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詠唱 |
ざんざんびらり、ざんざんばり、びらりやびらり、ざんだりはん
つくもふしょう、つかるるもふしょう、鬼神に王道なし、人に疑いなし
総て、一時の夢ぞかし
ここに天地位を定む
八卦相錯って往を推し、来を知るものは神となる
天地陰陽、神に非ずんば知ること無し
計都・天墜――凶に敗れし者、凶の星屑へと還るがいい
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術技についての詳細
星墜とし
- 大火球と化した星を落とす
- おそらく太極・無形によって彗星の軌道を修正していると思われる。
そして中天——夜行の呼びかけに応えるかのごとく、宙の果
てから燃える大火球と化して迫り来る計都彗星の威容を俺は見
た。
流れ星が地に落ちるという現象そのものは知っていたが、実際目に
するのは言うまでもなく初めてだ。ゆえに通常、それがどれくらいの
被害を及ぼすものなのか分からない。
だが主観では、規模の割に驚くほど効果が狭かったと思っている。
爆風や熱線、津波や諸々の脅威から、あの状況で艦隊が逃げ切れたの
は有り得ないことのように感じるのだ。
使用者との関連性
- 大規模咒法をあっさりとこなせる
- 天眼で発動に必要な演算を瞬時に行い、必要な星の運行を操作している。
天眼、正確には虚空蔵天霊眼という超視力で別位相の演算を可能にする
ため、並の者なら数百人掛かりで数日を要する大咒法の詠唱も、夜行は
たった二・三言で完了させる。それどころか特定の術には絶対必要な星
辰の条件さえ無視してしまい、むしろ己の都合で星の運行を支配するほ
ど彼の咒力は強大無比極まりない。
元ネタ
計都
計都はインドのケートゥ(केतु)を漢訳したもの。西洋占星術ではドラゴンテイルとも呼ばれる。
インドの天文学やインド占星術が扱う9つの天体とそれらを神格化した神のひとつ。
インド神話では凶兆の星とされる。
計都は黄道と白道の交点のうち、月が北から南へ通過する点にある惑星とされる。
詠唱
中国の「易」にある八卦と陰陽(乾坤)による天地位を定める
ことについて言っていると思われる。
関連項目
膨大な量の演算が行える眼。
関連タグ
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最終更新:2013年11月28日 01:02