拷問城の食人影

チェイテ・ハンガリア・ナハツェーラー
作品名:Dies irae
使用者:ルサルカ・シュヴェーゲリン、
    ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ=メフィストフェレス

神座万象シリーズに登場する能力。
位階は"創造"。発現は覇道型。
能力は 影に触れたものを動かなくする不動縛、使い魔の食人影と組み合わせて使う
ラインハルトが使用する場合は、槍の影が同様に殺到する。なお、同じ能力なのでラインハルト
の拷問城の食人影は割愛する。

+ 詠唱

+ ラインハルト詠唱




能力についての詳細

発動時の形容

  • 髪の色が赤くなる
    • 元々赤いが輝度が上がって少し薄くなる。
月と同じ色をした長髪が翻り、闇に踊った。

不動縛の法

停まっていく——身体が、全てが。
肉体のみならず、精神から魂まで絡みつくのは、影の魔力だろうか? 追い
すがる逃亡者のように、あるいは堕落を誘う妖精のように、俺の存在を停止
させる。
その強制力は絶大で、完全に囚われれば全てが掌握されると理解した。爪先が
重なっただけでこの強制力。半身でもこの影と触れ合えば、呼吸だって奴の許
可なしにはできないだろう。

トバルカインとの連携

掲げた鉄塊から、紫電が爆発し迸る。目を焼く雷光が地面に落とした影が蠢
き、密度をもって震えだす。

(中略)

ルサルカは、操操という意味においてシスターより数段劣る。
だがその反面、カインと自らの術を連携させられるのはこいつだけ。
雷光が生み出す影、影、影——敵に回せば最悪のコンビネーション。

偽神化

 膨れ上がる影の帯が濁流となり、津波の勢いで蛇へと向かう。

欠点

  • 停止能力を力で無視されるとダメージを負う
    • 格上の相手だと一方的に術を無効化され、ダメージを負う。
 一歩。まるで無造作に、ナハツェーラーに緊縛されていたマキナの足が前
に動いた。それに伴い、術に亀裂が走ったことでルサルカの額から血が噴き
出る。

その他

  • 己の影しか操れない
    • 夜闇の中では使えない。
    • 己の影のみが異世界であるため、燃費の操作が可能。
    • 敵味方無差別に狙うわけではないので、欠点より長所になる。
展開される異世界は影であるため、伸縮自在な上に対象の狙い撃ちも可能。多勢を巻き込むことで燃
費が悪くなるのが覇道型の欠点だが、これは状況に応じて汎用性の効く、なかなか優れた作りだと言
える。ただし、操るのはあくまで自分の影であるため、真闇の状況下では使えない。


使用者との関連性

"創造"の基となった渇望

  • 他者の停止
    • 誰もが突出することがないように停止させたいという渇望。
 願っていたのだ。焦がれていたのだ。天に輝く星の光を、暗い水底から憧
憬と共に見上げていたのだ。

 そう、己は地星。翼はないが手は伸びる。
 影の血泥を従えて、空の者たちを落としたい。

 (中略)

 みんな止めてしまえばいい。
 それがわたしの、求め願い創造った世界。
  • 生きる時間の差異を埋めたい
    • 長命の使用者と短命の他者の生きる時間が異なるのを埋めたいという渇望。
      • 他者を止めることでその差異を埋める。
 この僅か数年後、つまらないありきたりな戦場で、名もない一兵卒のまま
死んだらしい。止まりたいと願っていても、彼は断崖に歩いて行かざるをえ
ない生物なのだ。自分とは生きる時間が違う以上、さっさと先へ行ってしま
う。


元ネタ

チェイテ・ハンガリア(Csejte Ungarn
エリザベート・バートリーが住んでいたハンガリーのチェイテ城とされる。

ナハツェーラー(Nachzehrer
ドイツの民間伝承に登場する吸血鬼。

詠唱
ドヴォルザークのオペラ『ルサルカ』。
水の精であるルサルカが恋した王子と結ばれて、水底へ沈む。


関連項目

拷問城の食人影の能力分類。

拷問城の食人影の能力位階。

拷問城の食人影を発動させる聖遺物

拷問城の食人影を発動させることで停止能力を得る使用者の使い魔。

次回作に登場する拷問城の食人影。
天魔・夜刀の軍勢変生で神格級まで強化されている。


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