トール・トーテンタンツ・ヴァルキュリア
作品名:
Dies irae
使用者:トバルカイン、ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン=ヴァルキュリア
櫻井螢、藤井蓮
独表記:Donner Totentanz ———Walküre
神座万象シリーズに登場する能力。
トバルカインの使う能力のひとつ。
位階は
"創造"、発現は求道型。
自分自身を雷へと変える能力。物質透過、雷速機動はもちろん雷撃といった飛び道具も使える。
+
|
詠唱 |
ihm innig vertraut-trotzt’ ich deinem Gebot.
Wohl taugte dir nicht die tör' ge Maid,
Auf dein Gebot entbrenne ein Feuer;
Leb' wohl,du kühnes, herrliches Kind!
ein bräutliches Feuer soll dir nun brennen,
wie nie einer Braut es gebrannt!
我 が 槍 を 恐 れ る な ら ば こ の 炎 を 越 す こ と 許 さ ぬ
Wer meines Speeres Spitze furchtet, durchschreite das feuer nie!
我 が 槍 を 恐 れ る な ら ば こ の 炎 を 越 す こ と 許 さ ぬ
Donner Totentanz――Walküre
|
トバルカインの雷速剣舞・戦姫変生
基本性能
規模 |
高等学生百人以上を一撃で肉片に変える |
威力 |
エイヴィヒカイトを使う藤井蓮(形成~創造位階)を吹き飛ばす エイヴィヒカイトを使う櫻井螢を感電して動けなくさせられる |
その他特性 |
光度によって第六感を麻痺させられる。 |
亜雷速
- 身体速度が雷速級に上昇する
- 雷化しているわけではなく、体術のレベルで速くなる。
まさしく雷速かと思わせるほどのスピードで、カインが俺に追いすがる。こい
つ、この図体で、あれだけの長物を持ち、その上で俺より速い──
雷撃
瞬く閃光。カインと呼ばれた巨人の担ぐ無骨な鉄塊……おそらくは奴の聖遺
物であろうその物体が、不吉な音を立てて鳴動する。帯電して咆哮する。
(中略)
全力で振り下ろされる鉄塊と、先ほどまでの数倍を超える死の雷——それ
はここに生き残っていた総ての者達……蓮や司狼やエリーはもちろん、螢や
リザすら巻き込んで消し飛ばす極大の一撃だった。
紫電が眼を焼き、視界を覆う。
爆ぜる雷光の規模はこれまでの比ではなく、まともに喰らえば今の俺でも五
体バラバラに砕け散って命は無い。
五感の麻痺
強烈な光が目を焼く。目前に突然太陽が現れたかのような、青白い帳が視界
を覆い尽くした。衝撃を伴う膨大な光の奔流。一瞬にして俺は全てを奪われ
る。
視覚。聴覚。嗅覚。触覚。味覚。
瞬時にして外界との接触を断ち切られ、俺は光に焼き尽くされた暗闇へ放り
込まれた。
ベアトリスの雷速剣舞・戦姫変生
雷化
- 物理無効化
- 物質的な攻撃を全て透過する。
- 炎等のエネルギーも透過する。
創造位階に移行したベアトリスはまさに閃光。その速さもさることなが
ら、生半可な攻撃では傷一つ負わせられない。稲妻と化したその身体は、炎
も銃弾も貫通する。
雷撃
トバルカインと同様なので省略。
偽神化
それが引き起こすのは銀河面吸収帯の大激突。
dura lex sed lex
俗にグレート・アトラクター。この衝撃に呑み込まれて無事なものなど存
在しない。
(中略)
閃光が走る。戦姫が駆ける。彼女が信ずる道をその輝きで照らせるよう
に。
一瞬の綻びをついて激突面を掻い潜り、“座”の蛇へと一矢報いるため雷
光と化して突破する。
櫻井螢の雷速剣舞・戦姫変生
亜雷速機動
- 屍兵化することで使用可能になる創造
- トバルカインになることで歴代の力を引き出している。
雷気を帯びて瞬く偽の聖槍。トバルカインがそうであったように、雷速級の
体術を螢はここで発揮していた。
偶然ではない。
全身九割まで槍の侵食を許すことで、カインと同等の力を引き出し、今こ
の瞬間に爆発させる。
藤井蓮の雷速剣舞・戦姫変生
戦乙女召喚
使用者との関連性
創造の基となった渇望
それは無明の戦場を照らすため、願い祈った彼女の渇望。
血と硝煙に染まった空の下、数多の同胞が道を見失うことなどないように。
敬愛する上官の理想が輝くように。
闇を切り裂く閃光に——英雄たちを栄光に導く戦乙女になりたい。
- トバルカインのものは自我を失ったベアトリスの渇望であるため、劣化している。
- スワスチカ第五解放まで雷化できない等のハンデが出ている。
その高潔な祈りこそ彼女の創造だ。偽槍に囚われ、自我を失っていた状態
のそれとは比べ物にならない。
四代目トバルカインであったときとは、もはや何もかもが違っていた。
元ネタ
トール(古ノルド:Þórr、独:Donner)
北欧神話に登場する雷神。
スルーズという娘がいる。
トーテンタンツ(Totentanz)
どんな身分の人間でも死後は統一されるという概念。
絵画では死の恐怖に恐慌した人間が踊り狂う姿を描かれている。
その背景には14世紀に発生したペスト(黒死病)によって身分に関係なく死んだことが関係している。
教会で「メメント・モリ」を説かれたり、ユダヤ人の陰謀説が流れユダヤ人の大虐殺が起きた。
ヴァルキュリア(独:Walküre)
北欧神話に登場する半神の戦乙女。
神々の娘で人の戦に加わって勝利をもたらし、死亡した英雄を神々の世界であるヴァルハラへと運ぶ。
詠唱
リヒャルト・ワーグナーのオペラ『ヴァルキューレ』の最終章に登場する台詞。
ベアトリスの台詞はブリュンヒルデの台詞。
エレオノーレの台詞は神々の王ヴォータンの台詞。
関連項目
雷速剣舞・戦姫変生の能力分類。
雷速剣舞・戦姫変生の能力位階。
ベアトリスを召喚し、神格まで引き上げて雷速剣舞・戦姫変生を
使用できる
"流出"位階の能力。
関連タグ
リンク
最終更新:2020年04月20日 14:04