鋼鉄乙女

アイアンメイデン
作品名:Hyper→Highspeed→Geniusシリーズ
使用者:時雨里姫乃、聖女アナ、サリー・霧宮

Hyper→Highspeed→Geniusに登場する能力。
『能力』(ギフト)のひとつ。
精神的、肉体的攻撃を無効化する能力
正確には時雨里姫乃が肉体改造と尋常ではない疑心暗鬼の末に手に入れた技能。
姫乃のルートでは真の『能力』である鋼鉄乙女を手に入れ、ノアと融合することで
意志の力によってあらゆる攻撃を無効化するとともに、成人後も消滅しない消滅耐性を持っている
続編の『HHG 女神の終焉』ではサリー・霧宮が所有する『能力』のひとつ。
こちらも物理・精神的攻撃を無効化する能力。
また『能力』の特徴として能力略奪耐性がある。




『技巧』としての鋼鉄乙女

来歴

  • 使用者に行われた人体改造の賜物
    • 『時雨里』の娘であるが無能力者であったため代わりに肉体改造をさせられた。
      • 特殊な薬を服用し続けて体が変質し、痛覚の遮断も訓練で得たもの。
      • 尋常でない疑心暗鬼に陥り、精神攻撃に対する耐性も獲得した。
「『時雨里』の娘であるのに『守護者』として
 生まれなかった私は……」
「生まれてから口にし続けたものが、肉体を
 改造するための薬だったわ」

攻撃無効化

  • 外からの攻撃を無効化する
    • 攻撃の種類は物理・精神を問わない。
      • 特殊な薬を服用することで肌を硬質化して物理攻撃を防ぐ。
      • 現実すら信じられない疑心暗鬼によって精神攻撃、幻覚に耐えられる。
    • 体内に吸引する病毒については無効化できない
≫時雨里姫乃の『能力』
 精神的なものすら含む、あらゆる攻撃を無
 効化することができる。
 ただし、毒などを体内に吸引してしまった
 場合その効果を防ぐことはできない。

再生能力

  • 常人以上の再生能力を得る
    • 『能力』と遜色ない速度で傷が塞がる。
姫乃の治療を開始した頃には、あいつの傷は
ほぼ塞がっていた。
実は超再生の『能力』じゃないか、
と疑いたくなるほどに。


『能力』としての鋼鉄乙女

鋼鉄の意志による絶対防御

  • ノアと融合した精神攻撃すら遮断する絶対防御
    • 以前よりも強力なノアの暴走によって起きている葉月市中の
      苦悶・恐怖・暴走を引き受けても耐久できる
──これが真実の『鋼鉄乙女』
『能力』を掴み取った姫乃の、本来の力なのか。
学生たち……いや。この葉月市にいるであろう、
全ての人々の想念。
苦しみや恐怖といった負に彩られたそれらの結晶を、
姫乃は一身にその身に刻んで──。
  • あらゆる物理・能力攻撃を無効化する
    • 未来世界における戦争中も『絶対防御』だった。
    • 『修正天使』同様にノアと融合している『能力』なので、通常の『能力』は通用しない
メフィスト「彼女の『鋼鉄乙女』は絶対防御の『能力』。
      誰も勝てないはずだった。」

+ 当時存在したとされるもの
  • バックブリーカー等の関節技
  • レーザー兵器
  • 絨毯爆撃
  • 戦車、装甲車を貫通する水圧兵器
    • 身体的弱点・通常兵器などの物理無効化
  • 『能力』無効化装置
    • 能力無効化耐性
  • 毒霧
    • 毒・もしくはそれに類似する悪性効果無効


不滅能力

  • 成人後も使用可能なほどの消滅耐性をもつ
    • 最低でも数十年は『能力』が残存する。
≫時雨里姫乃の世界長就任より、数十年後

欠点

  • 任意発動
    • 油断・隙がある際に狙われると無防備
 その影響で隙を見せてしまった時雨里姫乃
 が久司郎の墓参りの際に、刺客の手にかか
 り、死亡。


サリー・霧宮の鋼鉄乙女

薬物による肉体改造

  • 時雨里姫乃と異なり、発動に薬物を必要としない
    • サリーを含む複数名の人体実験の結果得た『能力』。
      • 薬物を作って獲得した能力であるため、疑心暗鬼や発育不全などのペナルティがない。
サリー「二つの『能力』を得ることができるのなら、
    三つ目の力を得ることも可能かもしれない」
   「だから今度は肉体改造を目指してみた」
久司郎「『鋼鉄乙女』か」
サリー「そう。これは薬と人体実験の結果、発現した」

欠点

  • 不安定
    • 定期的に薬物の摂取が必要。
      • 『能力』獲得後も薬物の摂取が必要。しかもこの薬は作る度に爆発する
   そしてそこから不思議な色の液体を取り出し、
   ごくごく飲み干した。

久司郎「お、おい。大丈夫なのか、それ」
サリー「これは『鋼鉄乙女』の『能力』を安定させるために
    必要な薬」


使用者との関連性

時雨里姫乃の場合

  • 『技巧』の鋼鉄乙女は肉体改造の劇薬を飲み続ける必要がある
    • 免疫体制の無い子どもだといつ死んでもおかしくない
      • 生き延びても発育不全などの異常がある。
姫乃「その薬は劇薬で、成長過程でいつ死んでも
   おかしくはなかった」

聖女アナの場合

  • 己に膨大な魂を内包するための能力
    • 魂を入れ込む器の強度を上げる。
「『鋼鉄乙女』を持つ私はこの世すべての
 魂を飲み込んでもへっちゃらですよ!」

サリー・霧宮

  • 本当の『能力』を獲得させないために女神が渡した能力
    • 明智久司郎を惹き付ける撒き餌としての役割も担っている。
久司郎「サリーが持っていた三つの『能力』は、
    俺をこの世界におびき寄せるための誘蛾灯だ」

    俺はそれに惹かれ、誘われ、呼びこまれたんだ。
    この世界に──

久司郎「そして、同時にサリー本来の『能力』を
    封印するためのもの」
  • 能力略奪耐性がない
    • 『女神』が設定して与えた偽りの『能力』であるため、能力略奪耐性を持たない。
      • 『女神』の気分で取り上げられる。


元ネタ

アイアンメイデン(英:Iron Maiden
日本名「鉄の処女」。中世ヨーロッパに存在したとされる拷問器具。
バートリ・エルジェーベトが作らせたものとする伝説がある。


関連項目

鋼鉄乙女の能力分類。

"未来の日"において『鋼鉄乙女』を不滅・絶対防御にした秘宝。

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最終更新:2021年07月22日 14:59