、怪士、霊神、危、怪士、罔像とも書かれていた。武将の怨霊を表す。
「か」は空文字で不要、あやしとなる霊妙な力、威力、をあらわし、海に現われる妖怪の意味もある。
「船弁慶」「鵺」「錦木」などの後ジテに用いる。また、三日月、鷹などの幽霊面の総称。

黒式尉
能楽で三番目に舞う翁。
能楽の祝言曲、式三番(しきさんば)で、三番目に狂言方が出てつとめる老人の舞。
黒い面をつけて舞うところから、その面をもいう。
翁面の一種で、三番叟の面であり、御祈祷を千秋万歳めでたく舞い納める式三番目の尉という意味である。
翁にくらべると田になじんだ庶民的な強健さがどことなく感じられる。


関連項目

怪士面・黒式尉の能力分類。

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最終更新:2019年01月04日 17:21