無間叫喚地獄

作品名:神咒神威神楽
使用者:天魔・悪路

神座万象シリーズに登場する能力。
太極のひとつ。随神相は笑う巨大な鬼。
自身から発する総てを腐敗毒の存在へと変生する能力。

+ 詠唱
ひい ふう みい よお いい むう なあ やあ ここのたり
 一 二 三 四 五 六 七 八 九十

 ふるべ   ゆらゆらと   ふるべ
 布留部 由良由良止 布留部

ちのみちとちのみちとそのちのみちかえしかしこみたまおう
 血の道と血の道と其の血の道返し畏み給おう

かさいになやむこのびょうどくを このかじにいまふきはらうとこいのかみかぜ
 禍災に悩むこの病毒を この加持に今吹き払う呪いの神風

たちばなの おどのみそぎをはじめにて いまもきよむるわがみなりけり
 橘の 小戸の禊を始めにて 今も清むる吾が身なりけり

ちはやふるかみのみせいのわれなれば いのりしことのかなわぬはなし
 千早振る神の御末の吾なれば 祈りしことの叶わぬは無し

 ――太・極――

カムナガラ  かりじかむい・むげんきょうかん
 随神相――神咒神威・無間叫喚





能力についての詳細

腐敗毒化

  • 自身に接触するものを腐敗させ分解する腐敗毒へと変わる
    • 肉体は勿論、視線や声、気勢にも腐敗毒の概念が宿っている。
 紫織の拳が崩れていく。のみならず手首も、肘も、肩まで
も、異界の獣がその顎で食らい尽くしていくかのように、凄
まじい勢いで体細胞を分解していく。
 腐っているのだ。あれは視線も呼吸も何もかも、触れると言う概念
総てにその現象を付随させると見て間違いない。

叫喚地獄内部

  • 存在するモノを腐蝕する腐界
    • 物質・エネルギー、あらゆるものを腐らせて無効化できる。
      • 概念的な攻撃は腐滅できない。
 悪路の体皮へ接触した途端、斬撃そのものが腐り落ちた。足止めに
すらならぬまま、轟と音を立てて死風が荒ぶ。

異界内部

  • 肉壁と腐敗臭に満ちた世界
    • 異物の挙動を余さず感知できる。
 巨大な荒神の内部に突入を果たすものの、核たる悪路へ宗次
朗の渾身は届かない。ここが彼の腹の中だと言うのなら、入り
込んだ異物の挙動など手に取るように分かるのだろう。


使用者との関連性

太極の基となった渇望

  • 愛する者を守るために総ての穢れを引き受けたい
    • 自分は毒で穢れて全身腐っている=腐敗毒化が発現した。
彼がこうした能力を持つに至った背景は、愛しい他者を数多の嘆きから
守るため。彼らを傷つかせないし汚させない。そのためならば、自分一
人が毒を被ることになっても構わないという救済の祈りである。


元ネタ

叫喚地獄
八大地獄ののひとつ。第四の地獄。
釜茹や猛火の鉄室に入れられた罪人が号泣、叫喚する地獄。
泣き喚き、許しを請い哀願する声を聞いた獄卒はさらに怒り狂い、罪人をますます責めさいなむという。


関連項目

無間叫喚地獄の能力位階。

無間叫喚地獄の基となったと思われる前作の能力。

無間叫喚地獄の低位階術技。

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最終更新:2018年12月29日 04:24