情報空間(赫炎のインガノック)

作品名:赫炎のインガノック
用語分類:場所分類

スチームパンクシリーズ(Liar-soft)に登場する空間。
機関接続し、意識体として直接情報を得られる空間。空間というよりは情報世界と言った方が近い。
知識を得る上で非常に便利な空間であり、情報は見るだけで脳に直接刻まれ、記憶される




詳細

情報を意識として得る空間

  • 機関の情報書庫に蓄積された情報が得られる空間
    • 機関接続を行うことで計算機関、情報機関内の情報空間へアクセスできる。
    • 肉体ではなく意識で情報を見て、情報空間を渡り歩く。
情報空間は文字とは違う意味合いの場所だ。
正確には空間ではない。
情報蓄積装置にして計算装置としての機関。
その内部に意識を接続した状態での、
機関内の“情報書庫”のことを指す。
情報を意識として捉える行為。
その際に発生するこの“視野”が情報空間。
  • 空間内の情報を閲覧することで情報を得る
    • 情報を直接的に脳に記憶する。
    • 数秘機関を脳に埋め込むことでどんな人でも情報空間に入り込める。
情報空間の利便性はその汎用性にある。
インガノックが得た数秘機関技術の中でも、
機関接続に伴う情報空間技術は特に有効だ。
容易に人は情報を得られる。
機関に蓄積された、あらゆる情報を。
書籍を手に取り頁をめくる必要はない。
文字を読む必要すらないのだ。
空間内を歩き、該当する情報を見るだけだ。
それだけで情報は脳に刻まれる。
  • 接続している生命体も情報として扱われる
    • 情報と同じ扱いなので検索や解析が可能。
何かの生体が情報空間に接続すれば、
それは高密度情報体として認識される。

情報空間内の時間経過速度

  • 時間経過速度は現実の1万分の1秒
    • インガノック内は外部の世界の5倍の速度で時間が経過するため、スチパン世界において
      実質的に通常の5万倍の速度で行動できる。
バンダースナッチ『まずは話をしよう。
         情報空間において、時間は無限にある。
         ここでの1秒は現実では1万分の1秒』

情報空間への侵入

  • 機関エネルギーを用いて無理矢理機関同士を繋ぐ
    • 情報防壁を食い破り、情報空間を機関エネルギーと繋ぐことであらゆる機関と接続できる。
      • 一流のハッカーが持つ技能のひとつ
      • 情報体のクリッターなら情報を破壊してどこにでも行くことができる。
暗号化された情報蓄積体で構成された
防壁を食い破り、他の情報空間へ到るか。
とんだ虫もいたものだ。

(中略)

それは一流のハッカーだけの技術だ。
本来、スタンドアロンの状態にある機関の
情報空間は、それひとつで閉ざされている。
それを無理矢理に他の機関と繋げる。
都市を駆けめぐる機関エネルギーを用いて、
そこに情報空間を繋いで——
ありとあらゆる機関に接続し、
ありとあらゆる情報空間へと侵入する。
  • 侵入者を灼き消す"灼き器"が存在する
    • 企業ではハッカーの侵入を防ぐため用意されている。
違法に接触を図る何者かを自動的に
灼き消す、機関エネルギー走査装置も
既に開発されているからだ。

元ネタ

マトリックス空間
赫炎のインガノックのオマージュ元のシャドウランにある仮想空間が元ネタと思われる。


関連項目

情報空間を渡る情報体のクリッター

情報空間で違法・合法行為をする職業。

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最終更新:2013年07月11日 22:01