クリッター・ブラッドツリー

作品名:赫炎のインガノック
使用者:クリッター・ブラッドツリー,ペトロヴナ
別呼称:妖樹

スチームパンクシリーズ(Liar-Soft)に登場する存在。
クリッターのひとつ。
インガノックに現れるクリッターの中で 唯一増殖する 能力を持つ。 スーク・ベイリング? 誰だそれは。
ブラッドツリーの種子を大気中へと漂流させ、 着床した人間の肉体と精神を奪う
最後には 体内から破裂して、種子を撒き散らすことで増殖する。




寄生状態のブラッドツリーについて

形容

  • 樹化病罹患者から出ている赤黒い蔦
    • どこか幻想的な美しさを放つ。
    • 種子から発芽した模造体のブラッドツリー。
      • ”蔦“が出ているのは末期。
都市下層でたびたび目にされるのは、
うねる黒色と赤色で構成された“蔦”。
不気味であるが、どこか幻想的で、
ある種の美しさを備えているという。
だが、それは種子が発芽したものであって、
決してクリッターの本体ではない。

樹化病

  • クリッター・ブラッドツリーの種子が着床した状態
    • 精神及び肉体を蝕まれている。
    • 罹患者は数年で死に至る。
——樹化病とは。
正確にはこれは病ではない。クリッター・ブラッドツリーの死の種子が
肉体に着床してしまった人間の状態を指す。
精神を蝕まれ、肉体を“蔦”に奪われ、
罹病者は数年のうちに死に至る。

物理透過の“蔦”

  • 物質を透過する“蔦”
    • 服を透過し、四肢に巻き付く蔦。
オルガンを弾く指先にこそ絡んでいないが、
その四肢には黒色のツタが巻き付いている。
物質ではない。
ツタは服をすり抜けて娘の体に絡んでいる。
  • 自己防衛機能を持つ
    • 蔦を取り除こうとする者を攻撃する。
宿主の死までは成長以外の活動をしないが、
切り離そうとすると蔦で攻撃してくる。
  • 防衛以外の時だと宿主にちょっかいをかける
    • 撫でたり、手首を締め付けるなど
手首を不規則な強さで締めつけたり、
不気味な優しさで撫でたりしてくる。
嫌な“蔦”、恐ろしい“蔦”。


顕現している模造体のブラッドツリーについて

形容

  • 全身にゼンマイ模様
——その全身に——
描かれたゼンマイ模様——
  • 植物に似たクリッター
    • 黒ずむ血とほぼ同じ色の表皮を持つ。
    • 樹化病の蔦と同様に幻想的な美しさを持つ。
ひどく歪んだ植物に似た姿。
住宅中を軋ませながら周囲に広がり続ける
組織を覆う表皮は、黒ずむ血とほぼ同じ色。
幻想的なある種の美しさを備えた植物体。

種子の現象

  • 人を蒸発させる黒い種子
    • 直撃を受けると蒸発する。
      • 物理的な効果によるものか、何らかの概念的な効果かは不明
    • 直撃を回避したとしても樹化病に罹患する。
      • 種子に触れなくても樹化病に罹患する。
周囲に無数の種子が浮き、現象が発生する。
死を振りまくものが確かに視える。

(中略)

人間の精神と肉体に吸着する黒の種子。
あれこそが死だ。死の集合体。歪みの死。
跡形もなく人を蒸発させ得る、死の現象。

(中略)

もしも種子を避けられたとしても、
空間を埋める新たな種子が全身を侵食する。


ブラッドツリー本体について

名前の由来

  • 南洋に棲息した吸血植物
    • 該当する南洋の植物に姿が似ているらしい。
    • 別称として妖樹とも呼ばれる。
——クリッター・ブラッドツリーとは。
その特徴と姿から、
南洋に棲息した吸血植物の名を与えられた、
41のうち唯一の増殖型クリッターである。
俗称として、妖樹と呼ばれることもある。

無限増殖

  • 模造体の種子をばら撒くクリッター
    • 種子は大気に乗ってインガノック中全域へと届く。
    • 種子は生物に着床し、苗床を蝕む樹化病と化す。
  • 作中には無いが分裂による増殖も行う。 挿し木とかいうな
このクリッターは、増殖分裂もしくは
種子の拡散によって己の摸造体を生み出す。
10年前の出現時に撒き散らされた種子は
都市下層の大気中に粒子として漂っており、
生命力の弱った子供や老人に取り憑いた。
そして、宿主の滋養を吸い、
肉体と精神を奪いながら成長し、やがては
その命が終焉するときに破裂して種子を撒く。

死の種子をばらまく

  • 大気中に漂い、人の肉体・精神に浸食する
    • 摸造体のブラッドツリーと違い、自身から種子を放つ。
    • 形質変異の病
    • 肉体の種子を取り払っても精神の種子がある限り成長し続ける。
【ギー】肉体に浸食する種子を取り払っても、
    精神に根ざした種子は拭えない。
    ……やがて、精神の根幹が浸食されて。
    ……絶望だけが残った時に。
    ……育ちきった“芽”は、弾けるのだ。

触腕攻撃

  • 死の種子をばら撒きながら対象を引き裂く
    • つまり模造体の攻撃+触腕の切り裂き攻撃である。
彼女の叫びに巨体が応じる。
巨体から繰り出される無数の触腕すべてに、
まとわりつく無数の種子が、確かに視える。

(中略)

それは死を振りまき、それは種子を植える。
それは人間の精神と肉体を蝕み破滅させる。
都市全土の人々さえ。

西享人の血に反応する

  • 西享人を執拗なまでに探し出し殺害する特性を持つ
    • 模造体ですら樹化病患者から離れて西享人を襲う。
    • ブラッドツリーのみがこの特性を持つ。
    • 他のクリッターは無差別に人を害する。
発掘された記録情報がある。
10年前、出現した41体のクリッターは、
まず、都市じゅうの特定の人間を殺害した。
特定の人間。
すなわち西享人とその血縁者である。
クリッターは執拗なまでに彼らを探し出し、
恐怖と共に喰らい尽くしたという。
その数は記録されていないが、百足らずか。

(中略)

西享人とその血縁者に反応していたのは、
とある種類のクリッターのみだったのだ。
無数の分身を作り出す大型クリッター。
その名は、ブラッドツリー。
増殖能力が人を襲う能力そのものとなる、
大型クリッターである。
  • 玩具であった時に 人の血がついたことに起因する
    • 付着した血液は西享人のもの。
41の玩具を院長は用意した。
ゼンマイ仕掛けの玩具を。
ひとりひとりに宛てて、
院長は玩具に簡単な名を記した。
その最中に、院長は怪我をしてしまった。
動く植木鉢の玩具で指を切ったのだ。

(中略)

ちなみに——
院長は西享人だった。


元ネタ

南洋のブラッドツリー
恐らく竜血樹の事と思われる。
ソコトラ島、カナリアス諸島などの南の島で見られる樹。
吸血はしない、むしろ血のような樹液を流す。


関連項目

ブラッドツリーの種族分類。

ブラッドツリー本体と《奇械》ミランが融合した存在。

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