術技についての詳細
消滅攻撃
こうして空に在るだけで、
ただ双眸を向けるだけで、死を喚ぶものだ。
女に備わった異能が特別でなければ、
視線を認識した瞬間、絶命していただろう。
(中略)
事実。女に備わった異能は
赫色の視線を認識した刹那の間に、
数百の死を受け止めていた。
ただの一瞥だった。
何か、特別な攻撃行動があった訳でもない。
赫色の双眸が輝いたに過ぎない。
ただ、それだけ。
ただ、刹那の間。
支配の薔薇は、ただ、
湧き上がる光と影の狭間を見ただけだ。
瞬間、すべての影が打ち砕かれていた。
(中略)
赫い光はとめどなく。
降り注ぐ。
熱でもなく、質量でもなく、圧力でさえなく、
ただ、触れたものを光輝たる粒子へと換える
死の光。赫の光。
使用者との関連性
形態による強度の変化
- 形態変化することで強度が変わる
- 仮面体から最上位形態に変化することで億倍まで強力になる。
黄金大怪球、無数の茨、黄金十字、
そして、頭頂部から覗くのは禍々しい瞳。
視線に伴う死の圧力は
今や、先刻の赫瞳の億倍にも達しよう。
現象数式領域の拡大に伴う規模の拡大
- 現象数式領域で覆った空間の空から一瞥可能となる
- 空からの視線なので規模も相当なものに拡大されている。
学園都市が歪みの空に覆われる。
それは、数式領域と呼ばれる空間でのみ
僅かに、目にされてきたはずの空だった。
(中略)
見るがいい。
この歪みの空の果てを。
前世紀には在ったという太陽を思わせる、
空の、赫い光を。
双眸を——
人工島の空に浮かぶ——
薔薇の、瞳を——
関連項目
《薔薇の瞳》の強度に変化を及ぼす形態。
ローゼンクロイツの持つ形態の一つ。
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最終更新:2013年11月02日 18:08