存在についての詳細
形容
百華の砲撃による爆発音にもそう劣らない、大気を震わす咆哮をいましがたあげたのもそい
つだ。体高四メートルを超え、頭の部分だけ赤い外殻に全身を覆われた、類人猿じみた外見を
持っている。世界中で最も確認された数が多い種族とされ、零もこの半年足らずで何体か見て
きた。
頑強かつ俊敏
霜川が幽霊でも見たかのように叫ぶ。気持ちはよくわかった。レッドキャップ自体はひたす
ら頑強で、巨体のわりに動きも素早いが、特別強いというほどの種族ではないので、学園島に
一体だけ出現したならばだれもここまで動揺しない。
元ネタ
レッドキャップ(英:Redcap)
イギリスの民間伝承にある、人間を惨殺する妖精。
レッドコームとも呼ばれる。
醜悪で背の低い老人の姿をしており、殺した人間の血で染めた赤い帽子と鉄製の長靴を身に着けて、杖をたずさえている。
燃えるような赤い眼、突き出た歯に、鋭い鉤爪を持ち、人殺しに纏わる血塗られた場所に出没するとされる。
人に強烈な殺意を持っている極めて残虐な霊的存在であり、たとえ遠く離れた所にいたとしても恐るべき速さで瞬く間に接近し、斧を振りかざして襲ってくる。
弱点は、ロザリオ等の十字架であるとされる。また、捕まったときに聖書の文句を二言三言口にすれば姿を消すという。
関連項目
レッドキャップの種族分類。
関連タグ
リンク
最終更新:2019年04月24日 21:37