首飛ばしの颶風

くびとばしのかぜ
作品名:神咒神威神楽
使用者:壬生宗次郎

神座万象シリーズに登場する術技。
石上神道流の剣技のひとつ。丙の第三。
その名の通り一撃で首を落とす剣技
使用者ほどの達人が使用すれば凡人と比べて見て武術の達人たちの首を容易く断つ。
石上神道流の剣技で甲の第二に首飛ばしの颶風・蠅声という殺気を飛ばす技も存在し、
使用者が最も愛用する。

+ 詠唱
ぼんてんのうまおうじざいだいじざい じょごすいがんりょうとくあんのん しょよおんてきかいしつざいめつ
 梵天王魔王自在大自在   除其衰患令得安穏   諸余怨敵皆悉摧滅





術技についての詳細

剣技(丙の第三)

  • 斬首の一撃
    • 一度に複数名の首を斬り落とす剣技。

蠅声(甲の第二)

  • 悪意・凶気を叩きつける
    • 対象の気勢を削ぐことを目的とした術技。
  • 使用者は剣気と融合させて斬撃を飛ばす技へと昇華している
    • 物理的な殺傷力を有し、岩塊だろうと切断する。
蠅声とはいわゆる悪意の総称であり、すなわち凶気。この技はそれを対
象に叩きつけることで気勢を削ぐのが目的なのだが、驚異的な殺意を有
する宗次朗は、剣気と融合させて物理的な殺傷力を有する斬風——遠当
ての技として昇華している。
  • 自動追跡
    • 対象へ自動的に迫る。
 もはや異能に属する域の殺意は、それだけに猟犬を上回る殺
しの嗅覚を持っている。

欠点

  • 威力が増すほど溜めが必要
    • 格上の相手との戦闘中に放つのは非常に困難。
難点としては、放つ殺意の量に応じた溜めを要することだろう。


使用者との関連性

殺意に比例する

  • 殺意が高まるほど強化する
    • 殺意を武器にする使用者にとって最も使い勝手の良い剣技。
その特性から、言うまでもなく宗次朗の殺意が高まるほどに威力は増す
ため、彼がもっとも頼りにしている技の一つと言っていい。

神格

  • 刀剣の神格
    • 殺意による斬撃から気合いに変化している。
      • 規模や威力も宇宙規模、万物切断と強化された。
 神威一閃——迸る裂帛の気合いが宇宙を分かつ無謬の切断現
象と化して放たれた。


元ネタ

蠅声
古事記における邪神の囀ずり。
古事記での日本は邪神が囀ずり、草木ですら口をきいて人々を不安にさせる時代だった。
また、スサノヲが根の国へ放逐された際の泣きわめく様も蠅声(狭蝿)といい邪神が集められて禍をもたらしたとされる。

詠唱:梵天王魔王自在大自在
梵天王は仏教におけるブラフマー、
魔王は仏教における第六天魔王マーラ・パーピーヤス、
自在と大自在は、仏教における破壊神シヴァの呼称。

詠唱:除其衰患令得安穏
普賢菩薩行法経に登場する句。「其の衰患を除き安穏なることを得せしめたまえ」と言っており、
意味は病魔、禍、害を与えるものを消して安穏をもたらして欲しいという意味。

詠唱:諸余怨敵皆悉摧滅
自身の敵をあまねく皆殺しにするという意味。
上記の意味から魔王、破壊神に安穏を得るために敵を皆殺しにして欲しい(したい)という祈りを捧げていると思われる。


関連項目

使用者の太極
首飛ばしの颶風・蠅声を絶対不可避防衛不可能の切断現象へと変える。

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最終更新:2013年12月07日 16:00