《星砕きし水の塊》

クトゥルー
作品名:黄雷のガクトゥーン
使用者:《憤怒王》(= チャールズ・バベッジ
正式名:水なるもの、たゆたう黒,深淵にてたゆたい、微睡むもの,旧き世界に死せるもの,
    遠き空より顕れて、夢見るもの,海魔の王,たゆたう水にして押し潰す波濤

スチームパンクシリーズ(Liar-soft)に登場する存在。
イリジア鋼で作られた機械仕掛けの旧き支配者の神体。
ガクトゥーンを初めとする領域を支配する幻想の王種
領域支配の他にも海魔の軍勢、空間操作、絶対命中の呪いを帯びた万物破砕の腕、絶対消滅の塩化光等を使用する。




存在についての詳細

来歴

  • 全ての幻想の源泉にして王種
    • 既に永眠に入り、基底現実の世界にいてはならない旧き支配者の虚体。
遠き過去、遠き太古。
世界の果てより異境へ降り立った神の虚体。

(中略)

カダスの果てで眠りたゆたうはずの、
あらゆる幻想の王種。
あらゆる太古の源泉。

領域支配(ドメイン)

  • 領域内部を書き換えて支配する
    • 都市全体を眠らせる永劫休眠状態(ルルイエ・モード)に移行させられる。
    • 支配された領域の住民には認識できない。
      • 基底現実から世界の果てへ視界を移せば認識できる。
【領域支配を強化します】
【神体への負荷はありません】
【ひとは、我々を認識できない】


虚神本体について

形容

  • 百五十フィートを超える虚神
イリジア鋼で構成された巨体。
それは遠くカダスに眠る神体。
有り得ざる、神々の揺籃たる超鋼の機体。

万象打ち砕く王の腕

  • 虚神の両腕
    • 時間と空間を無視して当てる必中の呪いを持つ。
    • 砕き尽くす概念事象をぶつける。
両腕を構成するのは超鋼だけではない。
影。そう、影だ。存在し得ぬ超常ならばこそ、
影は立体の存在ならざる平面として——
空間と時間の制約を無視して、
襲い掛かる。襲い来る!
万象、打ち砕く。

  • 腕を変形させて放つ槍
    • 腕と同様に絶対命中の効果を持つ。
    • 一撃で電気騎士の白銀の盾を全て貫通する。
——槍、が。
——騎士の右肩を貫く。
——絶対命中の呪を有する豪腕の変じた槍。
——騎士の右肩を、貫いていた。
——五枚の刃を砕きながら。

+ 異形の十字槍(アルファクロス)
かの神体からもたらされた
アルファクロスは、幻想さえ斃す神の矢。
ニコラ・テスラは、不死を維持できない。


空間操作

  • 上記の槍で空間を支配する
    • 対象を空間ごと固定し磔にする。
空間に対して縫い止める。
槍による磔、だ。
空間固定。
空間接続。

塩化光

  • 中れば塩に変える光条
    • 連射が可能。
虚神腰部に搭載された機構が唸る。
巨眼を象った紋章の中央部が烈光を放ち、
空間ごと暗がりの空を、薙いで切り裂く。

(中略)

放たれる。
放たれる。
触れるものを塩へと変える無の白光!!
  • 万象打ち砕く王の腕より強力
    • 威力と規模、連射性が高い。
    • 絶対命中の効果はないが、面で圧倒できる。
威力と効果範囲は影の豪腕より上だが、
命中必至の呪いはあの両腕よりも薄い!

(中略)

際限なく増えていく絶対消滅の烈光は、
空に留まって無数の光柱となって——

巨大異形戦闘

  • 巨大異形戦闘が行える
    • 死後再生、瞬速再生が行える。


軍勢について

形容

  • イリジア鋼の装甲を持つ黒色の怪球体
    • 怪球を中心に機械的部品が付属しており、有機的にも無機的にも見える。
黒色の怪球体。
それが、波間に浮かんでいた。
恐らくは金属なのだろう。
けれども光沢の類が一切ない黒の怪球だ。
機械仕掛けの印象はあるが正確には不明。
怪球を中心として、
幾つもの機械的部品が付属して、
どこか、有機的な印象さえ在る。

万象致死

  • 万象致死の自動機関人形
    • 接触したものを死に至らしめる。
    • 神体とは別に行動する自動兵器。
接触による万象致死の効果を持つ
黒色の怪球は、人間を圧倒するはずだった。

(中略)

怪球体は自動的だった。
怪球体は憤怒の王たる虚神とは独立し、(以下略)


元ネタ

クトゥルー(Cthulhu
クトゥルー神話に登場する神格の一柱。旧支配者(グレートオールドワン)の一柱。
日本語ではクトゥルフ、ク・リトル・リトル、クルウルウ、クスルー、トゥールー、チューリュー、九頭龍などで呼ばれる。
容貌は一般には、タコに似た頭部、イカのような触腕を無数に生やした顔、巨大な鉤爪のある手足、ぬらぬらした鱗に覆われた
山のように大きなゴム状の身体、背にはコウモリのような細い翼を持った姿をしているとされる。
海底に沈んだ古代の石造都市ルルイエ(螺湮城)に封印されている。
ルルイエ(とそこに眠るクトゥルフ)の浮上する時期には、クトゥルフの夢がテレパシーによって外界へ漏れ、
ある種の精神的なショックを世界的に及ぼすことが知られている。特に感受性の高い者が影響を受けて発狂する。
「水」を象徴している神格であり、「風」の象徴であるハスターとは対立するものとされた。



関連項目

《憤怒王》チャールズ・バベッジが製造した機関型《回路》。

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最終更新:2014年03月08日 01:04