作品名:シリーズ全体
用語分類:種族分類
赫炎のインガノックに登場するクリッターについて
概要
- 異形都市インガノックに現れた大型の異形
- 総数は41体。
- 人を襲う。
- 物理破壊が不可能なため、現象として扱われる。
- ゼンマイ捻子を体のどこかに持つ。
- 不滅(討伐後も復活する)
人々はクリッターを“災害”として扱う。
生物として扱えるものはいない。
物理手段で打ち倒すことができない以上、
そうする他にないからだ。
銃弾も毒も、クリッターには通用しない。
おとぎ話の幻想生物たちの姿を模した
クリッターたちは、人間を害するようにと、
何者かによって定められていると言われる。
通常の幻想生物たちとの違いは、
体のどこかにあるゼンマイ捻子。
クリッターの体には必ずそれがある。
(中略)
一部個体は“討伐された”と伝えられるが、
その多くは休眠状態にあるとされる。
現象数式体(クラッキング・ビーイング)
- 現象数式によって生み出された存在
- 現象であるので生物ではなく、粉々に破壊されても復活する。
- グリム=グリムによって玩具が怪物の現象として変異した。
——クリッター現象について。
これは10年前に一瞬だけ存在していた、
クリッター学において提唱された説である。
すなわち《復活》によって出現した
41体のクリッターは生物などではなく、
現象の一種に過ぎないと捉える説である。
情報空間すら存在するクリッターは、
人を害する現象そのもの。
それぞれが《奇械》に対応する
- 41体のクリッターは41体の《奇械》に対応する
- 作中では以下の《奇械》とクリッターが対応する事がわかっている。
- 《奇械》の基となった胎児と胎児がもらうはずだった玩具の関係
- ブラッドツリーのようにクリッターになってしまう前の出来事も関係する。
- 胎児が産まれる前に感じた恐怖を感じさせる。
41の玩具を院長は用意した。
ゼンマイ仕掛けの玩具を。
(中略)
何かをひとつ歪めただけで。
41の玩具は、荒ぶるクリッターとなった。
クリッターの生み出す恐怖は、
41の生まれなかった命の感じた恐怖は、
人々を苦しめ続けた。
そして人々は完全に記憶を失う。
恐怖に上書きされて。
クリッターの戦闘能力
基本性能
- 物理無効
- 消滅耐性
- 感化(見た者を恐怖させる)
- 恐慌の声(クリッター・ボイス)
- 瞬間移動(現象として突如出現する)
- 死の現象
物理破壊不可能
人々はクリッターを“災害”として扱う。
生物として扱えるものはいない。
物理手段で打ち倒すことができない以上、
そうする他にないからだ。
銃弾も毒も、クリッターには通用しない。
(中略)
特定の弱点以外の物理的な破壊力は
決してクリッターの体を傷つけない。
クリッター・ボイス
恐慌の声と呼ばれる、
人間の精神を硬直させる音を放つ。
別名を、“クリッター・ボイス”。
- 声を聞いた者の脳神経を破壊する
- ゴーレムのクリッター・ボイスはさらに強力で都市を揺るがす。
唸り声をあげた緑色を“右目”で睨む。
おそらく今のが恐慌の声か。
人の脳神経を破壊し、死か狂気を植える。
- 耐久機関が存在する
- 耳に装着する外付けの数秘機関
- 上層兵たちの通常装備。
———理解する。
彼の両耳には外付け型の数秘機関があった。
上層兵たちの通常装備、耐クリッター機関。
感化能力
- 周囲の人間を恐怖に陥れる
- 姿・存在を認識していなくても身体が恐怖を感じる。
- 直視すれば確実に恐怖によって精神が硬直する。
見る者がいれば。
およそ確実に、精神が硬直しているだろう。
恐怖に慣れきったはずの体が震えるだろう。
見る者に恐怖をもたらす。
この異形は根源的なそれを備えているから
破壊。死。恐怖。叫び。
それらのすべてがこれの根源を構成する。
都市に生きる者を、残らず、畏怖させる。
瞬間移動
そいつがいきなり現れた。
軽く100フィートを超す、でかい奴が。
元ネタ
クリッター(Critter)
- 英語のCreature(生物)から変化した単語。生命体。
- 世界各地に目撃例のある未確認生命体。
プラズマ状の空中生命体とされ、別名で「プラズモイド」と呼ばれる。
- 映画「Critters」に登場する地球外生命体
関連項目
《赫炎のインガノック》に登場したクリッター
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最終更新:2019年10月22日 02:40