神座万象シリーズに登場する能力。
超視力で別位相演算を可能とする両眼。
その演算能力は大咒法ですら数言で終わらせ、術技に必要な因子すら無視する。
能力についての詳細
別位相演算
- 陰陽術に必要な大演算を別位相で行う
- 大咒法すら二・三言で発動させる。
- 術に必要な条件を無視するか、無理矢理条件を合わせる。
天眼、正確には虚空蔵天霊眼という超視力で別位相の演算を可能にする
ため、並の者なら数百人掛かりで数日を要する大咒法の詠唱も、夜行は
たった二・三言で完了させる。それどころか特定の術には絶対必要な星
辰の条件さえ無視してしまい、むしろ己の都合で星の運行を支配するほ
ど彼の咒力は強大無比極まりない。
使用者との関連性
波旬の赤子
——天を揺るがす哄笑に、夜摩閻羅天と号する太極はいとも
容易く消失した。
まるで、最初からそのようなものなど無かったかのよう
に……
夜行の会得した空の渇望が、幻となって薄れていく。
夜行「なっ——これは、なんと……!」
「私の太極が潰えていくとでも——ッ」
波旬「違うな。俺の太極だ」
「うむ。天眼がついているから、間違いないな。この塵で合っ
ている」
(中略)
波旬「俺の天狗道を構成するほんの太極。恵んでやろう、どれがい
い?」
元ネタ
虚空蔵天霊眼
梵名アーカーシャ・ガルバ(आकाशगर्भ)
仏教における信仰対象である菩薩の一尊。
広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩であり、叡智と知識のご利益があるとされる。
関連項目
虚空蔵天霊眼と同じく波旬からもたらされた力。
虚空蔵天霊眼によって異界法則に対応できるようになった陰陽術。
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最終更新:2013年11月21日 23:36