神座万象シリーズに登場する用語。
穢土から流れ出た陰気によって得た超常の力のこと。
歪みを持つ者は陰気の濃度で等級が付けられ、等級が高いほど
強力な力(能力)とポテンシャルを持つ。
詳細
来歴
- 天魔・奴奈比売の渇望が西側に流れたもの
- 陰気として西側(神州)に渡った後に三百年かけて改変された。
歪みとは、本来穢土の力である。ならば自分たちの能力も、
元を辿ればこちら側に発生源があるのが道理だ。それが奴奈比
売だというのだろうか。
奴奈比売「三百年かけて、そちらのノリに改変されているようだから完
璧な再現はできないけれど」
異形化
俺もそうであるように、高位の歪みは髪と瞳の色がまず真っ
先におかしくなる。全部が全部ではないらしいが、異形の証と
してもっとも顕著な変質を見せやすいのがその二つだ。
それが黒——つまり大和人にとって常態の色に変わるってことは、
すなわち歪みの希薄化、ないし消滅に他ならない。
歪み持ちの戦闘能力
基本性能
陰気放出
あまりに陰が強く濃すぎて、牛車の形すら歪んで見える。
供をしている男のほうも相当だが、なによりも尋常じゃないの
は牛車の主だ。
あの御簾の向こう、薄っぺらな幕の先に、どれ
だけの異常が座っていても何ら不思議はないだろう。
肉体操作
- 常識や理屈を無視した身体能力を発揮できる
- 筋力、反射速度等の身体性能を常識を無視した域まで上げられる。
凶月を代表とする高位の歪みは、己を一つの異世界へと変え
ている。ゆえに骨格や筋量がどうだのという理屈や常識など受
け付けない。
まさに超常強化と呼べるだろう。それは五感総てに及んでお
り、ならば無論言うまでもなく——
つまり、先の刺突は心臓を捉えていない。のみならずあらゆ
る大動脈、急所の位置を刑士郎はずらしているのだ。これでは
首を切断でもしない限り、必殺とはなり得ないだろう。
異界化
覇吐に限った話ではないが、高位の歪み者は自己を一つの異世界と化し
ているため、たとえば高速体術で派生する衝撃波なども外界に伝播しに
くい。基本、己と他を切り離しており、あくまで彼の内部と彼が触れた
物に限定された力である。
関連項目
歪みのようで歪みではない能力
作中で登場した歪み
関連タグ
最終更新:2014年03月08日 07:58