存在についての詳細
形容
- 水銀の双頭蛇龍
- 鋭い鉤爪を備えた四肢を持つ。
- 互いの蛇身が螺旋状に絡まっている。
出現したのは龍だった。ゆるやかに流動してうねる蛇身と、鉤爪を持つ四肢。そして禍々し
い巨大な翼。水銀の鱗に覆われた蛟龍だ。
それが、二体──
同時に出現した二体の龍は、螺旋状に絡まり合って、前後に頭を持つ一体の巨龍の姿を形作
っている。すなわち双頭の龍の姿を。
次元喰らい(ディメンション・イーター)
- 高次・低次関係なく空間内のものを破壊する
- 物質・非物質関係なし。
- 模造天使の概念的に接触不可能な光剣等も消滅させる。
古城の眷獣に向けて、摸造天使が光剣を放った。
だが、龍たちは、それぞれ巨大な顎を開き、その奥の底知れぬ深淵へと光の剣を呑みこんだ。
そして欠片すら残さず消滅させる。天使の光剣を喰ったのだ。
天使の身体を包む黄金の光が、輝きを増した。それは高次元から流れこむ神気の光だった。
その輝きをまとう摸造天使は、この世界に実体化しながら、高次元世界の属性をまとう。
真祖の眷獣がどれほどの破壊力を誇ろうとも、異世界に属する天使を傷つけることはできない
(中略)
水銀色の古城の眷獣が、決して触れることができないはずの天使の翼を、周囲の黄金の光ご
と喰いちぎっていた。
彼らの顎に喰われた空間は、この世界から消滅する。
いわばこの世界そのものに、回復不能のダメージを与える眷獣なのだ。
欠点
- 喰われた分だけ世界が歪む
- 巨大な次元の穴が開けば物理法則に影響を引き起こし世界的な災害を引き起こしかねない。
第四真祖の三番目の眷獣、〝龍蛇の水銀〟は、六式・改と同じく、空間を削り取る能力を持
っている。より正確にいえば、古城の眷獣の攻撃は、空間だけではなく、すべての次元のあら
ゆる存在に対して適用される。
(中略)
空間の歪みが、地殻や重力にまで影響を与えたら、偽雪菜の指摘どおり、世界規模の災害を
招くことになりかねない。
元ネタ
アル・メイサ(Al Meissa)
オリオン座ラムダ恒星の通称。
アラビア語が元となっており「輝けるもの」という意味ではないかとされている。
元々はふたご座のγ星あるいはε星につけられていた。
メルクーリ(mercury)
ラテン語で「水銀」を意味する語。
関連項目
龍蛇の水銀の種族分類。
関連タグ
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最終更新:2019年05月18日 19:34