ハイリヒ・エオロー
作品名:
Dies irae
使用者:ヴァレリア・トリファ=クリストフ・ローエングリーン、
ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ=メフィストフェレス
神座万象シリーズに登場する武器であり防具。
聖遺物のひとつ。形状は肉体。
数百万の魂を吸収し、聖遺物と呼ばれるに相応しいほどに恐怖を吸ったラインハルト・ハイドリヒの肉体。
さらに
壷中聖櫃・不死創造する生贄祭壇によって極限まで強化された
対魔、対物理、対時間、対偶然の防御膜を永久展開させている。
ラインハルトが使う場合は聖遺物ではなく、デフォルト装備として扱われる。
武器についての詳細
作中最高防御力を誇るラインハルトの肉体
- 全事象に対する防御膜を永久展開させている
- 物理的・魔術的な攻撃が通用しない。
- 時間による劣化やあらゆる可能性による損耗が生じない。
- ヴァルハラ(死後世界)の魂総てを有する
「クリストフの守り、その度外れた強度の秘密は二つある。一つはベルリン
の黄金錬成をもとに副首領が——と言うよりイザークが城を飛ばした際の副
産物だよ。
すなわち対魔、対物理。対時間、対偶然。そうした防御膜を極限まで強
化、薄れないように永久展開させた盾。
そしてもう一つは、鎧——」
(中略)
「あの内に渦巻くヴァルハラの軍勢。魂の総和が常識外れの密度を有してい
るからに他ならん。
分かるかな、あれはハイドリヒ卿の玉体なのだよ」
自らの肉体が聖遺物。常時形成状態にあり、具現と融合の二種特性を持つ特
殊型。
対策
- 総軍(=数百万人以上)規模の魂を集めた攻撃を行う
- 防御膜を貫通する即死・消滅攻撃を当てる
- 極限まで強化されている防御膜を貫通しないと聖遺物まで届かない。
「まず第一は、マキナ卿の一撃。情理を無視した終焉のルール。
そして第二は、言いましたね。総軍を超える魂をぶつけること。
- 消滅の特性を有していない武器では防御膜を削ることができない
「今、マキナが削っているのは前者だ。あれを崩せる者は奴しかいない。(以下略)」
「自傷か……確かにその手もあったな」
彼自身が彼を害する。(以下略)
欠点
再度聖槍を召喚する。先刻、一度出したそれを消したのは、この奥義が致
命的な弱点を生じさせるからに他ならない。
なぜなら鉄則として、究極の盾と鎧に覆われたまま抜刀は出来ぬのだ。必
殺の攻撃に出るということは、同時に守りを失う状態を意味している。
- 渇望を捨てると使用できなくなる
- 自身がなりたいと思ったものを否定すると黄金聖餐杯を制御できず、自壊する。
- 使用者の魂は肉体から抜けて城にある本来の肉体へ移る。
使用者との関連性
変身願望から得た聖遺物
- 別人になるとして入った器
- 制御不可能なサイコメトラーの能力が備わっていた生来の器から移った先の完全不滅の器。
- ラインハルトの魂は異界へと移っていたため肉体に宿ることができた。
元ネタ
ハイリヒ(Heilige)
ドイツ語で「聖人」、もしくは「聖なる」を意味する語。
エオロー(EOLH)
ルーン文字の一つ。「保護」を意味する。
関連項目
黄金聖餐杯の武器分類。
リンク
最終更新:2020年04月19日 16:38