存在についての詳細
形容
- 体高三メートル半ほどの、二本の角と七本の足、翼開長が六メートルの翼が特徴の牛のような生物
- エアレー(元ネタの項目を参照)に翼を生やしたような形態。
指揮系統も崩れきったころ、琥玲子の〝お守り〟を任された駐屯部隊の後方支援班は〝ワー
ルウィンドエアレー〟という種族名を持つ上級個体に強襲された。
瘦せこけた雄牛に似た姿は体高三メートル半ほど、二本の巨角と左右非対称の七本の足、な
により翼開長が六メートルにもおよぶ翼が特徴的なその煉蛇はいまでこそ〝高速で飛翔する危
険な種〟だと認識されているが、そのレベル5でようやく正式に確認された上級個体であり、
当時は種族名もない未確認個体だった。
飛行
- 煉気を使って飛行する能力を持つ
- 身体能力は低く全ての性能を飛行能力に振っている。
- 飛行能力を有する煉機器は少ないため銃後を侵す危機となりうる。
零は琥玲子の話でも聞いたし、特殊授業でも習ったが。ワールウィンドエアレーはたとえば
その強度や直接的な打撃力、発する煉気の強さなど数値化できるような項目は軒並み低めの、
接近時の戦闘能力に関しては決して高くない種族だ。
ただ、煉気を飛行能力に変換し航空力学を引きちぎったかのように自在に空を飛ぶ、という
一点のみで危険な種族に分類するには充分なのだった。
元ネタ
ワールウインド(英:Whirlwind)
つむじ風。旋風、竜巻などに属する気象の一種。
エアレー(英:Yale、ラテン語:Eale)
エチオピアに生息すると伝説の生物。牡ウシに似ているとされている。
エアリー(Yali)、ジャル(Jall)とも呼ばれ、フランス語ではセンティコア(Centicore)と呼ばれる。
イノシシの牙と、どの角度にも向きを変えられる2本の非常に長い角を持っている。
名前の由来はヘブライ語の「ヤ・エル」(ya-el, 「山のヤギ」)や角を動かせることからギリシア語の「エアレン」(εαλην, 「押し返すこと」)から来たとも言われる。
1キュビットの角を二本持ち、戦いの時は、片方の角を前に伸ばして戦い、もう片方の角は後ろに向けておくという。それで、戦っている方の角が傷付くと、もう片方の角と入れ替えるという。
特徴はプリニウスの『博物誌』、ガイウス・ユリウス・ソリヌスで少々変わる。
特徴 |
プリニウスの挙げた特徴 |
ガイウス・ユリウス・ソリヌスの挙げた特徴 |
色 |
黒あるいは黄褐色 |
黒 |
サイズ |
カバ |
ウマ |
角以外の特徴 |
イノシシの顎 ゾウの尾 どの角度にも自由に動かせる大きな牙 |
川の水を浴びることを好む イノシシの顎 ゾウの尾 どの角度にも自由に動かせる大きな牙 |
中世ヨーロッパの動物寓意譚によるとバジリスクはエアレーの敵で、眠っているエアレーを見つけると目を刺し、張り裂けるまで膨らませるという。
関連項目
ワールウィンドエアレーの種族分類。
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最終更新:2019年04月23日 23:19