ロムルスの槍(アンチリテラルの数秘術師)

作品名:アンチリテラルの数秘術師
使用者:冴上誠一

アンチリテラルの数秘術師に登場する武器。
スカラーで出来た武装であり、あらゆる性質を吸収する特性を持つ

+ 初期起動シークエンス
《―――アンチリテラルを確認》

システム状況を確認(チェック)…………全機能異常なし(オールクリア)》}}}

システム起動開始工程(システム・ブート・シークエンス)初期起動(ファーストブート)まで残り30秒。29、28、27……》





武器についての詳細

来歴

  • アイン・ソフを封印していた武装
    • 性質を吸収する特性を利用して、アイン・ソフを封印したが、槍が不完全であったのとアイン・ソフ自体が強すぎて自壊した。
「最初に貫いたものの性質を奪い、槍の中に封じる事が出来る。いわば封印装置ってところか
な。これを使って、高貴なる血族はアイン・ソフを封じ込めた。しかしその封印は完全ではな
く、内部に閉じ込めたアイン・ソフの強大すぎる力によって、槍は自壊を始めてしまった。や
むなく、高貴なる血族はアイン・ソフを槍の中から自らの内に移し替え、"無限"の災厄の数となった。(略)」

基本性能

刀身 1メートル程度
重量 皆無
切れ味 マウザーBK27の連射に耐えきるホムンクルスを切断可能
特性 性質の吸収
任意で虚空から出現

形容

  • 小型の短剣
    • 持ち手の柄が異様に短い
    • 両刃の刀身
      • 刀身が青い
      • 刀身の長さは1メートルほど
 口にした通り。槍というよりは剣にしか見えない刃物だ。
 刀身は1メートル程の、肉厚な両刃である。刀身は少し青みがかっていて、持ち手の柄の
部分が異様に短かった。槍ではなく剣にしか見えないのは、そのせいかもしれない。

初期起動していないときはただの小剣

  • 災厄の数のカラスが使ってもただの小剣
    • 性質吸収を行っていないのでただの小剣である

スカラー武器

  • 空間から青白いスカラーで形成する
    • 刀身が薄く空色に発光している。
 誠一の垂れた右手の平に、青白いスカラーの輝きが収束していく。
 その光はやがて1つの形を成し、剣の形状に整っていく。
 中世の騎士が扱うような剣である。誠一が虚空から取り出したその剣の刀身は、ロムルスの
槍そのものであった。しかし刀身は美しい空色をしており、薄く発光しているようだった。
  • 重さが皆無
    • 後述で物体を切断できていることから、物質的な性質はちゃんと持っている。
以前見た時とは違い、その槍の刀身は、薄く青白いスカラーの光を放っていた。まるでスカ
ラーの輝きによって構築されているようなその槍は、重さというものを感じさせない。

切れ味

  • クマさんを両断するほどの切れ味を誇る
    • 常人の数倍の筋力を持ち、マウザーBK27の連射を受けても平気なクマさんを斬り伏せられる
 俺は目の前にいたクマさんの1匹を、左右真っ二つに両断した。
 立て続けに、明津の傍にいた2匹を横薙ぎにし、下半身と上半身を切り離す。

性質の吸収

  • 最初に貫いたものから存在を吸収する
    • あらゆる能力を無効化するアンチリテラルの性質さえも吸収可能。
      • アンチリテラルと対を成すアイン・ソフの封印に使用された。
  • 吸収した能力・性質は剣に付与される
    • 吸収した能力・性質を使う事が可能。
「アイン・ソフから聞いている通り、彼と対を為す存在は、太古からアンチリテラルの力だっ
た。アンチリテラルの力はアイン・ソフの揮う無限の力を無効化し、尚かつ攻撃する事が可能
な力だ。今その力はロムルスの槍に収められている。つまりは、ロムルスの槍でアイン・ソフ
を貫けば良いんだ。……その容れ物ごとね」

元ネタ

ロムルスの槍
ローマ建国神話の英雄ロムルスが使用した槍。
槍を突き刺した場所には大樹が生えたといわれる。


関連項目


関連タグ

最終更新:2021年07月07日 13:41