作品名:神座万象シリーズ
用語分類:種族分類
神座万象シリーズに登場する用語。
己の渇望から生じた世界法則そのものとなった存在を指す。
簡単に言えば炎になりたいと願えば炎の概念そのものの神格となり、
燃やしたいと願えば森羅万象あらゆるものが燃えるという世界で既存世界を塗り潰す神格となる。
詳細
最上位階
- 己の渇望より生じた法則で独立した世界となった存在
- 法則が規模・密度において宇宙単位であり、既存の宇宙とは独立した別宇宙そのもの。
- 自力で神格になれば二度と人には戻れず、法則も常に流れ続ける。
重要なのは規模、密度。その法を構成する単位が宇宙という
規格であり、ゆえにそれのみをもって独立した世界となり得る
ものを太極と定義する。
- 己の渇望より生じた法則は無差別に流れ出る
- 規模や密度が宇宙と同等であるため、神格の理は同じ神格でしか対抗できない。
西の常識では抹消された概念だが、神の位階に属する者に
は、人や人もどきの業などあらゆる意味で通用しない。
ゆえにその座へ至らずして、どのような策と力を重ねようが
結果は蟷螂の斧にもならぬ。
絶対法則——神格は神格しか斃せないのだ。
概念存在
- 神としての耐久力を獲得する
- 人間にとって致命的な怪我を負おうとも単純な耐久性で死に至らない。
- 沸騰されようが、頭部を失われようが魂が完全に消滅させられない限りは存在し続ける。
ゆえに、間一髪で致命を免れたのは単に神格としての耐久
力。肩から腹にかけて開きにされても、死なない存在だから助
かったというだけにすぎない。
覇道神
自己の理をもって別世界化させる神格
- 宇宙全域を己の異界法則で覆う存在
- 覇道神が二柱存在すると異界法則で塗り潰し合い、最終的に負けた方は消滅する。
これが覇道太極という名の神咒神威。完成した暁には宇宙を
覆う、正真正銘の神業だ。その規模、威力、総てにおいて、異
界の具現という奇跡に懸ける想いの重量が桁外れている。
管理型と自由型
- 管理型は運命を弄る
- 人格や生死、因果といったものにある程度手を加えて人生を歩ませる。
- 管理型となる人物はどれも王者の風格を持つ。例外は六番目の座。
- 自由型は自由に歩ませつつ、祝福や天罰を与える
- 個々の生と自由意思を尊重して歩ませつつ、その結果に対して祝福や罰を与える。
- 神座を掌握しても次の神格が生まれやすい世界であるため、寿命が短い。
覇道太極には大まかに言って管理型と自由形があり、前者は個々人の出
生や人格、人生、いわゆる運命を神座が管理し、ある程度定められた道
の上を歩ませるというもの。
対して後者は人の自由意思を尊重し、その成長を見守りながら、時に救
いの手や罰の炎を与えるというものである。
求道神
自己の理をもって別世界化する神格
個で完成し、触れない限り外界を侵食しない求道の神格だか
らこそ周囲に流れ弾を与えないが、ぶつかり合っている両者の
間では熾烈な界の獲り合いが起こっている。
- 己の世界法則を己に永久展開する神格
- 存在強度は覇道神を超える。
- 覇道神の理に呑み込まれず、特異点として存在し続ける。
- 単細胞生物的な構成をしているため、自身を殺させる存在を自身から発生させることはない。
- 個体として極まっているため森羅万象の神座を握れない
- 世界から独立して、世界となっているため、既存世界の森羅万象を握ることができない。
- 代わりに求道神は何人いても覇道神と異なり、喰い合いにならない。
同じ神格の域の者でなければ傷一つ付けられず、単細胞生物的な
構成をしているため自滅因子も持ち得ない。純粋な強度という
面でならば覇道神を平均して上回る、まさに個の究極とも言
える者たちだ。
人間大宇宙
- 人間大の単一宇宙
- 人型なので人の中に紛れ込む事はできるが、常時法則を展開している人間大の宇宙として存在し続ける。
- 対神格戦では己の理で相手の理を無効化して互いの存在を削り合う。
同時に爆轟する大音響。単体宇宙という超高密度の肉体同士
が接触し、その瞬間に拳と剣で相手の理を無効化して、本来殴
れないものと斬れないものが叫喚しながら削り取られた。
吹き飛ぶ肉片はどれだけ僅かな質量だろうと神の欠片で、宇
宙の欠片だ。血の一滴でも天体に匹敵するものであり、ゆえに
それを破壊した攻撃の深さは計り知れない。
関連項目
世界改変を行い、森羅万象を握った覇道神の理。もしくはその覇道神のこと。
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最終更新:2014年04月20日 21:27