死がふたりを分断つまで

ブリュンヒルデ・ロマンシア
作品名:Fateシリーズ
使用者:ブリュンヒルデ、アルターエゴ(= パッションリップ)

奈須きのこ作品Fateシリーズに登場する武器。
宝具のひとつ。形状はブリュンヒルデの場合は魔銀の槍(もしくは愛憎)、パッションリップの場合は爪(もしくは剣)の長い黄金の籠手。
ブリュンヒルデが使うと対象への愛が深いほど槍が重く大きくなっていく
パッションリップが使うと対象への愛が深いほど威力と命中率を上昇させる武器
パッションリップはFGOにて後日談が作られ宝具が変質して大ダメージ後に周囲を回復する武器に変わっている。




武器についての詳細

来歴


+ ブリュンヒルデの場合
  • 生前に使用した魔銀の槍
    • 性格には英霊が召喚された際に持っている武装ではなく愛憎を生前の武器の形にしたもの。
運命の相手への深い愛憎を、生前に使用した魔銀の槍として形成させた宝具。

+ パッションリップ(EXTRA)
  • ブリュンヒルデの神性から得た宝具
    • ブリュンヒルデが振るったのは槍であるがパッションリップの場合はドゥルガーの神性から巨大爪の形状を取っている。
      • 実際は爪ではなく十本の剣である。
パールヴァティーの側面とされるドゥルガーは、
十本の神授の武器を持っている。パッションリップの
巨大な爪はその十の剣を具現化したもの。

基本性能

+ ブリュンヒルデ
宝具のランク B
種別 対人宝具
レンジ 2~40
最大捕捉 1人

+ パッションリップ(死がふたりを分断つまで)
宝具のランク C
種別 対人宝具
レンジ
最大捕捉 一人

+ パッションリップ(死が二人を別離つとも)
宝具のランク C
種別 対心宝具
レンジ 2~10
最大捕捉 1人


武装強化



使用者との関連性

ブリュンヒルデの場合

  • 愛の深さに応じて槍が重く大きく変化する
    • その槍から放たれる一撃は使用者が「真の英雄である」と信じた相手に有効。
対象への愛が深くなればなるほど槍は重く大きく変化する。生前の彼女が真に愛した対象であるシグルドに大して特に絶大な効果を現す。
  • 自動的にシグルドを殺しにかかる
    • ワルキューレの習性と英霊の座に「シグルドを殺すモノ」として登録されているため。
それでも、万が一にも目の前に彼が召喚されたならば自動的に槍を向けるだろう。
英霊として形作られた彼女自身が「シグルドを殺すモノ」として宝具と共に定義付けられてしまっているためだ。

パッションリップ(EXTRA)の場合

  • 二柱の女神の愛とドゥルガーの爪を持つ
    • パッションリップはパールヴァティーの属性によって盲目的な愛を持つが、ブリュンヒルトの属性によって愛憎が反転する。
  • 発射した巨大爪の命中精度と威力が上昇する
    • 真名解放していないときですら対サーヴァント処理が施されている障壁を破壊できる。
    • 真名解放時はロケットパンチのように発射し、黄金の巨大籠手が縦横無尽に飛び回る。
対象への愛情が深ければ深いほど、
命中精度とダメージ数値を増していく宝具。
たとえそれが一方通行のものであったとしても、
愛した相手は決して逃さない。

パッションリップ(FGO)の場合

  • 宝具の変革
    • どんな結末であろうと愛そのものは真実で永遠であるという考えから攻撃力への変換能力はなくなり、代わりに周囲を守る方向性に変わった。
「どんな別れであっても、それまでの愛は真実で、永遠だと信じます」
そんなリップの願いどおり、愛するものを憎むのではなく、愛するものを守るための力となった。まさに純粋無垢かつ
大人な聖女パワー。
敵全体に大ダメージを与えた後、味方パーティーの体力を回復する。


元ネタ

パールヴァティー(पार्वती
ヒンドゥー教の女神の一柱で、その名は「山の娘」を意味する。
戦いの女神、ドゥルガーと同一視される。

ドゥルガー(サンスクリット語: दुर्गाDurgā
チャンディー(サンスクリット語: चण्डी, Caṇḍī
ヒンドゥー教の女神。戦いの女神。シヴァ神の神妃とされるためパールヴァティーと同一視される。
複数の名を持ち、最初はチャンディーという名であったがアスラのドゥルガを殺した際にその名(「近づき難い者」の意)を自らのものとした。
地上で人間のふりをした時はアムビカーと名乗り、カーリーたちを率いてチャンダとムンダを討ち取ったことからチャームンダー、九つの姿を持つためナヴァドゥルガーとも呼ばれる。
姿は三つの眼を持つ10本あるいは18本の女性。腕にそれぞれ神授の武器を持ち、虎もしくはライオンに騎乗した姿で描かれる。
神話においてアスラ王マヒシャがデーヴァ神族を天界から追放し、それを知ったシヴァとヴィシュヌの怒りの光から生まれたとされる。
チャンディーはアスラ神族を次々と殲滅し、水牛の姿をしたマヒシャをシヴァの三叉槍で殺した。
後のアスラ王シュムバ、ニシュムバとの戦いでは怒りのあまりに額を黒く染めてそこからカーリーという殺戮の女神を、逆立つ髪から八つの戦女神マトリカスを生み出し、
二人のアスラ王を神々の助力を得て滅ぼした。
仏教では玄奘三蔵の伝記『大慈恩寺三蔵法師伝』では突伽と表記され登場し、突伽天女、突伽天神、塞天女、遮文荼(しゃもんだ、チャームンダーの音写)と呼ばれ、
七母天の一尊かつ焔摩天の眷属とされる。

ブリュンヒルデ(古ノルド:Brynhildr
北欧神話に登場する戦乙女(ワルキューレ)の一人。

死がふたりを分かつまで
キリスト教の結婚式に登場するフレーズ。
どれほどの困難があろうと死が訪れるまで二人は離れないことを誓い合う宣言。
元は新約聖書・ローマ人への手紙7章2節から来ている解釈。
すなわち、夫のある女は、夫が生きている間は、律法によって彼につながれている。しかし、夫が死ねば、夫の律法から解放される。


関連項目

死がふたりを分断つまでの武器分類。

パッションリップのスキル。
併用することにより相手は死ぬ

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最終更新:2022年05月12日 02:14