ラストセイバーに登場する用語。
医療用分子マシンによって進化した赤い瞳が特徴の新人類。
詳細
来歴
- 血液中に医療用分子マシンを注入した人
- 医療用分子マシンが体内物質の影響を受けた状態で脳に接続された事でニューロンのような働きをするようになった。
- 血液がコンピューター化し、血液が脳と同じ働きをすることになり、異常な情報処理能力を持った新人類となった。
「それは神の悪戯であったのか、あるいは科学の辿り着くべき未来だったのか。分子マシンは、
人体内に存在する様々な物質の影響を受け、次第にその性質を変化させていった。やがて分子
マシンは、人間の脳に接続され、あたかもニューロンの一部のように振る舞い始めた。こうし
て誕生したのが、血液コンピューターに脳が接続されて〝血脳化〟した人類────天使だ」
自身の能力操作
「これまで人類が使用していなかった脳の全ての領域にアクセスでき、その機能を使用できる
彼等の五感は、スーパーコンピュータと同等レベル。下手すればフェムト単位の超精密さだ。
集中すれば銃弾なんて止まっているのも同然に見えているし、神経伝達物質や体内物質をリア
ルタイムに制御することで、人間を超越した身体能力も発揮できる。(以下略)」
「君が銃口を構える動作を始めた時点で、彼は君の照準位置、発砲タイミングまで全てを計
算して予測し、対応できるんだ。周辺環境を考慮した弾道計算までお手のものだ」
イデア能力
- 人類が使用していない領域へやアクセスを可能とする
- 常人ではあり得ない演算能力を手に入れ、脳が使っていない領域をこじ開けてイデア能力を獲得した。
「血脳化した彼等は、これまで人類が使用していなかった脳の全ての領域を活性化させた。そ
れによって彼等は、我々人類が未だ到達できていない、未知の領域へ足を踏み込むことができ
るようになったらしい。そうして得た力の1つが────イデアだ」
「天使は基本的に、全員が何らかのイデア能力を持っている。ここに能力の強弱は存在す
るが、人類からすれば一貫して驚異的な力だよ。彼等はその力を使い、第三次世界大戦後も
人類を虐殺している。(以下略)」
血液制御(ブラッドハック)
- 己の血液で電子機器にハッキングが可能
- 血液の組成を換えて任意の半導体のような働きをさせることで電子機器やマモノを操る。
「突破されていたよ。城塞都市周辺を偵察している無人航空機や、都市内に設置された監視カ
メラや防衛システムの一部が、天使の〝血液制御〟によって改竄されているのが発見されて
いる。諸君も知っての通り、天使は自らの体内に流れる血液の組成を任意に変化させ、まる
で半導体のように振る舞わせることができる力を持っている。彼等が血液でマモノを操ったり、
電子回路をハッキングするのはよく知られているだろう。今回の血液制御に使われた血液をD
NA鑑定した結果は、やはりイグニスと一致している。」
不死性
- 血液に全記憶を保存して肉体を入れ換えることが可能
- 肉体が老化するば血をバックアップにして肉体を取り換えることができる。
- 血液がある限り肉体的な死が訪れない
- 脳髄を破壊されても血液がある限り肉体を修復して死後も復活する。
「あたし達のような第6階梯以上ともなると、純血種と呼ばれる程に血が優秀でね。自分の全
ての記憶を血液にコピーして、新しい肉体に移住することができるのさ。第三次世界大戦から
記憶継承によって生存している古株の終焉の騎士は、あたしを含めて4人いるよ。君達の知り
合いのイグニス卿も、その1人さ」
元ネタ
アイオーン(Aion)
グノーシス神話に登場する神性、あるいは天使。
この世に悲劇があるのは偽なる神が創造したあるいは正常な世界が狂ったとされ、絶対善である真の神がいるとされた。
その真の神との繋がりを知らしめる存在がアイオーンとされている。
関連項目
天使が目覚めた新たなる異能。
天使が創り、世に放った人類抹殺のための生物兵器。
天使の紛い物。
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最終更新:2020年05月30日 07:49