グロスアルビオーン

作品名:叛逆のドレッドノート
使用者:-

叛逆のドレッドノートに登場する存在。
煉蛇の一つ。ランクは災害級個体。
高い再生能力と剥がれた肉片から下級個体を生む白い巨人




存在についての詳細

形容

  • 貌のない白い巨人
    • 推定十メートルの人型。
    • 頭部は白い球体で顔のパーツがない。
 まだ距離があるので正確にはわからないが、推定で十メートル前後はありそうな巨体。なま
じヒト型をしている蛇だけに、そのおぞましさも生半可ではない。

(中略)

 全身、卵の殻のような、見事に焼きあげられた白磁のようなつややかで硬質な外殻に覆われ
て、ヒトの顔に当たる部分にはただただのっぺりした白い球体があるだけだ。手足にはそれぞ
れ十を超える関節があり、そちらも無数の白い球が連なってヒト型を形成しているような様相
を呈していた。(以下略)

超再生能力

  • 高速かつ重傷に耐える再生能力を持つ
    • 継続的に集中砲火を浴びると死ぬが、〈イモータルファイア〉のような単発だと倒すことが困難。
      • イギリスではひたすら砲撃を浴びせることで倒された。
(中略)イギリスに現れたときは、異様なほどの再生力を発揮し、いつまで経
っても死なずにひたすら下級個体の繭をまき散らし続け、自身はその巨体で戦車をたたきつぶ
して無数の兵士を殺戮したあの化け物を、無傷のまま仲間たちに接敵させるなど愚の骨頂だ。

軍勢展開

  • 飛び散った肉片から下級個体が孵化する
    • 再生能力もあるため戦車を潰すグロスアルビオーンを相手にしながら下級個体の相手もしなければならない。
〈イモータルファイア〉から放たれた光の一撃がまっすぐに伸び、グロスアルビオーンの顔面
──ヒトの顔面に相応する部位に直撃する。金属質の音を響かせ、表皮が砕け散った。白い破
片が海面に落ち、そのすべてが黒い砂に──ならない。そのうちのいくつか、少なくない数が
下級個体に姿を変える。単純に繭がべったりとついていたのか、コマンデッドハッグのように
体内に繭を溜め込む性質があるのか。なんであれ、無数のゴートサッカーが、スクリーマー系
が、ジェニーハニヴァーが、ほかにも数多くの下級個体が羽化して、親玉といっしょに泳ぎ、
歩き、向かってくる。……そう、グロスアルビオーン本体の足も止まらない。
 イギリスでもひたすらに砲撃を浴びせられ続けて死んでいるわけだし、完全にノーダメージ
だったはずはない。けれど、その動きが鈍った様子はいっさいないし、砕けた表皮も肉がうご
めくように脈動して急速に再生している。表皮の下に見えていた黒い肉はあっという間に見え
なくなる。その光景がまた嫌悪感を誘う。


元ネタ

アルビオーン(古代ギリシア語: Ἀλβιών、英:Albion
ギリシア神話に登場する巨人。
ポセイドーンとアムピトリーテーの一子であり、アルビオーン島に住む巨人の名である。
英雄ヘラクレスが西に向かう際に、道を塞ごうとしたアルビオーンを倒したと言われる。


関連項目

グロスアルビオーンの種族分類。

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最終更新:2019年04月19日 23:05