作品名:
漆黒のシャルノス
使用者:ウィンストン・チャーチル
別呼称:バスカヴィルに仇なす怒りの獣、怨念の最たる黒き魔犬、
第2に罪をかりとる者、引き裂くもの、疾く来りて駆けるもの。
断罪の牙より出でて,罪あるものらを刈り取るもの、嵐の恐怖。
能力についての詳細
形容
- 吹き荒ぶ風を纏う魔犬の怪物
- ゴム状の体
- 煤煙を固めたような黒く淀んだ色の体表
- 吹き荒ぶ風を纏う
耐え難いほどの悪臭と腐乱臭を漂わせて、
耐え難いほどの暴風と揺らぎを身に纏う、
風の、怪物。
夜の暗がりにそれの生み出した奇妙な明かりが浮かぶ。
体表を覆う無数の紅い瞳がぐるりと蠢く。
それは風を全身から身に纏いながら、
煤煙の固めたものに似た色を湛えて、
ゴム状の体表を軋ませて。
(中略)
それは炎ではなく、黒く淀みながらも、
引き裂くほど吹き荒ぶ風を纏っていたから。
風に煌めく白い牙。
- 登場初期は貌にあたる部位に白い仮面がついている。
- 後半で仮面がはずれ、人の紅い瞳が露になる
- 作中でブラックドッグの宿主と目撃者が親しくないせいか、その瞳が似ているかどうか言及されない。
粘性の涎を次々と垂らす顎の上の“貌”を。
白色の硬質なものに覆われた、
仮面のような“貌”のかたち。
それが、ひび割れて——
音を立てて石畳に堕ちる——
(中略)
仮面の下にあった本当の“貌”を。
紅い瞳。けれど、蠢く無数の瞳とは異なる、
人間のものにひどく酷似した血色の双眸を。
嵐の恐怖
舗装街路を裂くほどの、猛風の黒い怪物。
体躯に空いた孔から風が吹き出して、
それは、黒い街の建造物の幾つかを割った。
轢殺
- ブラックドッグの突進
- 直撃を避けても纏う風の余波で寸断される。
- 作中では轢殺とされている。
『何者も逃れることは出来ない。
鋭い牙から逃れたとしても、
やがて、追い縋る風が全身を寸断する。
使用者との関連性
《怪異》を生み出した想い
- 風を恐れた想い
- パスカヴィルの魔犬の真犯人を切り裂いた風を恐れる想いから生じた《怪異》
- 風によってあらゆるものを断罪したいという使用者の想いも含まれている。
妖精型からの進化
【モラン】既に殺害した4名を要素として、
眷属型への進化を果たしたと予想されます。
元ネタ
バスカヴィルの魔犬
アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの長編小説の一つの訳題。
関連項目
《怪異》ブラックドッグの種族分類。
《怪異》ブラックドッグの妖精型。
関連タグ
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最終更新:2022年07月11日 00:39