作品名:
漆黒のシャルノス
使用者:エイブラム・ストーカー
別呼称:第3に血の大地を砕くもの、打ち砕くもの、揺るがずに聳え立つもの。
朱の大地より生まれ出でて,小さき命を吸い続けるもの、大地の恐怖
存在についての詳細
名前の由来
- 絵本に登場する土の巨人
- 元ネタは様々な伝承を持ち、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『幻獣辞典』 や北欧の絵本に登場する。
トロール。そう囁く声が聞こえていた。
思い出すのは、幼い頃に絵本で読んだ、
土の巨人。
形容
- 振動を纏う土の怪物
- 耐え難い悪臭と刺激臭を放つ。
- 無数の紅い瞳を持つ。
- 周囲を揺るがす振動を放っている。
耐え難いほどの悪臭と刺激臭を漂わせて、
耐え難いほどの振動と揺らぎを身に纏う、
土の、怪物。
暗がりに、
それの生み出した奇妙な明かりが浮かぶ。
体表を覆う無数の紅い瞳がぐるりと蠢く。
それは石と土とを全身に纏いながら、
濁った土によく似た色を湛えて、
体表の破片を溢して。
幾つもの石と岩と土の上にある“貌”を。
白色の硬質なものに覆われた、
仮面のような“貌”のかたち。
それが、ひび割れて——
音を立てて石畳に堕ちる——
(中略)
仮面の下にあった本当の“貌”を。
紅い瞳。けれど、蠢く無数の瞳とは異なる、
人間のものにひどく酷似した血色の双眸を。
振動を纏う土塊の怪物
- 振動を纏って触れるものを打ち砕く
- シャルノスの狭間の石畳が存在しているだけで砕ける。
舗装街路を砕くほどの、激震の黒い怪物。
そう、それは常に揺れていた。
何もかもを崩落させる地揺れのようにして。
何、何。これは。
炎でも風でもなく振動を纏った、怪物。
僅か3フィートの距離から、
激しく振動する土くれの破片が落ちていく。
小さな破片が触れると、
スカートの端が風船のようにぱんと弾けた。
肌が、同時に、僅かに裂かれたのを感じる。
体躯に空いた孔から土が吹き出して、
それは、黒い街の建造物の幾つかを砕いた。
使用者との関連性
妖精型からの進化
- 妖精型からの進化
- 自身の精神を進化に必要な要素として用いて進化させた。
【モラン】自己の精神を残る要素として
眷属型への進化を果たしたと予想されます。
元ネタ
トロール(troll)
北欧の伝承に登場する妖精の一つ。大地や山に住む巨人とされる。
関連項目
トロールの種族分類。
トロールの妖精型。
関連タグ
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最終更新:2022年07月11日 00:39