神座万象シリーズに登場する武器。
聖遺物のひとつ。形状は槍。
神気を纏う神殺しの槍。聖遺物の中でも最強の部類に入るが所有者を選ぶ。
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形成時の詠唱 |
Vere filius Dei erat iste
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武器についての詳細
所有者を選ぶ槍
- 選ばれた者以外は所有できない
- 選ばれていない者が触れると心身が破壊される。
- 槍に付けられた傷は聖印として一生残る。
肉が、骨が、魂が、瞬時に気化して蒸発したかと疑う衝撃。目の前に火花が
散り、全身から血が迸る。
「私以外の者に、この槍は触れん」
“持ち主”以外、これは誰にも侵されないと。
戦奴化
- 槍の矛先で傷つけたか聖槍の生贄に捧げられた者を戦奴化する
- 使用者の任意で苦痛の罰を下すことが可能。
- 死後は永遠にグラズヘイムで殺し合う。
作中におけるスティグマは、黒円卓の騎士全員に刻まれた聖槍の痕。
とはいえそれは刺青の形を採っており、直接聖槍に刺されたというわけではない。
現実に、武装親衛隊の兵士は皆が脇腹に血液型の刺青を彫っており、それをもって聖槍の生贄である
という簡易的な魔術儀式が成されている。
ラインハルトの総軍が総てのドイツ軍と彼らの犠牲者全員に及ぶのは、ひとえにこの聖痕によって魂
が繋がっているからである。
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エインフェリア |
- ラインハルトに認められ同化した不死身の英雄
- グラズヘイムの外であっても修羅道の理である不老不死の特性を有する。
- ラインハルトそのものであり、聖槍の一撃すら曲げさせる。
「僕ら三人が出ている時に、まだあの人は出て来れないよ。少なくとも、あ
と一つ二つはスワスチカが開かないとね。
分かるかな。僕らはハイドリヒ卿の一部なんだ。赤い人と黒い人と、そし
て僕の三つに分かれてるって言えばいい? えぇっと、つまりね」
共に勝利を確信していた赤騎士と黒騎士——不死身の英雄である彼ら二
人が、もっとも強くその影響を受けたと言っていい。
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神気放出
神気——霊格として最上位にある神槍の形成は、ただそれだけで見る者の魂
を焼き尽くす。
金色の光を放つ穂先には錆も疵も何一つなく、誕生より数千年の時を経て不
変かつ不滅。
これを前に正気でいられる者などいるはずがない。
その神気、その霊力、規格外どころの話ではない。常人ならば穂先を向け
られただけで蒸発し、黒円卓の戦鬼でも見れば気失は免れまい。
黄金の破壊光
- 黄金の光線を穂先から放射する
- 光の進行方向上にある総てのものを破壊・蒸発させる。
- 破壊の規模は諏訪原市を一撃で破壊して有り余る。
タワーの上から見ればよく分かる。放たれた黄金光は指向性の大破壊兵器
ででもあるかのように、進行方向にある総てを吹き飛ばして跡形も残さな
い。
神咒神威神楽での聖約・運命の神槍
修羅道創造
歌なのか、人の声か分からない。しかも、この石造りの空間
では反響して何処から流れているのか分からなくなっている。
ふと気づけば宗次朗も紫織も前に出ている。これでは後方が
疎かになるだろうに。
使用者との関連性
時代で最高の覇道の持ち主
- その時代で最も人を狂奔させられる人物が所有権を得る
- ラインハルトの将器を十とすると久我竜胆は六、七ほど。
- ラインハルトと竜胆が共にいた場合、竜胆は触れることは不可能。
聖槍の主となれるのは、一つの時代に一人のみ。制覇、征服にかける気概、王の威厳が当代一の勇者のみ。という設定です。
修羅曼荼羅の寵児
常世は更に、玉座へ鎮座した物と同調を加速させる。
黄金の墓守として、自分だけに許された力を存分に発揮させ
る。
元ネタ
ロンギヌスの槍(独:Longinuslanze)
キリスト教の聖書に登場する聖槍。ロンギヌスは槍を持っていた者の名前とされる。
十字架の両手首・両足首を釘で固定され息絶えたイエスのわき腹を刺した槍。
エインフェリア(古ノルド:einherjar)
北欧神話でいう戦死した勇者の魂。
ヴァルキューレによってヴァルハラの館に集められ、ラグナロクの際に、
オーディンら神々と共に巨人たちと戦うために、彼らは毎日朝から互いに殺し合う。
戦死した者は、夕刻になると蘇生し、傷ついた者も同じく皆回復して、夜には盛大な宴を行う。
テスタメント(Testament)
キリスト教における聖なる契約の意。転じて聖書を指す。
関連項目
聖約・運命の神槍の武器分類。
聖約・運命の神槍の複製。
聖約・運命の神槍を射出する"創造"。
聖約・運命の神槍によって旧世界の言語を紡ぐ竜胆が放つ一撃。
関連タグ
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最終更新:2020年04月20日 14:10