百獣母胎

ポトニア・テローン
作品名:Fate/EXTRA
使用者:ムーンキャンサー(= BB)
別呼称:十の王冠(ドミナ・コロナム)

奈須きのこ作品Fateシリーズに登場する能力。
万物の起源にあたる女神の権能。生命のシステムを利用して万物の状態を操作できる権能




能力についての詳細

来歴

  • 8000年前の名の失われたチャタル・ヒュユクの女神の権能
    • 全ての女神の根源であり、母なる女神の持つ万物創造の力を具現する。
それはBBがムーンセルの深淵より編纂し、
取り込んだ女神の権能である。
約8000年前のすでに名の失われた女神
(チャタル・ヒュユクの女神)より発し、
ティアマットやキュベレー、イシュタル、イナンナ、アナテ、
アスタルテ、ガイア、ヘラ、アルテミス、アフロディーテ、
デメテル、アテナなどに派生した、
母なる女神の持つ万物を生み出す力の具現である。

+ 大地母神による生と死の円環
  • 大地の恵みによって生命を育み、災害によって命を奪って大地の恵みに還元する
    • 作物や穀物などは大地母神の血肉であり、災害を使って血肉を再び蓄える円環。
    • 神話では怪物などを生み落として死を振り撒き、英雄を生んで命を守る。
大地母神は人々によって崇められ、
それらを加護する守護神であると同時に、
その身から生まれ出る穀物や作物、野や森の獣によって
人々を養う犠牲そのものでもある。

大地母神は自らの血肉によって人を養い、
そして時を経ればその人を殺して自らの糧として己の血肉を
回復し、またその回復した血肉で人を養う。

この過程は食物連鎖の円環そのものでもあり、
この生と死の循環こそが大地母神の本質と言っていい。
ほとんどの女神はこの権能で、
無数の怪物や巨人を生んで神々や人の脅威となり、
あるいは英雄を生み、それから人々を守った。

その代表例は、脅威となったならばティアマットやガイア、
英雄の母ならばヘラである。


世界改変

  • 万物の情報を操作して世界を書き換える能力
    • 大地母神の生と死を産み出す権能を利用した地球史上全生命と自然現象の掌握。
      • 既に死した英霊や神々の造った命すら無かったことにできる。
大地や空に開いた門(洞窟や月)、
海の渦潮や竜巻、
火山の火口などに象徴され、
そこからあらゆる死をもたらす害悪を生み出す。
ただし、その害悪は死をまき散らした後、
確かな豊穣や多産を約束するもの。
この権能は死と同時に生を生み出す力に他ならない。

対策

  • 母なる大地から旅立つ
    • 大地に依存する未熟な生命ではこの権能は破れない。
    • 自立して宇宙へと旅立てる知性体になった時こそこの権能が破れる。
      • この権能を破られる日をチャタル・ヒュユクの女神の願っている。
この大地に生まれたものは、母なる神の権能には逆らえない。
それは生命のシステムそのものに反逆する事だからだ。
しかし大地を離れ、宇宙を目指し、知性体としての幼年期を
終えた時こそ、この権能が打ち破れる事だろう。

チャタル・ヒュユクの願いは、その日が訪れる事にある。


使用者との関連性

無の数値化と『無限の時間』化

  • 無の数値化に成功
    • 虚数空間を操る者に変革した
  • 『無限の時間』という概念と化した
    • 過去・未来・現在を束ねる存在となった。
原初の女神の力を手に入れたBBは
生命が生まれる前の『無』を数値化する事に成功。
時間も空間もあやふやな虚数空間の使い手に変革した。

どれほどの時間を要しようがハッキングできない
ムーンセルだが、BBは『無限の時間』の概念に
自分を置く事で攻略した。

元ネタ

チャタル・ヒュルクの母神
トルコ共和国にある土地。
紀元前7500年の遺跡があり、壁画に描かれた女神や出土した女神像の土偶には
当時豊穣をもたらす女神が信仰されていたと推測されている。


関連項目

使用者の宝具
百獣母胎の最大出力であり、万物の情報から世界を塗り替える。

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最終更新:2013年11月27日 01:02