作品名:
漆黒のシャルノス
使用者:バンシー(= シャーロット・ブロンテ)
別呼称:今も泣き叫ぶもの
バンシーについての詳細
形容
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変身前 |
風のままたなびく髪と服装がそう告げる。
中流階級か、それ以上の家の子。
こんな遅くに、子供が、たったひとりで。
佇んでいるのか歩いているのかわからない。
姿は、朧で。
そう、涙の印象があった。
不気味な暗がりと距離とに隠されながら。
力無く項垂れた幼子だったものの足元から、
暗闇の影から浮かび上がるものがある。
幾つもの黒い塊、奔流のように蠢いて。
数え切れないほどの黒い首を振り上げ、
数え切れないほどの紅い瞳を瞬かせて。
黒い、あの、怪物。
夜の暗がりが、
幼子の足下の闇がかたちを得る。
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変身後 |
- 登場初期は“貌”を白い両手で覆っている。
- 途中で両手を放し、紅い単眼の顔を見せる。
- CGだと面貌以外は完全にシャーロット・ブロンテそのもの。
白い両手に覆われたそれの“貌”を。
隠す両手がするりと解けて、
露わになる“貌”のかたち。
それが、視界に入って——
ひとつの瞳が——
- 黄金瞳を見ていない。
- 黄金瞳の自動追跡を行わない。
代わりにメアリを自動追跡する
今までとは違う。これは、違う。
怪物は周囲へと視線を投げ掛けているのだ。
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黒い奔流
——襲い掛かってくる!
——石畳を容易に砕く黒い奔流となって!
(中略)
じわりじわりと黒い街路を融かして、
這い寄る黒の塊と共にメアリを追いつめる。
使用者との関連性
《怪異》を生み出した想い
- 明日の否定
- メアリ・クラリッサ・クリスティを失う未来の拒絶。
- その未来を《緑の石》によって直接見て、生み出した強い拒絶。
【シャーリィ】わたしは願った。
明日という日が、二度と訪れないように。
元ネタ
バンシー(banshee)
アイルランドおよびスコットランドに伝わる女の妖精。
バンシーの泣き声が聞こえた家からは死人が出るとされる。
関連項目
《怪異》バンシーの種族分類。
関連タグ
リンク
最終更新:2022年07月10日 07:04