詳細
法則創造
ルサルカ「まずは創造位階についてね。創造っていうのは自分と自分の聖遺物にとって
都合のいいルールを一つだけ生み出すってこと。そして、このルールは物理
常識には縛られない。どんな荒唐無稽なことだって、現実と化すの」
(中略)
そうした性質の差異はあれど、どちらにしても創造は強力無比な奇跡の業
よ。どんなルールを授かるかは、術者の渇望と聖遺物の相性できまる」
詠唱
- 自己暗示と精神集中のための詠唱
- 瞑想(トランス)状態へ移るための儀式的なもの。
中2病には必須です
それは暗示とでも言うべきだろうか、自身の在り方を強力に固定しようという
意志の力が、瞑想状態へと誘う詠唱。
覇道型と求道型
- 使用者の渇望によって発現が二種類に分類される
- 周囲を生み出した理によって染める創造を覇道型という。
- 周囲がどうあって欲しいかという渇望に端を発している。
- 自身を生み出した理はよって変える創造を求道型という。
ルサルカ「創造の効果が及ぶのは、発動させた術者が規定する範囲の中にいる者全て。
これが覇道ね。世の中がどうあってほしいか、と願う気質を持つかどうか。
ベイなんかがその代表例だわ」
「そして逆に、自分の体を変性させる場合。これは求道ね。
常識を無視する渇望
- 現実や常識すら無視して為し遂げられると思える程の強い渇望が必要
- 現実的に不可能と思っている間は"形成"位階のまま。
トリファ「と言うよりは、おそらく使えないでしょう。創造以上の位階に達するなら
ば、現実を無視する信仰が要る」
「マレウスのものを見ましたか? レオンハルトは? ベイ中尉は? あれ
らはすなわち、己の誓い、己の常識、己の価値観をもって普遍的日常世界
を侵食する祈りです」
「昼間に夜が生じる。影に触れたら縛られる。己が肉体を炎と化す——など
ということは“常識的”に有り得ない。と僅か一片でも思っている限り、
創造位階には上れない」
覇道型の特徴
異界展開
- 自身の価値観を無理矢理世界に適用させる
- 例え同じ"創造"位階でも拮抗できなければ覇道型の価値観に飲み込まれる。
- 元ネタのニーチェ思想にある超人と同じ。
ここは依然、彼の夜。
炎は穿てず、斬れず、砕けず——そんな常識は通用しない。
(中略)
炎が抉れ、削られる。未だヴィルヘルムの創造を壊せない。
創造異界内の物質も変質する
- 死森の薔薇騎士内のガラスが藤井蓮に割れなかった。
- エイヴィヒカイトの使い手が全力で殴って破壊できない。
抱きつく先輩を振り払い、目の前の窓ガラスに本気の拳を叩き込む。だとい
うのに、どういうことか、薄っぺらなそれ一枚すら砕くことが出来なかっ
た。
欠点
- 飲み込んだ他人の数だけ創造使用者の"常識"が薄れる
- 本人の自負の強さでどこまで創造を保てるかが決まる。
櫻井螢「創造世界に大勢巻き込めば巻き込むほど、常識がぶつかり合って威力が落
ちる——こんなことは有り得ないと、世界を否定する因子の数だけ、あなた
の常識には亀裂が走る」
求道型の特徴
自身の異界化
- 自分一人のみに異界法則を適用させる
- 能力が適用されるのは己のみであり、触れた対象にしか伝播しない。
- 自身をひとつの異界(単一宇宙)へと変える。
炎塊と化した身を躍らせて、杭の嵐に身を投じる。
螢の世界は彼女の内面にだけ展開し、彼女だけを異に変えるもの。
櫻井螢が一つの異世界。誰も巻き込まず邪魔されず己一人で完結する無人
の恒星——
元ネタ
ブリアー(Olahm Ha-Briah))
カバラの数秘術にある位階の一つ。創造世界を指す。
関連項目
"創造"を位階のひとつとする能力分類。
エイヴィヒカイトにおける第一位階。
聖遺物の特性を肉体へ乗せる。
エイヴィヒカイトにおける第二位階。
特性を宿した聖遺物を具現化させる。
エイヴィヒカイトにおける第四位階。
創造位階で生み出した理を全世界へ流れ出させる。
覇道型の創造
求道型の創造
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最終更新:2020年04月20日 14:07