デウス・エクス・マキナ
作品名:
Dies irae
使用者:ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン( = ミハエル・ヴィットマン)
神座万象シリーズに登場する武器。
聖遺物のひとつ。形状は使用者の身体。
全身が機械でできている使用者の身体そのものが聖遺物である。
常時"形成"状態で使用者が殴ったものを徐々に崩れさせる能力がある。
武器について
来歴
- とある英雄の愛機である戦車
- 使用者の魂と融合してサイボーグの身体として誕生したが、実用性は皆無の品。
魔城の戦奴であったマキナの魂を、メルクリウスがとある英雄の愛機であったティーが—戦車に宿ら
せた結果、機人とも言える存在が誕生した。
有り手に言うならサイボーグだが、科学技術的には到底実用に耐えうるものではない。
無人の戦車を宿った魂が動かしていると言ったほうが正しい。
形容
- 鋼鉄の身体
- 機械を生前の使用者の肉で覆った姿
- 使用者の"創造"発動時には表皮が剥がれて、鋼鉄の部分が表れる。
サイズ可変?
破城槌のような黒い鉄拳が落ちてくる。ラインハルトの右肩後方から出現し
たそれは、腕一本だけでカインの巨体より遥かにでかい。
形成時の能力
- 自壊事象誘発
- 常時"形成"状態である ため、殴るだけで能力を発動させられる。
- 創造時程の即死能力はないが、徐々に崩壊していく。
- "創造"位階に達している者であっても有効。
息が、鼓動が、総てが止まる。肉も骨も魂も、ひび割れ砕け、崩れていく。
幕引きのご都合主義……それはどんなものであろうと問答無用。たとえ一瞬
でも歴史がある存在、事象、概念残らず、強制的に物語の幕を引くこと。
俺はそれを、受けてしまった。
- 黄金聖餐杯の霊的装甲を破壊可能
- あらゆるものに対して絶対的な防御力を誇る結界すら形成状態で破壊可能。
欠点
こいつは人形。創造物。機械仕掛けの神の像。
ならば、その身に組み合う歯車の響きだけは隠せない。
(中略)
血肉を持たない機械人。反射という人体特有の機能をなくした為に、心は無
想の域に達しても歯車は事前の動作をしてしまう。
使用者との関連性
元の戦車の乗り手
元ネタ
デウス・エクス・マキナ(Deus ex machina)
楽劇における専門用語。
演出技法のひとつでラテン語で「機械仕掛けから出てくる神」を意味する。
都合良く幕を引く『ご都合主義』として現れる機械仕掛けの神。
ミハエル・ヴィットマン(Michael Wittmann)
第二次世界大戦時にドイツ第三帝国の武装親衛隊に所属していた戦車兵。
最終階級はSS大尉。
1944年のヴィレル・ボカージュの戦いにおけるドイツ勝利の立役者であり、この功績から柏葉剣付騎士鉄十字章の授与と
101重戦車大隊長に任命されている。
SS第17装甲擲弾兵師団 ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン(17. SS-Panzergrenadier-Division "Götz von Berlichingen")
ドイツ第三帝国の武装親衛隊のひとつ。
訓練部隊や補充部隊、バルカン半島(ルーマニア)に住むドイツ系住民の徴兵より基幹部隊が作られ編成された部隊。
ちなみに史実では戦車をほとんど持った経歴がない。
部隊のマークとして鉄の義手を採用している。なぜかは↓を参照。
ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン(Götz von Berlichingen)
中世に実在したドイツの騎士。戦争で片腕をなくすが、鋼鉄の義手を付けて戦い続けたことから「鉄腕ゲッツ」の異名を誇った。
しかし、血の気が多く戦いに乱入し、さらには強盗・恐喝・追剥で財産を築きため、盗賊騎士とも呼ばれる。。
鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン(Götz von Berlichingen mit der eisernen Hand)
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる戯曲。
史実のゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲンを英雄的に描いたもの。史実とは異なり、若くして死ぬ。
関連項目
機神・鋼化英雄の武器分類。
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最終更新:2020年04月19日 16:39